アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

IC-7000 vs IC-7610

ここまできたなら、同じICOM機のIC-7000とIC-7610を比較してみようと思う、
ICOMには、すでにIC-705が発売予定であり、内容が公開されていないのでわからないが、IC-7300の流れを組むなら、IC-7610とも引けを取らないリグに出来上がってくるのだろう。いまさら、投資するつもりは全く無いけど、移動運用に用いる、とくにQRPということもあり、CW/FT8を中心にサービスするならとてもいいリグになると思う。
それはさておき、IC-7000は非常に良いリグだと思う。もう一度、もっている機能を紹介すると、
・HFから50/144/430MHzまでオールモード使用可能
・IF DSPにより選択度が可変
・TWIN-PBT/NOTCH(自動・マニュアル)/NB/NR
・RTTYデコーダ付き
・出力100段階可変
・ボイスメモリー付き
・CWフルブレークイン
・バンドスコープ(もどき)付き


こうやってみると、IC-7610に無いのはATU、APF、DUAL-Wだけではと感じてしまう。
このIC-7000にはサービスマニュアルがネット上で入手でき、IC-7100と比べると基本回路はほぼ同じ感じである。フロントエンドには、ローパスフィルタが9種類、ハイパスフィルタが7種類あり、それを組み合わせてバンドパスフィルタを構成している。中間周波数は12.487MHzが1段目、それを455kHzに変換、さらに16.15kHzにしてDSPで処理するといった方法のようである。
ただ、以前にも申し上げたように、7MHzもしくは3.5MHzでコンテストのような強い局が多いとイメージがバンド内に聞こえてしまい、TS-480に比べてもちょっと使えない感じがするが、それでも普通のDX交信ならICOM独自の歯切れのよい音で私はKENWOODよりも聞きやすく感じる。
今回は、14MHzで受信比較をしたので聞いてみてもらいたい。

IC-7610 vs IC-7000


こんな感じで少しだけIC-7610の方が聞きやすい。信号が強ければ了解度は同じ程度であるが、S5以下になると了解度はIC-7610がいい感じである。

IC-7610 vs IC-7000


これもAPFがあるIC-7610がいいというだけかもしれない。
IC-7000は、新スプリアス対象とするにはJARDへの申請が必要だけど、それでOKともいえる。高い周波数で使う上ではいいリグだと感じた。

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