アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

10月のコンデションとその回避

10月11日、会社からの帰宅後、いつも通り、愛機TS-480の電源を入れて、状況を確認した。クラスタDXSCAPEも併せて確認するが、7MHzのコンデションはすこぶる悪い。昨年の同時期の自らのブログ記事を再確認したが、やはり、10月になってコンデションの低迷は感じていたようだ。特に、昨年よりも酷く、このところ、SSN=0以外の数値を見たことが無い。21時頃、7MHzで国内はもちろん、海外も殆ど聞こえない状況なのだから、14MHzなどの高いバンドなど期待すらできないのが現状である。
昨年の10月は、50MHzのビームを上げていたので、少しの時間でもワッチして、CQを出すという習慣があったが、今年は全くない。アンテナは1/2λGPだけなので、静かな50MHzからは暫く遠のいている。逆に、50MHzのビームに代わって上げたCD78jrがここ連日活躍している。今年、7MHzが聞こえない場合は、3.5MHzに直ぐに移動する習慣が身に着いた。CD78jrは、雨天に非常に顕著に反応する。すなわち、雨が降ると、マッチング周波数が下側に移動する。普段は、3.509MHz,3.538MHz,3.561MHz辺りが中心なのだが、10月11日、小雨が降った後、マッチング周波数を見ると、3.500MHz,3.531MHz,3.552MHz付近で9kHzも低下する。もともと、SWR2以下のバンド幅は±7kHzしかないので、SSBの出来る周波数はかなり絞られてしまう。それでも、3.5MHzがいいのは、非常に安定感があるためである。
10月11日は、CWバンドを無視し、3.538MHzから次第に周波数を上に移動していった。きちんと3kHz間隔でQSOをしていた。この3kHz間隔に異論を言う方々もおられるし、コンテスト時などは私ももっと細かくしてもいいと思うが、隣り合う周波数で混信の影響を少なくした運用という面では、この3kHz間隔は結構いいと思っている。3.553MHzには、例の音楽流しっぱなし局が出ている。これについては、何故、行政はそのままにしているのかが不明である。10月11日は、その少し上の3.556MHzが空いていたので、そこでCQを出した。最近の運用スタイルは、何も問題なければ、50Wで運用するということである。それは、3.5MHzでの50W運用局が非常に多い上に、CD78jrは以前のツェップアンテナよりも飛び、耳共良く、50Wで十分に楽しめるためだ。恐らく、5W、10Wというと選択をすると、相手は厳しい状況に置かれて、QSOを楽しむという状態にならないかもしれない。この50Wというのは、お互いに相手の状態を把握しあえる良い出力と思うようになった。それで、長い場合は1時間以上の交信をするわけだから、とっても安定した良いバンドなのだろう。



JS8CALL from FT8CALL

以前に紹介したFT8の通信プロトコルを用いたチャットプログラムFT8CALLがあるが、この度、Ver 0.7から名称が変わり、JS8CALLなった。これまで、FT8モードと呼ばれていたものも、今後はJS8モードと呼ばれることになった。
今までのFT8CALLのソフトウェアを変更し、JS8CALLとすることになった。
主に変わった機能は、いままではその周波数で確認される全ての局のメッセージ、また、ビーコンのメッセージをテキストエリアには表示させないことができるようになった。また、100Hz内の局でメッセージをやり取りするGROUPCALLという機能もあるようだ。
また、FT8は時刻同期型の通信ツールで、PCの時刻を正確に合わせる必要があるが、JS8CALLではマニュアルで時間調整ができる機能が付いた。
更にBEACONモードのときに自動返答機能”BEACON ACK”という機能がある。すなわち、BEACONのときは、自動的に相手が信号強度を返す機能があるようだ。
まぁ、まだJS8CALLについてはテストバージョンしかなく、そのアプリケーション入手には、登録を行わなければならない。FT8と同じ-20dB程度に到達する微弱信号でPSKのようなチャットを行うことが可能なツールとして、今後、更なる発展を期待したい。
なお、このJS8CALLから、設定により起動直後で”AUTO”モードとなることが阻止された。これは、JAのような外国とのQSOのみ有効となるバンドプランがある中で、AUTOは自動的に返答するために、国内同士でのQSOが成立してしまうといった危険なモードであった。これが阻止できるようになったことは、JA各局にとって有益である。
実は、このJS8CALLになってからの運用実績は無い。このソフトはPC内のサウンドカードでは正常であるが、USBデバイスを用いてのオーディオ出力は現段階では出来ない状態であるためだ。
これも恐らく、私以外からも作者にレポートが行っているので、間もなく改良されるであろう。

第39回 全市全郡コンテスト

JARLが主催するコンテストのうち、春のALL JAと並んで大きなコンテストである全市全郡に参加した。昨年のブログの記録をみると、昨年は141局とのQSOであったが、今年は更に多いQSOを目指して参加することとした。
当初は、マルチバンドでの参加を考えていたが、台風25号が日本海側を通過するとの情報から、強風が発生した場合はアンテナを下げなければならず、その場合を考えると低コンデションの今、夜の3.5MHzを切り捨てる場合はマルチバンド参加は難しいと考え、今回も7MHzの電信電話部門での参加に絞ることとした。
結果は、以下の通りである。

トータルQSOは377局で昨年の倍にまで伸びた。
参加した結果は以下の通り。

上記のように開始早々から、殆どQSOが無かったのは、2つの理由からである。まずは、21時過ぎ、CW帯はOTHレーダーノイズが強く、スキャッタ等による国内近距離信号はピックアップできず、長野からでは6エリア、8エリアのみのQSOが可能であった。SSBでは同様に8エリアを中心に呼びに回ったためである。
22時には、台風の影響による風がとても強くなり、クランクダウンが余儀なくなり、QRTした。
朝5時半に起き、アンテナの状態を確認、損傷などはなく、直ぐにクランクアップを行った。7.080MHz辺りでSSBにてCQを始める。この辺の周波数は、モービル局が多く出ているスポットであるが、空いていたので先に使わせていただいた。途中、1kc下からの強力な信号があり、かなり厳しい状況もあったが、多くの局からの呼びかけがあり、まさに2エレ+kWでしのいだ。
9時過ぎになり、すこしSSBが落ち着いてきたので、CWバンドに移る。OTHレーダーノイズは相変わらず強いため、弱い信号のピックアップはほぼ不可能であるが、それでも良いコンデションで出来るだけ多くの局とQSOを考え、1kWでのCQによるランニングを行い、多くの方とのQSOが出来た。
10時には用事があり、一旦QRT。12時頃から再開した。再開時には、既に1エリアがスキップ状態になっていた。
以下は、エリア毎のQSO推移である。

上図のように、朝方に抜き出て局数が多かったのが1エリアで実がこの時間帯が勝負だったかもしれない。お昼ごろは、3エリアが少し強くなったがあまりぱっとしなかった。10時ごろがもしかするともっと良かったのかもしれず、ここで出ていれば、もう100局の交信は出来たかもしれない。
また、15時過ぎには、やはり近所の温泉に出かけ、夕食の買出しも行ってきた(温泉は休みで結果はいけなかったが・・・)。夕方少しだけQRVしたが、スキップのエリアが変化していくのが感じ取られた。SSBでの運用を主体とした。何しろ、CW帯はS9+20dB以上にOTHレーダーで占領
されていたので。19時過ぎに、あらためでバンドをワッチしたら、なんと、OTHレーダーノイズが消えており、CW帯がクリアになっていた。スキャッタによる弱い信号も判別できる状態にあった。ここからが、CWでの独断場かもしれない。25局とQSOでき、1エリアなどの近距離との交信も可能であった。また、SSBではスキップ状態になっている中、ビームを8エリア、または6エリアのどちらかに向けて、集中してCQを出し、呼んできていただける局を待つ体勢をとった。225度に向けてCQを出していたら、VK局からも声がかかった。JAとのコンテストに参加していることを説明、昨日からのオセアニアコンテストを思い出し、昨晩での続きの番号での交換を行った(後で分かったことはその時間は既にオセアニアコンテストも終了しており、無駄になった・・・)。


今回、感じたこと・・・
やはり、CWでの局数がコンテスト結果に左右される感じがした。しかし、OTHレーダーのため、昨年より一層厳しい状況だった。これはQRP部門の局にはとても厳しかったに違いない。
エントリーモデルのTS480でも、なんとかピックアップ出来たのでは?と思った。もし、呼んでいたのにとってもらえなかったという方がおられたら、申し訳ないと思う。QRMの中でのピックアップは、混信除去のツールは殆ど使えないと思われる。CWのOTHレーダーの低減のために何かを行うと、相手から呼ばれたときに、きちんと聞けないこともあるため、まさに自分の耳をいかに鍛えるかしかないかもしれない。kWで出していても、QRP局をきちんとフルコピーできる耳にあこがれてしまう。どうしたら、出来るのか・・・。
CQだけでも、SSBの自動音声機能がほしくなった。CWに逃げるのは、そのためである。CW運用時は、食べながら、飲みながらが出来るのでとてもいい。


以上、いろいろとありましたが、みなさん、お呼びいただき、ありがとうございました。