アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

雷シーズンの到来

5月6日、GWの最終日であるが、この日は雷雨となり、午後、アンテナを下げて雷雨が通り過ぎるのを待った。また、5月14日も、午後雷雨となった。丁度、東京に出張に行っていたが、既に不安定な大気の状態との情報があったので、念のためにアンテナを下げておいた。
2017年一昨年の雷雨は、5月31日、忘れもしない、非常に大きな雷雨で各所で落雷があり、アンテナを上げたままの状態であったため、ヒヤヒヤしていた。昨年は、5月16日に雷雨の記録がブログに上がっていた。すなわち、今年は昨年よりも10日も早く雷が訪れたが、その後も、雷が発生しており、年々、雷シーズンの到来が早まっていることが気になる。
雷シーズンが到来すると、毎朝、Yahoo天気を見て、その日の予報や大気の状態を確認する。非常に的中率が高い予報であり、この2年間、情報を得てきた中、いまのところ、判断ミスが無いという状況だ。
雷のリスクに対して、どのようにしているかであるが、Yahoo天気の情報からは、次の3段階で把握している。
・雷の予報は無く、曇りや雨が続いている:レベル0
・晴れているが、午後、にわか雨の情報が少しある。:レベル1
・大気が不安定、長野地方も雷雨の恐れがある:レベル2


レベル0では何も行わない。アンテナは下げず、ケーブルもつなげたままである。
レベル1になると、アンテナは下げないものの、同軸ケーブルはアンテナ切替器の直下の共通部分、及び、CD78jrのみを取り外す。
レベル2は、アンテナを下げ、同軸ケーブルも外す。これも、切替器の共通部分、そしてCD78jrの部分だけだ。


この理由を説明する。
NB42Xのエレメント本体と214Cのラジエータは、タワー本体と電気的に結合されていない。CD78jrのエレメントは電気的に結合されている。


タワー本体は避雷用接地が施されており、大地と等電位になっている。
雷が近づくと、雷は大地と違う電位を持つ。落雷は、雷の電位と大地の電位の電位差が生じているところに対する短絡現象なので、もし、アンテナのエレメントが接地されてる場合、落雷の恐れがある。そこで分離することによって、大地と異なった電位にすれば、落雷は起こらない筈である。
CD78jrは、メーカーによれば、その短縮率のため、マストクランプの部分で接地されている。そのため、外しておかないと、同軸ケーブルを介して結合状態が発生する。
また、無線機側では、リニアアンプの接地端子とTS-480の接地端子をコモンモードフィルタを挿入した電線で結合し、保護接地としている。このリニアアンプの接地線は、3Pプラグで200Vコンセントの接地端子に接続できるようにしている。すなわち、運用時は、保護接地を得られるようにしておくが、電源プラグを外したときは、接地を切り離し、大地との閉回路を無くしている。
気休めかもしれないが、これらかの雷シーズン、十分に注意して行いたい。

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