アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

地上高10mでの運用

7月14日朝の朝ワッチを行う。昨日は21時頃に雷雨があり、雷雨後、アンテナは下げたままで7MHzなどをみる。相変わらず、コンデションは思わしくなく、7MHzで何度かCQを出すものの、アンテナの地上高が低いこともあってか?誰からも呼ばれず、また、国内局は1つも聞こえずという状態。
朝ワッチでも、7MHzの国内局は7.077MHz付近に出ている1局(S9+20dB)以外は、全てS5ぐらいと振るわない。仕方がないので、14MHzにてワッチ、欧州局がいくつか聞こえる。CQ局を呼んで、とってもらった。低いアンテナ高(10m)でもとってもらえる。

タワーの昇降

長野の梅雨明けもまじかに迫り、このところ、大気の不安定な状態が午後続くことが多く、当然、雷雨の危険?が予測される。XYLとの約束で、雷雨になっても、危険にならないように、クランクアップタワーを選定した。しかし、このクランクアップタワーは、手巻きウインチ装備で、自動昇降ではない。すなわち、アップダウンについては、必ず、手回し時間が必要となる。
タワーの昇降部分とアンテナ、マスト、ローテータの重量は、聞くところだと、約250kg程度という。タワーを依頼するとき、メーカーに標準のワイヤーΦ6mmでは細いと呼ばれ、Φ8mmに変えて頂いた。しかし、この重さが昇降の際に堪えるとは思わなかった。
実際に、上げるまでの巻回数は、154回程度と覚えている。上げると、1秒に1回転するなら2分半で上がる算定であるが、実際は5分程度の時間が必要である。急いで上げると、息遣いが荒くなるほど、体力を使う。
問題は、降ろすとき、降ろす方が簡単だと思う人がいるかもしれないが、実際は降ろす方が2倍程度大変である。ウインチにはクラッチがついているようで、それを外す方向で力を加えるのだろうが、すごく重い。5分でも下げきれないのが現状。降ろしきったら、3.5MHzのツェップが緩んだ部分を引っ張って、括りつける。そして、同軸ケーブルのつなぎを全ては外し、防水キャップを付ける。計10分の作業。これを、出勤前に必ずこなさなければならない。
普段は7MHzで運用するため、国内QSOならば、下げたままでもそこそこいけそうなのだが、コンデションが悪い時は、やはり、上げておいた方が良く聞こえる。そのため、無駄になるかもしれないけど、期待をもって、5分間の時間挑戦をおこなう。7月12日も、上げたなりの価値があり、4エリアのモービル局とのQSO、沖縄局2局、8エリアのYLさん、八丈島のOMと普通ならば厳しい条件下になるかもしれない方々と59-59でのQSOが出来た。しかし、朝方は忙しいけど、雷雨を恐れて、10分間の降ろす作業が待っている。幸い、朝方6時半頃、10MHzと14MHzでいくつかのDX局とQSOで来たので、今日は良しとしよう。

VSPE(仮想シリアルポートエミュレータ)の実装

JE6RIJさんのブログを時々拝見させていただいていた。正に2アマを取得、TS-480HXを購入され、QROの予定中のOMである。私の設備に結構似ており、NB42XとTS-480HXという共通した設備で運用を計画されておられ、非常に興味をもっていた。OMのブログで、JP7GRUさんが紹介されたVSPEの使用例を挙げていた。そこには、今まで私が苦労していたものを解決するソフトウェアが紹介されていた。
VSPEを早速ダウンロード、私のPCはまだWin XPで32bit、無料で使うことができる。無線機コントロールのCATシステムのポートはCOM2に割り当ててあり、それをVSPEでCOM2→COM5として設定。すべてのCATが使えそうな使用アプリのCOMポートをCOM5に設定した。すると、TS-480を制御するARPC-480を使いながら、今までできなかったTurbo HamLog、そして、MMTTY、MMVARI、MMSSTVが問題なく使えるようになった。ただ、MMTTYやMMVARIは、COM1で別途、送受信データを扱っているが、これはVSPEで共有してもだめなようである。また、WSJT-Xは、残念ながらARPC-480との共存は出来ないようだ。CATコントロールができるものを可能としたので、CTESTWINも出来るようになった。今後、煩わしい設定や入力をせずに、ARPC-480か、無線機のフロントパネルの変更ですべての関連するソフトウェアの設定が同期できる。なんてすばらしい!!
情報共有は、ブログが有力な手段であることに改めて気づいた。