アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

コンデションの低迷とFT8の運用

SSNが低い状態が続いており、現時点もいっこうに上昇する気配が無い。また、夏至を過ぎて、夏枯れの状態が続いている。こうも、コンデションが低迷していると、本当にやる気が出なくなってくる。
6月最後の週末を家で向かえ、6月29日(土)は外出をしたものの、殆どは自宅で無線機の前で横になって寝ていた。午後2時過ぎに、10MHzのFT8を覗くと、既に南米チリ局が強く入感していた。この時間帯は、夏場の昼過ぎと言える時間帯なのに、既に北米・南米がFT8では入感しているのだ。残念ながら、CWでは全く聞こえないようだ。ミシシッピ州を含む5局とFT8にて交信。
その後、3時半頃、21MHzのCWでEU(といってもウクライナ)が入感しているという情報をRBNで得る。EUが21MHzのCWで聞こえる!!一年前ならば、イベントではないのだけど、今年は別格、私の設備では聞こえないのだから。信号もそこそこ強いので、直ぐに取って貰った。その後、4局とのCWでの交信。特に、21.010MHzで出ていた4U1A、実際にこちらのコールを取れていたと思うけど、殆どノイズレベルぎりぎり、あまり自身が無い。ウクライナ局以外は、殆どがやっと聞こえるという程度なのだから。こんなときの出力は1kWが必要。きっと、200Wでは無理だったと思う。それも、皆東欧であり、本命?の西欧は聞こえて来ないのだ。
FT8に切り替え、21MHzをワッチ。ドイツが見える、アルメニアが見える・・・CWとは全く違う世界。kWは不要で、少し低めの出力で交信が成立する。このコンデション、CWが漸く入感と言っても、申し訳ない程度の微弱信号、これはFT8を行う局が多いのが分かる。結果、10局とFT8にて交信。
その後、18MHzにQSYし、CWで更に数局のEUと交信したけど、FT8の賑わいとは相反しているようだ。
時は過ぎ、7月1日朝、5時に起床し、10MHzにてCWを聞く。EUが少し強めに入っている。直ぐに呼び、3局と交信。しばらくすると全体的にコンデションが低下し、CW局が聞こえなくなってきた。FT8に移ると、全体にEUからの信号がウォーターフォールで表示される。少し、出力が600W程度を要したが、沢山の局と交信ができた。なにか、CWやSSBの世界とは違うようだ。
CW,SSBは楽しいのが理解できるけど、これだけのコンデション下でFT8を選ばざる得ないことは確かなようである。
最近、DXSCAPEのレポートの大部分はFT8のようだ。この時期、CWモード自体がだんだん過去のものになっていく・・・。
FT8の凄さを述べると、

  • CWで聞こえないところもはっきり見える、
  • 珍しいところが良く出ており、出力に関係なく相手が見えれば交信できる
  • 小規模設備でも運用可能なので、普段交信が出来ない1st QSOが可能
といったところ。FT8をもっと楽しもうと思う。
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