アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

QROへの期待

現在、出力増強計画を実施中。総通に申請し、全てのバンド、即ち、QROに関係のないバンドについても、アンテナの状況の報告が必要、防護指針の計算表も必要とのことで、早速、記載、提出を行った。しかし、3.5/3.8MHzのロータリーダイポールを上げるために降ろした6mが用意されていないことが判明。少し悩んだ末、ツェップを購入し、釣竿で作り込むことにした。前回に説明したように、ダミーロード、フィルター類等、アンプを購入する以外に多くの出費が必要になっている。まだ、自宅には200Vのラインが無いことが判明。工事会社にお願いし、200Vも揃える。電源が200V 10Aの消費電力に備えて、家の電源容量も増強。以外に大変なことになってきた。
一方、ローカルからQROへの期待を聞かれ、何かを考えてみた。
今から遡って25年ほど前に、一旦、500Wで落成を受けたのを思い出した。当時は、TS-830SとTL-922というコンビ、また、地上高10m高程度のナガラ製7MHzロータリーダイポール、その上に同メーカーのHX-330というミニビームでの運用を行った。TL-922の電源系統には、RFインクワイアリー製のコモンモードフィルタ、また、接地にも同メーカーのもの、同軸ケーブルにはローパスフィルタとコモンモードを付けて、漸く自宅と近所のお宅のTVIを取り去った。100Wから500Wの増強は7dBで、この違いは7MHzの国内QSOでは結構、面白いように飛んだ。しかし、ALL JAコンテストでは目立たず、中々、ランニングすら出来る状況ではなかった。特にDXについては、ARRL DXでもCQによるランニングはできず、呼ばれず、並ぶWの局を順番に呼びまわったのを思い出す。強い局のQSO相手が聞こえなかった。当時は拡張されていないため、主にCWでCQを出すと、VKなどに呼ばれるが、結構、厳しい状態であり、あまりQSOした覚えがない。また、SSBで欧州を呼ぶときも、中々取ってもらえず、いわゆるウラル山脈超えが大変で、漸く1局のUA1当たりの局と出来たのを思い出した。14MHzの方は4X(イスラエル)の局をSSBで呼び、数回後にQSO出来たことぐらいで、アンテナが低いためか?HX-330を回す方向により、声を出すと、時々、ブレーカーへの回り込みが発生し、トリップ。あまり、使った覚えがないのだ。
そんなわけで、500Wでの運用は、7MHzが中心であった。当時、8エリア、6エリアのOMで500W+2エレの局がやはり、SSBでDXとQSOするのを聞き、相手が聞こえないことがあった。それらのOMとQSOするときは、相手はとても強く、お互いに何十分もラグチューを楽しんだ。しかし、その後、呼ばれるのは相手ばかり、500Wの当方へはあまり呼ばれない状態だった。
再開局後、得てして低いがタワーを建て、7MHzも含めてビームアンテナの恩恵を受けることになった。一昨年秋のWW DX CW コンテストでは多くの欧州局とQSOでき、聞こえている局の殆どとQSOができた。出力は100Wでなく50Wであった。50W+ビームアンテナなら7MHzでも十分にDXは可能ということがわかった。また、国内QSOでも、CQを出すと、呼ばれることが多く、ローカルのDPとのレポート差などを勘案すると、Sで2〜3程度は違う感じがする。夜の国内は外国の信号などの混信が酷いため、S7程度になるとRは4以下に低迷してしまうことが多い。そこでの+S2の効果は大きく、ビームアンテナの力はここにある。メーカーのフロントゲイン値は4.5dBしか無いようだが、使用感は全然異なり、ダイポール比で10dB以上の差はある感じだ。50Wの運用なら、500Wに匹敵することになる。また、200Wなら2kWに匹敵するわけだ。先日、Uゾーンの局とSSBでQSOした。QSO前に幾つかの局とQSOしていた。1局は2エリアのOM。kW免許でINV Vアンテナをお使いのようだ。相手からのレポートは59ジャスト、しかし、QSOは短いため、お世辞にも相手に強いという印象はなかったようだ。当方がその後、200Wで呼んだら、59+のレポート、信号はエクセレントと呼ばれ、少し長めにQSOをした。相手には恐らく、直前のkW局よりも強く届いていたのかもしれない。また、CWでも、こちらから何度か呼んで、漸く取ってもらった欧州局で、その直後、500W局が呼んでいたが全く無視されていた。ARRL DXコンテストの7MHzで200Wによりランニングができ、いくつかのW局から呼ばれた。アンテナの効果は大きいのだ。7MHz CWで聞こえる局とは大体200WあればQSOできるのが普通という状況である。
では、QROへの期待は何か?というと、幾つかがある。いや、幾つかしかない。それを上げると以下の通り。
(1)7MHzのSSBでのDX QSO
CWでのQSOには現在の200Wで全くストレスが無い。聞こえる相手は殆どQSOできるのだから。しかし、SSBとなると、現在のアンテナと200Wでは厳しい状況にある。自分のコールサインが相手に届かず、他局に代弁されたことがあり、悔しい思いがある。自分のログにリストアップしたいとは思えないほど。コンテストでも、聞こえてくるDX局とのQSOにはとても時間を要する。これを少しでも解消したい。もし、kWでもダメなら、諦められると思う。それは、SSBで聞こえる欧州局も、kW程度だと思っており、それでも取れないなら諦められる。
(2)21MHzのSSBスキャッター
コンデションが少しよくなり、スキャッターでJA局が21MHzで入感することがある。あのフワフワ感がとても好きなのだが、200Wで呼ぶと、相手には一応届くのだが、レポートは31〜41ということが結構ある。そのとき、相手がkW局であることに気づく。kW同士であれば、53〜54程度で十分にQSOできるはずである。
(3)SSBのDXコンテスト時の14/21MHz
これも自分のアンテナの能力なのであろうけど、QRMが酷いとき、14/21MHzでコールをしても、無視されることが多い。やはり無視されたくない。
(4)7MHzでのCW CQ DXコール
私のアンテナでSSBでCQ DXはあまり期待していない。しかし、CWであれば、少し良いのかな?と思うことがある。面々のkW局が時々CQ DXを叩いて、DXから呼ばれている。相手局は私のところでも入感している。そのkW局の信号と私の信号をRBNで比較すれば、大きくても10dB程度であり、QROによって、差を小さくできるだろうと思う。そうであれば、CQ DXコールにより相手から呼ばれる可能性が高いということになる。
Band MasterとRBNのおかげ?で、7MHzでのCQ局で聞こえる局は殆ど、QSO出来ている。最近は、CQ局は常連さんが多いようで、QSO済みの局ばかりなので、相手がいない状態になっている。JAのkW局のCQによる相手は私がQSOしたことが無い局である。それらの局とQSOしたいが、相手が気付かないのだろう、呼ばれる機会は少ない。QROはその気付きを与えて上げそうである。
(5)7MHzでの夜の国内QSO
これも同じなのだが、国内コンデションが悪く、CQを出したときに、相手に気付いてもらうには、QROの方がいい。こちらが聞き取れるかどうかは分からないけど。下手をすると、JH0ILLは耳が悪いと評判になってしまうかもしれないけど、QSO出来る機会が多い方がいい。
こんなつまらない?理由のために、多くの犠牲を払ってQROを決めた。一番は、ここまでやってだめなら仕方がないという諦めの切り札が欲しいだけかもしれない。

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