アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

3月24日

全世界のコロナ禍のため、アマチュア無線界にも、様々な影響を及ぼしている。改めて、コロナ禍の中、感染をされた方々、また、医療従事者の方々、そして、このコロナ禍により影響を受けた方々へのご心痛を察する。より早い回復をお祈りする。
さて、コロナ禍の中、今までは実施されていなかったDX Peditionが行われるようになった。SSNがまだ低く、コンデションも良くない中であるため、多くはFT8 F/Hモードによるサービスのようである。個人的には、CWによるSPLITの運用の方が好きなのだが、こればかりは致し方ない。
現在、アフリカのボツワナ共和国から、A25RUが運用している。多くのJA局が注目をしているようだ。私は3月19日に18MHzのCWにて交信を果たしているが、その他のバンドについては、本日、早朝にTwitterにて情報を得た。7MHzにおいては、FT8にて先日、交信ができたと思っていたがRR73が返ってこなかったため、Club logで確認した結果、No confirmであった。やはり、RR73は確実に返して頂いて交信が成立するのがFT8 F/Hモードである。
そこで、本日は再挑戦で7MHz FT8にてトライを行った。何度か、呼んでいるうちに、交信が漸く成立した。同時刻に10MHzにもA25RUが出ていることを知ったので、直ぐにQSYした。10MHzもほぼ同様な信号レベルで入感しているが、7MHzより容易にWkdできた。
それから、夜になって、14MHz FT8でやはりA25RUが入感。こちらは、JA以外にも多くの局が呼んでおり、かつ、信号もそれほどに強くない。一回目は、コールバックがあったがいつまでもRR73が返らず、無理と思い、再チャレンジを行った。結果的には、800Wもの出力で呼んで、こちらからは-5dBに対して、頂いたレポートは-18dBという値である。
これだけの差は、恐らく沢山の局が呼んでおり、その影響でAGCが働き、こちらの信号は弱くなったか、先方でのQRNが非常に高いことなのかもしれない。
ボツワナというと、中学時代にBCLをやっていたとき、ラジオボツワナを受信したくて、放送周波数を捜したり、毎晩、ワッチを繰り返したが結果的には受信はできなかった。当時は、難しいアフリカ局のひとつだったと記憶している。それが、アマチュア無線という方法で交信まで実現できたことは少し嬉しい。
さて、DX Peditionでは、ロシア北方のBol'shoy Begichev Isl.(AS-152)のRI0Qが出ている。これも、ペディション開始当日、10MHzでOn Airしていたが、ロシア局のパイルの中、交信することは出来なかった。本日、14.040MHz CWで出ていた。スプリットで多くの局が呼ぶ中、JA局も結構取ってもらっているので、期待できそうである。パイルでは、ロシア局はあいかわらず、コール指定無視で呼び続けている。私は、IC-7610のDUAL-WとSPLITを同時にONして、まずは相手局が取っている周波数をみていく。受信の癖を見抜くためである。そうすると、ある一定範囲を上がっていき、また、そこから下がっていくようにみえた。そして、この辺とDUAL-Wによるスポットのような空き周波数を狙って呼ぶと、フルコールでコールバックがあった。やはり、CWでの交信の方がスリリングである。
その後、JX2USが出ていた。Jan Mayen Islandは、恐らく、私にとっては初めてのエンティティである。これもFT8 F/Hモード。あまり呼ばれていないようで、数回、呼んだだけでコールバックがあった。
いまや、DX PeditionというとFT8が主なモードになりつつある。このモードは、相手に届いてさえいれば、全ての局は平等な扱いとなる。DX交信のやり方が大きく変わるものだ。
FT8は、パチンコでのチャッカーに玉が入るが、数字が並ぶかどうかはわからないという感じ、CWは昔の釘をみて、玉寄せをいかにできるかを考えるもののように感じた。
なお、私はパチンコはやらないが・・・

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