アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

5月4日、Esによる国内ビックオープン?

5月4日、みどりの日、この日は午前、そして午後に50MHzを始めとするハイバンドでEsによるビックオープンがあったようである。この日は、長いGWというのに家族サービスを全く怠っていた自分に対して、XYLから時間が空いた旨の連絡が入り、急きょ、在宅休養の予定を変更し、子供の運転で近くの観光名所に出かけることとなった。時刻は11時~19時頃まで不在、無線はEsの発生に後ろ髪を引かれつつも、家族サービスを優先することにした。
無線機の前に座ったのは、20時半を過ぎて、21MHzを聞くと、8エリア、6エリアが入感、8J1ITUをバックスキャッターによって、また、数局と交信して終えた。まだ、この日にあったことは全く知らなかった。21時過ぎに、6m AMロールコールに参加、参加者から、今日の6mの状況が説明され、漸く、気付く。ツイッターを見ると、21MHz~50MHzで大オープンしたようである。このようなときは、夜の7MHzの国内コンデションもいいはずであるが、ほとんど、聞こえない。CQを出すと、やはり呼ばれる。結構、強い信号で入感している。極めつけは、JP7GRUさんからのコールである。
GRUさんの方角は、35度付近、ビームを向け直すと、なんと59+40dBで入感してくる。この異常な強さに、Esの影響と想定し、話をすると、GRUさんは50MHzのFMで北海道と交信したという。また、9エリアも聞こえたとのこと、山形と北海道は通常のEsではほとんど不可能なはず、すごいEsであったと感じたのであった。その後、4エリアのOMから呼ばれ、この日のEsは144MHzでロシアの局が入感、また、144MHzで北海道と交信した旨を聞かされ、OMからの興奮した声に耳を疑う。
その後、NICT電波研究所が出している電離圏イベント履歴を調べると、5月4日の14時半頃、国分寺と山川でのEsの臨界周波数が16MHzを超えていた。国分寺のイオノグラムを見ると、22MHzすら超えているのではないかという画像がみられた。
いずれも、結果ではあるがすごいEsだったようだ。仮に22MHzの臨界周波数であれば、21MHzで夜の3.5MHzのような賑わいが味わえるということになる。
明日も期待・・・したいところだが、こればかりは予知できるものではないので、当たるにしろ、当たらないにしろ、しっかり聞くことが必要である。ただし、5月5日は、子供の日なので、家族サービスを優先していただきたいと思う。在宅の方は、ぜひ、結果はどうであれ、期待をして聞いてみること、もし、当たれば、混信状態のハイバンドを耳にすることができるかもしれない。


追記:5月5日のEsは不発に終わった。夜のコンデションはあまり良くなかった。

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