アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

デジタルモードROSによる通信

現在、デジタルモードというと、誰もがFT8を思い浮かべると思う。特に、最近のDXペディションではこのFT8のDX Pedition Modeを使うケースが増えてきており、先日もTX5TがDX Pedition Modeを使ってサービスをしていた。このDX Pedition Modeは、ペディション局が同時に複数の送信が行えるため、いわゆる同時に複数のQSOが進められるという優れものである。このFT8が現れたおかげで、このSSNが最小の時期を迎えながらも、DXを追い続けることができることは素晴らしいことだと感じる。実際、今日8月25日も7.041MHzの国内バンドでFT8と小電力(約0.1W)で10局もの国内局とQSOを成立してしまった。
さて、デジタルモードには、他にRTTY,PSKそしてCWなどを楽しんでいるが、以前から気になっていたモードにROSがある。このROSは、聞いた話によれば、FCCはこのモードを許さないとのことで、米国ではライセンスが許可されておらず、欧州中心に使われているようだ。
ROSは、以下のWebにて紹介されており、微弱信号ソフトウェアと紹介されている。



実際に使用する上では、ROSを諸元表に記載して届出もおこなっておく。ROSの場合、マルチプルFSKとして固有周波数帯域は2250Hz程度ある。電波形式はF1BあるいはF2Bとなる。
ソフトウェアは、上記のEA5HVK局のWebサイト上にROS v7.4.0とあるので、ダウンロードしてインストールする。使用においては、インターネットが使えること、CATでのコントロールできるようにすると良い。ROSは、アプリ上でインターネット上にチャット画面が出て、ネット上でも簡単な情報を交換しながら、交信を楽しむ。また、周波数はチャネル化で固定されており、CATにより自動的に周波数を設定してしまうことが可能である。
以下がROSの画面である。
上のメニューの下にはチャット画面があり、現在、アクティブな局がどうしているかを周波数と状態であらわしてくれる。その右にあるPCアイコンを選択すると、ダイアログが開き、相手に自分の情報を伝えることができる。更にその右側には周波数の設定ボタンがあり、横断的に周波数を切り替えることができる。その下には、チャットの結果の画面である。

チャット画面の下には状態を表すメーターが表示され、更にその下にはいろいろな設定スイッチがある。PWRが出力スライドスイッチ、AlarmはON,Decodeは相手が決まれば相手だけとなる。普段はALL。WFall はON,BeacmはOFF。Baudは16,8のどちらかを設定。その下は送信マクロボタンである。PSK通信と同じレベルの内容を設定しておけば、十分のようだ。
実際の交信を行う場合は、バンドプランを十分に意識して運用が必要である。14MHzが一番つながりやすく、周波数もバンドプランと同じであるため、やはり14MHzでの運用をお勧めする。
交信内容は、PSKなどでの定型文とほぼ同じで、PSKに変わる通信方式と想定しているようだ。
いずれも、3局とQSOしたが、今後、もっと、調べて報告するものとする。


追記:
上記で、バンドプランは同じと記載していたが、1つの14.115MHzは通常のバンドプランからは外れており、海外局との交信にのみ使用可能である。JA国内のバンドプランでは14.112MHzまでなので注意が必要。



夏枯れ?

8月21日の夜、21時を過ぎて、無線機の電源を投入。7MHzで聞こえるのは、全て海外局(主に東南アジア局のみ)であった。CQを出しても、中々答えてもらえず、BH1(北京)局、そして、8エリアの局となんとかQSOできた迄であった。先日に立て続けで東南アジア局とQSO出来るかと目論んでいたが、それも今回は無かった。QSO数が少なく、少し不満だったので、7MHzのCWをやろうと思って、7.040MHzの付近まで移動。しかし、今夜はウッドペッカーノイズがS9++で入感し、QSO出来る状態ではなかった。それでもと、ビームを東側に向けて、1kWにて7.014MHzにてCQを連呼した。RBNではN7TRの39dBをはじめとして、北米西海岸にはそれなりに届いているようだった。しかし、例のウッドペッカーノイズがS9++で入っているために、まともなQSOは出来ないため、10MHzに移ってみた。10MHzでは、10.112MHzでビームを北東に向けて、CQを呼んだ。RBNのレポートでは、弱々しい信号が北米に届いていることが分かったが、あまり芳しくない状態であった。
更に、3.5MHzに切り替え、こちらもウッドペッカーノイズがS9++でバンド内を埋め尽くしており、全くQSOできる気がしなかった。23時過ぎに14MHzにQSY。やはり全体的に信号が弱く、めぼしいところが聞こえない。これが夏枯れなのか?結局、すこぶるコンデションがNGな日であった。こんなときは、違ったことを試みたくなる。
そのひとつとして、ROSがある。ROSとはEA5HVK局が提供しているソフトウェアで使用可能なデジタルモードで弱い信号でのQSOが出来るとされている。専用のソフトをダウンロードして使うものである。専用周波数が定められており、今回は14.103MHzを使ってみた。ここは丁度、バンドプラン上でも使える部分である。ソフトはCATシステムでコントロールされ、マクロによる送信データを送出できる。また、ソフトウェアにはインターネットを利用したチャット機能も加味されており、電波の送出と連動して動作する。
使い方は、通常のMMVARIなどの同じようなのだが、CQを出した際、ロシア局が私に気づいて、応答しているようなのだが、データとしデコードができない状態が続いた。
今後、対応も考え、さらに検討をしたい。


秋のコンデションの到来か?

お盆が終わり、夏の酷暑が和らぎ、幾ばかりか過ごしやすくなってきて、秋の気配が漂うこのところである。お空(電波の伝搬)においても、夏場は、夜遅くまで7MHzで国内との交信が比較的安定してできたものが、この頃、21時を過ぎると、7MHzの近距離が入感しなくなっている。それに対して、東南アジアが結構強く入感し、北米・南米の方からの信号も聞こえる。
アルゼンチンにあるWebSDR LU5DNPにて7MHzのバンドを受信、アンテナを東に向け、1kWにてCWでCQを出すと、自らの信号が確認できるまでになった。また、RBNによって確認をすれば、自らの信号が届いている範囲がかなり広がってきたことを知る事ができる。
8月19日の夜は、ビームを220度方向に向けて、7.138MHz SSBにてCQを出す。東南アジア(フィリッピン、インドネシア)からのパイルを受けた。信号強度はS7~9程度、50WにDPという局もしっかりとSを振らせて入感してきた。20局程とQSOを行う。
8月20日の夜は、SSBでVK局からコールを受ける。その後、14MHzにQSY。アフリカ、欧州とSSB,CWにてQSOができた。23時頃のZSあたりから入感する信号はとても強く安定しており、欧州からの信号も23時前でも良く入っていた。
いよいよ、秋のコンデションが到来したと言えようか?これからは、7MHz・10MHzでの朝方のEUの信号も期待したい。