アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

ACOM1000 クーリングファンインストール

RTTYがらみのDXコンテストに参加したり、PSKやFT8にてDXを呼ぶ際に、リニアアンプを使用するケースが多い。そのため、ACOM1000にクーリングファンを組み込むことを検討していた。リニアアンプの購入先にお願いして注文しておいた。漸く、入荷されたので購入、比較的安価(4千円未満)で入手できた。

送られてきたファンは、ACOMの純正、必要な取り付け部品と組み込むための取説が入っていた。取説は3ページ程度の英文で、白黒写真であるが、手順や安全への配慮がきちんと記載されていた。早速、取説に従って、組み込むこととした。
まず、電源コードを外して、少なくとも30分以上を待って、外装を開けるように記載されている。高い電圧の部位があり、コンデンサ等での放電を考慮すると、その程度は必要なのだろう。
それから、外装を開ける。#2プラスドライバを用いて、両側面6本、背面上部の3本のネジを外す。外装は上に引き上げると外すことができる。


引き外すと、2箇所にマイクロスイッチの安全回路が用意されていた。電源回路と思われるユニットが見える。

側面側からみると、大きなトランスが見られる。今回のファンは、このトランスを冷やすことが主目的のようだ。外装の密閉度が高いので、ファンを通して入れられた空気は、終段管のファンをより効率よくするにも力を貸すことだろう。
まずは、取説に記載されている通り、3箇所の端子を背面のグランド端子と接続した電線を用いて、短絡し、充電された電位のデスチャージを行う。これは安全のために、必須の作業である。
白いシートが基板の上に落ちていたが、これは外装の内側に本来は貼っておいたはずの電源電圧設定のための表示シールであった。これはシール力が無いので取り除いた。


ファンは、背面のフィルタ板を取り外し、そのところに合わせて、ファンを取り付ける。2014年前のモデルではトランスも外さないと、ファンは組み込めないようだ(外装シャーシにネジが切っていないので、内側から六角ナットでとめる必要があるため)。私の1ACOM1000は最新モデルのため、そのまま、つけることができる。ファンのリード線は、ファン穴から上にあるプリント版の5mm程度の孔を介して、プリント版上部にある+24Vの端子台に接続することが必要。この5mm孔にリード線を通すのは結構大変だ。日本人は比較的器用なので、できると思うが、一般的には面倒だと思う。
また、ファンは外した背面フィルタ板を固定しているネジを用いて、固定するのだが、ファンは両側が耳のようになっており、ドライバが入らない。精密ドライバだと細くて孔を通るので、それを用いた。
ファンのフィルタ部は、皿ネジで固定する必要がある。ナットでとめるのだが、これも結構面倒。なんとか、フィルタも組み込んだ。


ACOM1000の外装を取り付け、電源コードを接続し、メイン電源を入れる。ファンが回ったことを確認した。
さて、気になるファンの音であるが、少し大きくなったが、それでもTS-480HXの2つのファンよりも断然静かである。
運用したときの温度状態をモニタで確認したが、それほど変わったとは思えない。しかし、温度状態が上がらないため、電解コンデンサなどの部品に対しても、良い影響を与えるだろうから、良いと判断をした。
今度、RTTYやPSKでの1kW運用を試みたい。




SSN極小期の運用

12月19日、CQ誌の発売日なので、帰宅途中に書店で買い求めた。毎年、1月号には新年の伝搬予測などの記事が上がっている。内容によると、2019年は2018年よりも更に太陽活動は低下するようである。2017年よりも今年は酷かったが、更に酷い状態とはどうなるのか、想像は出来なかった。しかし、HFハイバンドのコンデションは、ほぼ、絶望となるようで、それに対してローバンドは良いとのこと、特に7MHzがメインバンドになるようだ。
再開局後、これまでアンテナ設備を強化し、更に、50W⇒200W⇒1kWと電力を増強してきた。いままでのCQ誌で掲載された記事からは、バンドのオープン時間が短いため、出来るだけ色々なバンドに出ることができるようにすることや、やはりローバンドが良いなどの記事があった。
最近のパイルアップ時の応答順番やコンテスト時のピックアップなどから、現在のアンテナ設備は、いまひとつであることは否定できない状態だ。オールラウンドということから、7MHz,10MHz,18MHz,24MHz,28MHzの5バンドは、トラップ入り2エレミニビームで、国内はそこそこに使えても、DXとなると耳、飛び共にいまひとつという感じが強い。RBNのJAのSkimmerがレポートする局については、4~6dBの信号強度でなんとかQSOできるレベルで受信できるが、SSBでJAが交信しているDXの相手が殆ど聞こえないことから、DXに対しては、25m以上に上げたダイポールに負けている感じがする。特に、10MHzに至っては、同じ地上高のダイポールにも負けているのではないかという気がするのだ。18MHzでは多少は改善されているとしても、4エレ以上のビームアンテナを備えている局が聞こえるDXは聞こえない状況だ。
DXのメインバンドの14MHz,21MHzはどうかというと、低い4エレでは耳がいまひとつのようだ。DXコンテストではランニングがあまり出来なかったり、ローカル局と呼び負けることが常である。
3.5MHz/3.8MHzも短く低いRDPの限界をいつも感じるのだ。
私はアンテナ設備の弱さをQROによって補おうと考えて、1kWまでのQROを行ったが、DXにおいては、ここに来て、耳の悪さを痛感するようになった。かと言って、タワーを立替え、アンテナを変えるとすれば、アンテナ設備だけで300万円以上の投資が必要となるだろう。
いっそのこと、国内QSOへの楽しみに目を向けていこうか?
最近は、再開局時に行っていた3.5MHz和文CWも再開し、じっくりとCWで会話を楽しむこともよいと感じてきている。更に、2mや6mの移動運用などにも目線を変えていこうか迷っている。

ローバンドDXの時期?

12月17日、冬至まで後5日となった。帰宅後、21時過ぎのHF国内コンデションは、7MHzは絶望、それどころか3.5MHzでも近くはスキップの状態であった。クリスマス特別局8J7XMASが3.557MHzにてオンエアしていた。その信号は非常に弱々しく、恐らくリニアでの後押しをしないと、相手に気づいてもらえないような気がした。暫くして、8J7XMASがQRTしたようなので、3.559MHzにてCQを出す。通常の50Wでは無理な感じがしたので、リニアを接続し、700W程度の出力でQRV。なんとか、国内QSOをこなせたという感じであった。
RBNにて、7MHzの状態、3.5MHzの状態を確認。このときの設定は、Search Filter で、DX:any, DE:JA Band:40m若しくは80mで設定する。7MHzでも多くのDXが現れるものの、ノイズが酷く、あまり状態としては良くない。3.5MHzでは北米でなく、既にEUが入感していた。YL3CW局が比較的強く入っていた。また、ロシアの記念局は599で入感。その記念局を呼ぶ相手のDX局も聞こえる場合があった。更に、SM局も入感しており、3.5MHzはノイズもなく、信号がはっきり聞こえていた。故に、今夜は3.5MHzのDXを呼びかける。CD78jrの急峻なSWRカーブの変化に対して、リニアアンプACM1000は過剰反応をするようで、SWRが悪くなると、少ないドライブで大出力を出そうとする。例えば、SWR=1.2程度で950Wに調整、そのときのエキサイタドライブ出力は65W程度とする。それが、SWR=2になると、50Wのエキサイタドライブ出力で1000Wを出そうとする。リニアアンプの仕様によればSWRが3程度まで出力は出せるのだが、きちんと調整しないと、20W程度でも1000Wを出そうとし、それ以上となると、入力オーバーでリニアが停止する。こんなわけなので、3.5MHzのDXに限っては750W程度の出力で運用している。まあ、アンテナが低く、短いため、飛びは今一つであるが・・・。200W局よりは幾ばかりかリターン率が高い程度である。
それにしても、1.9MHzは不明であるが、3.5MHzでの近距離通信の状態が悪くなると、DXが期待できることが分かった。冬至まで後わずか、SSNの低迷している中、ローバンドDXは楽しい時期を迎えているのかもしれない。