アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

WSPR 7MHz近況

最近、コンテスト、SSB/CWにおける交信が殆ど休止中ですが、先日、2020年4月12日の22時から翌13日の8時頃までWSPRにて夜中、運用させた結果をまとめました。
条件は、IC-7610 5W,2ELE八木(330度方向)としました。当日の日の出時刻は5:17でした。
日本国内:
日本国内の局は5エリア、8エリア、9エリアからレポートを頂きました。

8エリアが一番最初に日の出を迎えるわけですが、こちらの日の出時刻に関連してか、非常に激しくコンデションが上下しました。
5エリアは、日の出時刻と共に上昇がみられましたがその上昇は8時頃です。5エリアと8エリアの差は、緯度の違いでしょうか?
9エリアは近県のため、ほぼ同じ状態で推移しており、FT8の限界が-24dB程度とすれば、50Wがあれば、交信可能かもしれません。


海外:
まずは北米の状態からです。

春先になったため、北米での日の出時刻が早くなったようです。一番、信号強度が上がったのは日の出時刻から1時間経過した頃で、それ以降は信号が低下していったようです。
次にロシア(アジア)を示します。

図をみると、21時半前にピークがありそうで、この時刻は相手先の日没時刻あたりに相当しそうです。また、その後のピークはこちらの日の出時刻に一致しています。FT8なら小電力でも狙えそうですが、CWだと50W以上は必要のようです。
次にロシア(欧州)です。

最初のピークは相手の日没時刻付近です。ロシア(アジア)と同じく3時半ごろに信号が強くなっています。以降はレポートが無くなりました。原因は不明です。
次は欧州です。ドイツとイタリアからのレポートを頂いています。

欧州は3時台(UTC15時)に漸く日没を迎え、こちらでは5時台に日の出を迎えるため、傾向は日没、日の出に少し強くなるようですが、冬季のようなピーク時の強さがあまりありません。そろそろ7MHzでのDXシーズンは終わることを意味しているようです。

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