アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

7月16日の夜の交信

このところ、夜になると雷雨の予報が出ており、その場合はXYLとの約束でアンテナを下げて出勤、帰宅後にタワーを延ばすことを行っている。このクランクアップの作業は、手動のため、かなりの時間を要し、且つ、辛い作業である。それでも、アンテナを上げなければ、ハイパワーでの運用が出来ないため、致し方ないと考えている。
この夜も、アンテナを上げた後に、いつも通り、高い周波数から順番にコンデションの把握を行った。特に、マルタの騎士団1A0C局が出ており、是非とも交信したかったので、まずはDXクラスタに掲載されている周波数を確認した。
10MHz CWと18MHz SSBでQRVしているようだが、全く聞こえない。呼んでいる局すら入ってこない。まったくダメな状態である。18MHzでは、18.145MHzでCQ DXを出し続けるJA局がいた。ここで呼んでいても無駄になるし、下手をすれば、比較的近距離で且つ1A0Cを聞いている局がいれば、混信を与えることになるので、已む得ず伝えた。
それから、18.100MHzに移動、バングラディッシュのS21SM局が出ているので、アンテナを西に向けて、呼ぶ。2回目でコールバック、2エレ八木+500W+FT8だと、ずるいかもしれないけど、直ぐに返ってきた。ついでなので、ビームを北西に向けて、CQを出す。EU各局から呼ばれ続け、あれよあれよと12局と交信。とてもスムーズな交信となった。その後、CWで18.078MHz付近にてCQをEUに向けて出す。全くコールを受けず、FT8との違いを改めて感じた。RBNをみると、EUの西ドイツやスイスから比較的良いレポートがあるのだが。
7MHz SSBに移り、更にCQを出す。既に22時を過ぎていたし、国内が聞こえていないのでどうかと思ったが、最初に1エリア、それから次から次へと交信を楽しむ。結構、聞こえているようだ。23時半まで8エリアのOMと交信、そのアンテナの威力を見せて頂き、国内交信が終わり、QRTする・・・。
DXクラスタをみたら、14.024MHzで1A0C局がON Air中。聞くと、弱いけど何とか聞き取れる。Sは1~2でQSBあり。この信号レベルになると、通常では聞き取るのが難しく、270Hzの狭帯域フィルタにして、TS-480HXのNR2フィルタを用いる。すると、結構よく聞こえており、コールバックは十分にわかる。スプリットにして、2~3kHz UPで呼ぶ。手打ちでは無理だと感じたので、CTEST Winを起動し、27WPMぐらいの設定でコールできるようにした。最初は、北米局ばかりをPick up、0時を過ぎ、無理かな?と思う頃になって、0時半頃になると信号が559程度まで上昇。JAがぽつぽつと呼ばれ始めた。こちらも、耳を澄ませて、呼んでいたらJH0ILL?ときたので、コールを行い無事、交信完了。
珍しくDXを呼び続けた夜になった。

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