アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

連日の好コンデション

いつも帰宅し、夕食後にシャック(無線室?ガラクタ置き場?)に入る。20時半が最近多いが、夏至を過ぎ、ここ連日、ハイバンドの国内コンデションはとても良いようだ。相手は聞こえていないが、ただ、QRVする局が少ないだけで、QSOとなると実に信号が強く入ってくる。
6月28日は、コンデションの状態を調べるために、50MHzをワッチした。アンテナは、HFの14/21MHzの八木を使ってである。これを利用しても、SWR1.5程度まで50MHzでは落ちる。指向性は四葉のクローバーのようなパターンみたいだ。それでも、S9程度で北海道の局が1局だけ聞こえた。以前に50MHzで既にQSO済みの方であったので、29MHzに移動。50MHzでEsが出ていれば、その下の周波数はだいたい開けているから。29.300MHzFMでCQを恐る恐るだしてみる。実は関東エリアなど、全く聞こえないので、使っていないようでも、誰かが使っているケースもある。最初は、29.26MHzでCQ、8エリアの局から呼ばれたが、かぶりがあるとのことで、ショートで終わり。29.24MHzに移って、チェックをすると、コールを名乗らない人がいきなり喋ってきた。それも長々と。すこし嫌になり、29.22MHzでCQ、8エリアのOMとQSOできた。実は、29MHzFMではCQを出しての初めての記念とすべきQSOである。少ないチャネル数なので、早々に引き揚げて、28.516MHzでSSBにてCQ。何回かCQを出すものの、だれも応答せず。普段は閑古鳥の鳴く28MHzですから。
24MHzに移動、CQを出すも、空振り。21MHzに移動。21.250MHzでSメータが振り切れる強い局が聞こえる。北海道とQSOしているスーパーローカル局である。そこから、少し下がって、21.228MHzでCQを出す。6エリアのOMから呼ばれる。以前に、7MHzでお会いした方である。7MHzに比べて、混信が無い分だけ、いい。しかし、今日のQRNの信号はS9にも達する勢いである。その後、札幌の局とQSO、更に5Wにモービルホイップで運用されている局ともQSO。ピークS9+10dBでしっかり入感してきた。FT-817NDは本当に便利そう。QSOが終わり、少し、下の周波数でJA8CHXさんがCQを出されており、こちらから呼ぶ。5エレモノバンダーだそうで、信号もとても強力。22時をまわるまで、話が続いた。それでも、殆ど、信号強度は落ちなかった。QSOを終えて、バンド内を見れば、誰もいない。21MHzで唯一、QSOを遅くまでしていた局になってしまったようだ。
いつも通り、7MHzに移る。DXSCAPEをみれば、VK9AAが7.150MHzのSSBでQRV、沢山のJAがオンフレで呼んでいる。私では太刀打ち出来そうもないので、呼ばないことにした。いつものように、7MHzで近距離のQSOをおこない、今日のSSBは打ち止め。CWに変えて、CQを出すも、目的の北米からは応答は無かった。

不釣り合い?

6月27日、20時半過ぎにシャックに入り、21MHzから覗いた。8エリアが非常に強く入り、スーパーローカル並みの信号であった。まずは、札幌のOMとQSOし、少し上でCQを出したところ、いつも7MHzでお世話になっているJJ8HGAさんからコールを頂いた。3m高のDPとのことであったが、信号はS9+20dBで届いており、非常に強かった。QSOが終わり、気を良くして、CQを連発、しかし、8エリアと思われる2局から呼ばれたようだが、コールがどうしても取りきれない状況であった。その理由の1つは、本日のノイズレベルが異常に高いということである。ノイズだけで、S7程度まで振っており、NBを上げても、キャンセルできない状況にあった。いずれも、後、数dBの利得があれば、フルコピーできる状態であるが、それが出来ないことに、せっかく呼んでいただいたのにとの不甲斐無さを感じるのである。恐らく、5エレなら確認できるのだろう。自分の耳と200Wの出力の不釣り合いを感じた。AFレベルでいいので、もう少し、了解度を上げるための手段をとらないと、強い局相手のヘボオペになってしまう・・・。
その後、7MHzに切り替え、7.117MHzでCQ連呼、9エリアの強い信号のOMとQSOをした後、JR3PRCさんからコール、0.5W QRPpとのこと、混信は多少あるものの、ノイズが少ない分、S7程度でも聞き取れる。少し、厳しいとの話をしたところ、5WまでQROして頂いた。私も、すかさず、5Wにパワーダウンし、7MHzの夜22時をまわってのQRP同士でのQSOに花が咲いた。QSOが終わり、再び、200WにQRO、7MHzの場合、呼んでいただける方については、ほぼ、QSOができ、耳とパワーの不釣り合いは生じていないようだ。
23時をまわり、14MHzに移り、バンド内をワッチ、SSBで中近東、北欧が強く入力、23時をまわっていたものの、まだ、2ndが寝ていないのでQSOをした。それから、14MHzのCWに移り、14.020MHzでUY2RAさんとCWでQSO。CW QSOが好きなようで、24WPM程度の平文で出てきたので、私も同じレベルで参戦、しかし、英文スペルが頭に浮かんでこず、送信側では平文にならないところばかりの状況となった。
14.036MHzに移り、私にとっては珍しいCQを連呼した。(普段は、14MHzでのCWでのCQは出さない。)すると、同時に何局からも呼ばれ、少し、嬉しい状態。ただ、皆、信号が弱い。こちらから、559や579と少し下駄を履かせたレポートを送るも、みな、599でVY FB SIGと打ってくる。相手はどのような環境で出ておられるのかがわからないが、QRN、QSBの中、WPM25程度の浮き上がってくるCW信号を必至に脳内デコードする。えぇ!14MHzでも不釣り合いなの?と思うほど、弱い局から呼ばれてしまった。
14MHzでの1kW局へのレポートと私へのレポートの差は、S2程度であり、アンテナ性能が4エレなら、ほぼ、その違いに収まることがわかった。不釣り合い解消は、パワーでなくアンテナ、若しくは受信性能なのだろう。

6月26日 夜の国内コンデション

夏至を過ぎ、夏型のコンデションが続いているようである。海外(DX)については、最近、あまりやっていないので不明であるが、色々な方のレポートを見ると、SSN値からみるほど、悪い状態ではないように思える。
6月26日、会社からの帰宅は20時半、夕食が終わったときは既に21時をまわっていた。Esによる国内コンデションは、18MHzがある程度指標になる。18MHzで国内QSOが行われていないなら、21MHzは望み薄だからだ。バンド幅が狭い18MHzでQSOをしたいという思いではなく、あくまで21MHz以上の状態確認のためである。18.120MHz付近でSSBのパイルが見られる。JAだけでなく、UAやHL局も呼んでいる。それも、オンフレ(同じ周波数)でのパイルであった。コールはVK9AA, Chirstmas.IsのDXペディションのようだ。アンテナを南西に向けたら、59で入感。このバンドも2エレHB9CVであるが、7MHzよりもゲインが高く、キレもある感じだ。聞いていると、アジアだけでなくEUからも呼ばれているようだ。十数回のコールの後、"ILL"をとってもらった。プリフィックスを聞かれたので、呼び返すと、”Italy"で始まるためか、イタリアの局がどうも複数、呼んでいて潰されているようだ。何回も"Stand by"の声が響くが、イタリア局らはひるまずに呼んでいるようだ。4,5回繰り返して、漸く、フルコールを取って頂いた。まだ、JAの方がマナーがいいかな?と思える。
QSOが終わり、21MHzに移る。今日は北海道方面は何も聞こえない。南南西に向けてみると、弱々しく信号が聞こえてきた。この時間では致し方ないかと思いつつ、周波数をすこしずらしたら、21.210MHz付近でS9+30dBぐらいSメーターを振らして6エリア熊本局が入感。JF6DRMさんであった。設備は50W+4エレとのこと。地上高が高いためか、今、聴こえる局で一番強い。40分ほど、お相手して下さった。ありがとうございました!
21MHzから7MHzに移ると、7.104MHzでJA8BTCさんがCQを連発。S9+40dB以上で入感。こちらで聞こえる7MHzで一番強い局であった。聞けば、アンテナシステムからパワーまですべてが凄い。おかげで、安定したQSOができました。