アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

中国語による交信

夜間7MHzを聞くと、日本国内はフェードアウトし、多くのアジア系のラグチューが聞こえてくる。あくまでも推測ではあるが、東南アジアの各局が国内ラグチューをしているのだろうと思う。時間的には日本国内がフェードアウトしたとき、彼らは正に国内QSOに適している時間帯なのかもしれない。
一方、7.050MHzを中心に、沢山の中国アマチュア局もQRVしている。外国局との交信を行う場合、通常は英語を使うことが多いが、中国局との交信に彼らの言語、中国語を使ってみようということを考えてみる。
中国は人口も多いだけでなく、広い国土があり、多くの方言があるという。有名な言語は広東語である。それだけでなく、上海、北京などの大都市でも、それぞれに方言がある。そのため、同じ中国人同士でも、土地が離れている場合は、共通の言葉を必要とする。彼らの共通の言語は、共通語、標準語、マンダリンと呼ばれ、北京語とも呼ばれている、日本での中国語を指す。すなわち、家族や地元の人同士で話す場合は、その地方の言葉を使うが、通じないとなると標準語を使うようである。
もちろん、日本人が彼らの言語を使って話す場合、一般的に中国語を使うことになる。ここでは、中国語で交信する場合に、用いる言葉について、記載する。中国語自体の文法などは、ここでは取り上げない。


呼び出し(呼叫)
CQ CQ CQ こちらはJH0ILL,受信します。 
CQ CQ CQ 这里是JH0ILL,正在守听, 等待应答。


JH0ILL, こちらはJD1XYZ

CQ WW WPX TEST

3月26日、27日に行われたWPXコンテスト電話部門に参加してみた。7MHzのみの参加で、時間も短時間しか参加しなかった。以前から上げていた40m Delta Loopの感じはどうなのかを話したいと思う。
まず、耳の方であるが、強い国内のコンテスト局が持っている耳と比べると、残念ながら低い。40m Delta Loopは八木アンテナに比べては見劣りがあるのはやむ得ない。しかし、Wからの信号は、ほとんど、プリアンプなしでS9~9+で入ってきた。東南アジアの各局も強い局はS9+20dB、少なくともS7~9の範囲であった(聞こえる局はの前提でである)。何度も、聞き直している局がいるが、私の聞こえる局は、ほとんど、完全にコピーできる状態であった。
飛びの方はどうだったか?
残念ながら、S9+のアジア各局を呼べど、叫ぼうと、コールバックは無かった。あくまでも憶測であるが、アジアの各局では、JAの混信が強い?アンテナ設備でなく出力でカバー?無線機の正しい使い方を知らない?などなど、
Wの局の耳の良さは驚くばかりである。多少、相手が弱くても、ほぼ、一発でコールサインを聞き取ってくれる。この違いを深く感じた。


ということで、今回は多くのDXを聞くことが出来たが、殆どのアジア局にはソッポを向かれた。7Mhzは、やはりベアフットでは厳しいバンドだろうか?

40m Delta Loop その2



3.5MHzでのJA0 TESTが終わり、短縮Zeppを降ろして、再び、Delta Loopを上げた。前回は、短縮コイルを入れて同調をとったが、今回目指すのは完全のフルサイズである。
短縮コイルを使った分をワイヤーで長くする必要がある。幸い、前回のデルタループは完全に垂直というわけでなく、斜めの成分がかなり強いものであった。底辺の部分を頂点のポール側に引っ張ってあげると、垂直成分が高くなり、かつ、ループ長を稼げる。
簡単な図は上図の通り。
φ50で9ターン程度の短縮コイルに相当するワイヤー長は約2.8m程度となった。
40mバンドでのSWR1.5以下の領域は、7.000MHz(SWR=1.2)、7.030MHz(SWR=1.1)、7.120MHz(SWR=1.5)程度であり、7.120MHz以上では使用するには難ありということになった。給電部はベランダにあり、簡単に設定できるため、給電部から250mm程度のタップ点を設けて、そこに切り替えることができるようにしたら、7.080MHzから7.200MHzまでがSWR1.5以下に収まった。これで、電話も可能であり、国内ラグチューもできるようになった。アンテナの最低点は、約4m程度、最高点は14m程度である。
ちなみに、このデルタループを上げて、VE7ACN/7がパイルの中で比較的早くピックアップしていただいた。東南アジア内であれば、問題なく599~59+9でQSOが可能。FH/F9DXはまだQSOに至らないが、59++9で入感。電話でもYB0Vより声がかかり、59+のレポートを頂く。
垂直偏波のため、欠点はノイズが多いことである。ノイズは、Zeppのときと比べ、同じか少し大きめである。夕方以降のDXが入ってくる時間になれば、W,LU,CXなど結構強く入感してくる。以前に上げていた低い(12m高)2エレ八木に比べれば、安価で且つ耳は良いように思える。ただ、ベアフットということから、電話の場合、聞こえていても応答が無い場合もある。せめて、200W程度あればいいとも感じる。
国内の状況ももっと確認してみて、レポートを書きたい。