アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

第10回QRP Sprint コンテスト

5月5日、子供の日、QRP Sprintコンテストが行われた。午後、実施されたが、ハイバンドの部門を聞いたところ、コンデションが悪く、殆ど入感しないため、参加は見送った。16時から7MHz部門が行われたが、開始当初は、7MHzのコンデションがあまりにも悪いため、参加を躊躇し、少し遅れて参加してみた。
QRP Sprintの7MHz部門は16時~20時まで、昨年より1時間短いコンテストとなった。実際、コンデションの問題、そして夕食準備のため、私は16時から18時と3時間のみの参加となった。また、部門はQRPで、TS-480HXの最小出力5Wに設定して参加した。
結果は以下の通り:

全部で34QSO、運用レートは以下の通り:


コンデションについては、上表の通り、16時の段階では、3エリアから西、8エリアのみが交信できた。17時台になり、1,2エリアが交信できるようになった。しかし、18時になっても、コンデションは回復せずに、打ち止めにした。


QRP Sprintコンテストは、全国レベルのコンテストであり、結構、いつものコンテスト常連局が参加されるコンテストである。また、送信出力は最大5Wと定められており、更にQRPpだと、0.5Wにまで絞り込まれる。すなわち、出力が小さい分、コンデション状態やアンテナ設備、そして、各局の耳によってスコアが左右される面白さがある。特に、今回は近距離がスキップ状態となっていたため、顕著にこれらが見られた。
まず、1エリア局については、殆どがこちらから呼んだ局である。ある面、カスカスの状態であるが、お互いに出力が同じか、それ以下(相手がQRPpの場合など)なので、呼べば、ほぼ、同じレベルの信号で届いているはず?である。さらに、弱い信号の局に対して、一発でフルコールを取ってくれる抜群の耳?を持つOMがいる一方で、何度呼んでも振り向いてくれない局もあった。この傾向は、他の局が呼んでいるときも同じで、抜群の耳のOMは、他の局が呼んでいても、完全にコピーしていた。すこし、憧れを感じるほどに・・・。
一方、何度、呼んでも反応すら返ってこない局については、本当にQRP?、耳悪いなぁ~・・・と勝手な想像を駆り立ててくれる。
私も他の局から、変な想像を駆り立てないように、一生懸命に聞いたつもりであるが、耳悪いと思われた場合は、お許しいただきたい。なお、1度だけ、最後まで交信が成立しなかったことを覚えている。それは、7.019MHzでCQランニングをして、呼ばれたときであった。呼ばれたときは、相手局は419~539程度、聞くのには問題ないレベルなのだが、この周波数は7.020MHzの東南アジア方面からだと思われるAM局のかぶりがすごい。私のメイン機で、270Hzフィルタを用い、IF SHIFTと、更にRFゲインの低減等、TS-480HXが持つできる限りの低減をしたが、聞き取れなかった。結局、7.019MHzでのランニングを諦め、他の周波数にQSYせざる得なかった。また、私のCQランニングは聞こえないで、同じ周波数にCQを出す局もあり、こちらには聞こえているのに、相手には聞こえないケースとはどんな状況かを色々と推測した。一番考えられるのは、ノイズレベルである。こちらでは、この時間帯、バックグランドのノイズは無に等しい。特に、270Hzのフィルタを入れている上で、ノイズらしいものが聞こえない。このノイズ環境は、無線機の性能以上に重要だと最近、思う。また、ビームアンテナもノイズ低減に役立っていると思われる。普段は240度に向けて運用、1エリアを取るときは、180度より東側に振っての聞き取りが良かった。
以上、こんな状態でコンテストに参加させていただいた。交信をしてくださった方々、また、交信に至らずとも呼んで下さった方々、本当にありがとうございました。

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