アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

14MHz WSPR近況

少し、前のデータになりますが14MHzにおけるWSPRデータをアップします。約1週間前、4月15日の14時ごろから翌16日11時ごろまでに14.09719MHzにてWSPRを運用しました(ビーコン運用なので、ただ無線機を通電しっぱなしにしただけです)。アンテナは短縮4エレを330度(北北西)に固定しておき、夜0時過ぎに30度(北北東)に向けなおしております。既にお知らせしておりますように、7MHzの状況はシーズンオフという状況に陥っており、これからはミドルバンド以上が良い時期なのかもしれません。今回は14MHzの状況を調査してみました。
まず、欧州方面はどうなのでしょうか?すべて、こちらから5Wビーコンのレポートを後で集計したものになります。
比較的近くのヨーロピアンロシアの例です。



14時から開始した直後からレポートを頂いていますので、恐らくもっと早い時刻からオープンしていたものと思われます。ピークは20時前後のようでした。0時になると信号が急速に落ち込みました。
北欧に近いデンマークでのレポートは以下の通り。
15時過ぎからレポートを頂き、18時過ぎに最初のピークがあり、23時過ぎにもっとよいピークが見られますが、0時になると急速に落ち込んでしまいました。
同じく、オーストリアからの信号は以下の通りでした。

14時頃からやはりレポートがあり、こちらのピークは20時頃とヨーロピアンロシアに近い状況のようです。
グレートブリテン島においては以下の通り。

16時から18時までの短いオープンのようでした。
緯度が変わると同じ欧州でも大きく変わるような感じがします。
また、春になると南半球とのコンデションも良好となってくると思われます。
以下はオーストラリアからのレポートです。

アンテナはバック方向となりますので、この数値に対しては10~20dBほどの下駄を履かせてもよいと思いますが、真夜中を除いて信号はよく入っています。やはり、15時以降の夕方、そして朝方が良いようです。

上図は、南アフリカからの信号です。これも、ほぼアンテナのサイド方向ですので、もっと信号は強いと思います。故に23時頃はとても良い安定した状態になっている可能性が高いと思います。


北米方面はどうでしょうか?

感覚的には朝方が良いと思っていましたが夕方17時ぐらいの方が良いようで、この時間帯は欧州も開けているため、朝方も良いようです。
以下は同じく北米ですが、夕方に安定して入感していました。

以下のレポートも、同じく北米で、やはり夕方に信号が強く、朝方にもレポートがありました。



これらから北米は朝方からもオープンがあるようですが、本格的には15時以降が良い、まさに春のコンデションのようです。
南米からのレポートもありましたが、南米については朝方の一部の時間帯のようです。


その他としては、JA国内からもレポートを頂いています。5エリアからは、15時付近に強くなっていました。Esかもしれません。

いまは未だサイクル25の足音が聞こえてきておりませんが、夏場になっていくにつれて、国内はEsによる昼間、海外はハイバンドで夕刻から真夜中にかけてのオープンが期待出来ればと思います。いずれにしても、サイクル25が待ち遠しい時ですね。

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