アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

JA0 TEST

JA0を対象とする国内コンテストが行われるとのこと。翌日からは、海外出張のため、7MHz帯の参加は無理、3.5MHzの参加しか選択肢はない。しかし、7MHzのデルタループのために、3.5Mhzのアンテナを降ろしてしまったばかり、出張準備もままならないため、どうしようか?と考えていたが、意を決して、デルタループを一旦、撤収、3.5MHzのツエップを上げ直した。
JA0コンテストは、実は参加したことがない(以前にあったかどうかも覚えていない)。
以前に較べて、CWの能力は落ちているため、ヘボオペがどれほど、対応できるかが心配であった。コンテストが始まると、バンド内は非常にザワツイている。無線機のせいか?それともこういうのもなのか?ガサガサとしている上、各局がゼロインして呼んで来られるために、聞き取れないことが多い。少し、焦りを覚えながら、数局とQSO。隣でCQを出す強い局を聞いたら、JK1???、あれ?JA0のコンテストでは??
なんと、このコンテストは0エリア管内とのQSOでは得点が高いものの、他エリア間のQSOもありとわかった。
それでも、普段よりも多くの0エリア管内の無線局が出ている。どのような方々が今も続けれおられるか、こちらの方に関心がある。所詮、CWテクでは劣る自分では高得点は難しい状況であるので。段々、耳が慣れてきて、スピードを上げても問題はないが、IC-7000でフルブレークインで送信していると、音がおかしくなってきた。また、自分も手崩れ気味である。結局、109局とのQSOを行い、翌日からの出張に影響を及ぼす恐れがあるため、QRT。しかし、改めて、コンテストにおいて、学んだことは以下のとおりである(但し、CWの場合。SSBは不明)。


  • 同時に呼ばれる場合、ゼロインをされると、逆に取りにくくなる。信号の強さに自信があれば別だが、少しずれていることもあり。
  • やはり、パドルは左手で打つべきである。以前は左で打っていたが、今回は右手のため、コールサインを書き留める時間に手間取ってしまった。
  • メモリーキーは使い方を十分に覚えるべき。直前にメモリーキーをセットしたが、実践には全く使わなかった。普段、使わないために、いざという時は役に立たない。長時間でパドル打ちをすると、手崩れが発生したとき、めちゃくちゃな符号を打つため、時間のロスになる。
  • PCソフトならきっと、時間管理もできるので便利。やはり、便利なものを使って、耳に集中した方がいい。
  • デジタルフィルタの帯域を変更できるといいように思う。250Hzでも、広いと感じたが、これ以上狭いと、呼んでくる局をとることができない。IC-7000は切り替えが簡単でないため、コンテスト向きではない。

7MHz 垂直デルタループ

 今日、時間が無い中ではあるが、3.5MHzと21MHzのアンテナを降ろし、代わりに7MHzのフルサイズ垂直デルタループを上げた。材料を買い集めておき、鯉のぼりのポール(10m長)に4mのポールを継ぎ足した。
また、22mのACコードを購入し、2つに引き裂き、空中線を引きあげた。
マッチングはとても難易度が高く、最初は4:1バランを使ったが、線長を測らずに上げたことが問題となった。アンテナアナライザが無いため、どこでマッチングがとれているか?とれている周波数のインピーダンスがどの程度かは全く不明である。これでは、調整ができるわけではない。幸いループアンテナであり、どこの部分を測っても同じであり、ループを短絡し、ディップメータでディップ点を測定したら、なんと、8MHz当たりでマッチングがとれている。これでは、きちんとした調整はできない。スタブ長を測ったら、3m程度も必要であり、以前に作ったVCHアンテナの失敗コイルがあるのを思い出し、このコイルをローディングとして入れた。10ターン程度で7MHzにきっちりとディップする点を見つけた。そこで、1:1バランで接続したら、バッチリSWRも下がった。
すると、今まで静かだった7MHzのバンド内が無線局の信号でとてもざわついている。そう、ARRLのPhoneのコンテスト中である。マッチング周波数帯はコイルが入っているために、少し狭く、SWRは、Phoneの部分では高めであるが取り敢えず呼んでみた。59++でWの西海岸が入っている。殆どがワンコールで返ってきた。完全にコピーしてもらっている。面白いのが、Wを呼びまわるアジアの100Wクラスの局もS7〜9程度でしっかり入力してくることだ。CWエリアでは、W9NGAがS9+で入ってきた。RIGとANTは、500Wと2EL Yagiのようである。JAでは沖縄県の移動局がPhoneで入っており、S9+で入感している。呼んでみたら一発でリターン、ベアフットであるが、今までに無い感じである。CWでは、前のZeppと比べると、ノイズが減って、バンド内が静かになった、今までよりも弱い局もしっかりと安定して聞き取れるような感じである。
アンテナは仮調整の状況であるので、暫く、様子をみてまた、報告したいと思う。

21MHz 垂直デルタループ

 先週、21MHzのコンデションが上昇してきたとの話しも聞き、比較的DXもやりやすいと思われ、試しに21MHzのアンテナを張ってみようと思った。
 Web上で調べた結果、コンパクトでかつ、DXにも飛びやすいアンテナとして、デルタループがある。特に、垂直偏波にするため、三角の端に給電点を持ってくると、指向性が無く、打ち上げ角が低いアンテナができると書いてあった。
早速であるが、5mの釣竿、2mのアルミパイプ、14.2mのコードを準備、ベランダに上げた即効のデルタループがこれだ。

ただ、5mの釣竿から余った線を引っ張っただけの簡単なアンテナである。
バランは4:1バランを使い、SWRは全く調整もしないで1.2程度まで下がっていた。格好は少し悪いが非常に簡単である。
肝心の耳はどうだろうか?
垂直系であるため、特有のノイズが大きい。NB,NRは絶対必要。
早速、CWバンドでXV,A3,ZLと東南アジアから太平洋の局を呼び、とってもらう。
Websdrを用いて、ロシア、スウェーデンのSDRにより信号を確認。
VVVに対して、ロシア、スウェーデンの両者で確認。ロシアでは579程度、スウェーデンではQSBが強く、459程度である。
SSBでの信号は残念ながら、確認できなかった。改めて、CWは私のような貧弱な設備でも、対応可能であるかがわかる。
結局、以前使ったことがあるビームアンテナまでには満足がいかないが、簡単なわりに、まあ、飛ぶことは飛ぶといったところだろうか?
先に同じ位置に、GPを作ったときは、受信信号は7MHzのツェップと変わらない信号強度であったが、今回は明らかに受信信号が強くなっている。(Sで2〜3)
夕方には、ヨーロッパが開け、CWで幾つかのQSOを行った。また、SSBでもショートであるが、フィリピン、中国と英語、中国語でQSOした。予てから、インターネットでフィリピンの先生と英会話、中国の先生と中国語を学んできた。QSOの場合、話す内容が異なるために、なかなか、喋る語句が出てこなかったが、相手の話しは理解できた。少し、緊張したが、これを機会に、無線用語も学ぼうと思う。これからのコンデション上昇に期待したい。
今回の21MHzの結果が良ければ、7MHzの垂直デルタループにも挑戦したいと思う。