WSPRには、80m Bandも運用周波数がある。3.5686MHzである。この周波数ではJAとの交信は不可能な周波数でもあるが、WSPR自体、一方通行の無線形式なため、交信という形態をとらない。したがって、デジタルモードが許された周波数なら基本的に問題はないと思われる。
1月19日の夜から、20日の朝方にかけて、3.570183MHzでWSPRによる運用をおこなってみた。アンテナはCD78jr,出力は5Wである。7MHzではレポート局に恵まれているため、多くの方からレポートを頂くが、3.5MHzでは全く見えないような感じで心配であった。
結果は以下の通り。

時刻は、JST表示、点はレポートのあった時刻と信号強度（私の信号強度）である。いくつかの局のレポートをまとめて表示しているため、傾向としてつかんでほしい。
JAは日本、ASはアジア、OCはオセアニア、NAは北米、EUが欧州である。EUについては１レポートのみ、23時ごろに頂いただけである。1時半ごろまでは北米からのレポートがあった。オセアニアも同様である。アジアからは夜半から朝方にかけてである。
期待していたのは、朝方のグレイラインパスでのEUであるが、今回は全くレポートはなかった。