アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

7月19日朝の短時間の無線活動

最近は、SSNの低迷により夜(夜中)のコンデションは芳しくなく、あまり期待しなくなり、23時を過ぎれば、バンド内をざっと見てからQRTしている。昨夜は、7MHzでJM8NQI局からコールを頂き、オートバイ談義を行った。若い頃、お互いにオートバイに乗っており、その頃の話を懐かしく話すことができた。また、JM8NQI局の信号は、ピークで59+30dB以上も振っており、コンデションがあまり良くないという中、とても強力であった。
さて、朝6時前に目覚め、DXscapeでみたところ、1A0C局が7MHz CWと10MHz FT8で出ているようだ。時刻が6時近くなので、7MHzは私の設備ではほぼ絶望だろうと思うが、10MHz FT8は若しかするといけるかもしれない。Twitterをみると、フォロワーさんが結構、容易にWkdされた情報が入っており、一部の望みを抱きながら、シャックに向かった。この時間、朝の準備でXYLは既に家事に追われている。あまり、露骨に無線を行うことは避けたい。短時間で済ませることが一番、更に息子の送り迎えを約束し、ご機嫌を損ねないようにする。
まず、7.004MHzに合せ、CWで1A0C局が聞こえるかどうかをみる。ノイズが高い状態ではあるが、私の設備でも聞こえることは聞こえるようだ。しかし、JAの精鋭らが呼び続けてもなかなかコールバックが無いことを見れば、短時間ではまず不可能である。ここはより可能性の高い10MHzに移った。
FT8と言えども、短時間でWkdすることが必要な場合はパワーがものを言う。リニアアンプをONし、WSJT-Xを立ち上げる。リニアアンプのヒートアップ時間は150秒なので、その間にPCのクロックを調整することにした。
すでに、WSJT-Xのデコードが行われているものの、全然信号が見えない。1局、見えた信号のDT値は、1.5である。クロックを調整したが、-1.5と1.5を行き来しているだけ、少し焦る。焦る気持ちを抑えながら、何度か調整をトライすると、漸く、DT値が0.1程度で多くの局がデコードできるようになった。更に、DX Pedition Mode、10.131MHz登録、Radioでの仮想スプリットを設定して、更にリニアアンプの調整が終わったら、電源投入から5分も時間が経過していた。
アンテナは330度に向けており、1A0C局は3波が同時に出ていた。空きスポットを見つけ、出力は約900Wに設定。1コール、2コール、直ぐに応答あり、レポートはR+01dBを貰う。非常に呆気ない、2ELE+900Wという少し卑怯な手を使って(電波法内)、Wkdする。
あまりに早かったので、少し上の10.136MHzに移る。ガーナ局、バーレーン局が見える。ではと、同じ感じで呼ぶと、全てワンコールでコールバックがあった。ガーナ局などはとても強いので、これならCWでも?と思うが、現在のコンデション下で多くの局と交信を成立するのは、FT8という手段が適当なのだろう。もう、否定はしない。
これをもって、目新しい局も見えないので、電源を落とし、アンテナケーブルを外し、雷に備えてアンテナを下げて、今日の仕事に出かけることにした。

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