TS-480HXの薦め
現在、私のメインリグは、TS-480HXである。過去に使ったことがある他の無線機は、直近から話すと、IC-7000,TS-50,TS-830,TS-520といった機種になる。必ずしも、高級機を使った訳ではないので、未だに高級機を手にするとこんなに違う・・・ということは判らない。ただ、現在の私にとっては、このTS-480HXが最高級機の格付けにあるのは事実である。
TS-480HXは、受信スペックを見ると、ダイナミックレンジはTS-950と同等であり、IC-7000と比べても、バンド内のザワツキは少ないと感じる。仕様の感度だけを見れば、TS-990と同じである。すなわち、通常の交信では全く十分であり、過去の私の使ったリグから比べれば、正に最高級機になることは違いない。
私は、TS-480HXを某ハムショップから16万円程度で購入した。その内訳は、CWフィルタ2種類(500Hz,270Hz)、そして40A安定化電源を付けてという内容である。そして、後日、TCXOも内蔵した。その長所を以下に記載する。
- 200W出力 これが最も魅力。デジタルモードでも100Wで連続送信可能。
- 混信除去 CWフィルタ、IF SHIFT,AFDSPフィルタ
デジタルモードで2つのCWフィルタを使うことができる。 - 送信イコライザ マイクの特性を変えられる。
- CW入力が2ポート CTESTWINによる送信、エレキーを同時使用可能
- デジタル用マイク端子で、PCと接続できる
- PC用コントロールソフト、遠隔での操作も可能
- AM変調がとてもきれいな音声(アナログ?)
- アンテナ2系統の切替可能
こんなところであるが、HF機として大変に魅力な部分である。不足している機能は、
- バンドスコープが無い (こればかりは・・・WebSDRで代用)
- ノイズブランカではOTHレーダーは無理(これも、出来ない無線機は多い)
- オートアンテナチューナーが無い(同調型アンテナか、外部ATU)
- フルブレークイン時のリレー音大(ヘッドホンをすればOKかな?)
等々である。
実際、1kWで使わない場合でも、200Wでもかなりの信号強度へのインパクトがある。また、耳はそこそこの良さ。こんな安価な200W機、専用のアンプを付けるよりも安いのでは??
まさに、このTS-480HXで数々の高級機のOMを出し抜くとする快感を味わっては??