アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

7MHzを運用し

私の蔵書の1つに、CQ誌がある。CQ誌なるものが蔵書といって良いかどうか不明であるが、かなり何度も読み返しており、ある面ボロボロの状態である。2016年6月号の特集は、「7MHzを運用しよう」で、その伝播特性、アンテナ、DX交信について掲載されている。私には、幅広い知識もなく、限られた、それもかなり一方的な見解で、7MHzについて語ってみたいと思う。題して、「7MHzを運用し」ようとした。
私は3年前に再開局を行い、久々に7MHzに出てみた。昔は、7.000MHzから7.100MHzしか使えず、非常に多くの局で賑わい、常に混信状態にあった。当時のCWバンドは、7.000MHzから7.030MHzで、SSBは7.033MHzから運用できたはずだ。JAがDXと交信するには、CWの低い周波数か、外部VFOを付けてのスプリット運用が主だった。コンテストとなると、混信につく混信、10WにSSBでは一局すらできなかったことを覚えている。
バンドプランが変わり、新しい状況になった7MHzでの私の運用形態、すわなち、平日は夜20時すぎからの運用、週末は朝6時頃から、特にコンテストには多く参加する。DXも国内QSOも万遍なく実施している。


周波数                   内容
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7.003        QRP呼び出し周波数。ここに出るときは、DX以外は5W程度にしている。
7.000~7.015 国内での欧文交信。JCC/JCGのためのサービス交信。
7.020~7.029 和文による交信
7.031        psk31による交信
7.033~7.040 RTTYでの交信
7.041            FT8等、デジタルモード。国内用
7.048~7.080 SSBでの国内交信。主にアワードハント。
7.074 FT8、デジタルモード。DX用
7.080~7.099 アワードハント、モービル局との交信用
7.102            出るのはオススメしない周波数
7.104            朝方、北海道YLさん
7.104~7.139 比較的長い交信
7.140~7.156 ラグチュー
7.156~7.190 主にモービル局の周波数
7.190~7.199 DXコンテスト時に使う


ざっと、こんな感じなのだが、DX交信となると、私の周波数、時間帯の考え方は以下の通り。
朝方は、6時~8時ぐらいがDXができる時間帯。特にEU方面がよく、また、夜間の伝搬が主となるため、夜間帯が多い秋から春にかけての良いコンデション。特に12月は、夕方18時ですでに北欧方面が入感。
秋口、春先は、南半球との交信も良いようで、朝方のアフリカは結構強く入る。欧州方面は、夜中の2時頃を境に早い方(23時)と、遅い方(6時)があり、早い方はノイズや混信が多いが比較的飛んでくれる。遅い方は、相手方は強いけど、自分の信号はきちんと相手に届かないケースがある。西高東低とよばれる現象のようで、昔からウラル山脈が高いとよく表現し、東欧にまで電波が飛んでくれないことを嘆いた。
北米との交信は、16時ぐらいから可能であるが、実際は20時~23時過ぎまでが安定して交信できる。北米局は、CWではゼネラル級が出れる7.025MHz以上にQRVするケースがある。SSBでは、7.130MHz以上で呼びかけがある。これも秋口・春先となるが東海岸局が朝方に入ることもある。南米局は、秋口・春先の朝方の伝搬(ロングパス)を除けば、通常は夕方が中心となる。
アジアやオセアニアとの交信は、夕方から夜間にかけて、いつでも可能。生活スタイルは同じなので、狙う場所での無線が出来る時間帯に合せるといい。
デジタルモードの運用では、MMVARIによって7.031MHz付近でpsk31を週末楽しむ。最近はあまり国内局のコールを聞かない。7.041MHzはFT8で、私は0.5Wで運用。それでも、かなり強い信号で届いてしまう。DXは7.074MHz、こちらはある程度の出力は出す必要もある。私の場合、通常は400W程度でCQを出す。
夜21時過ぎのSSB国内交信は、4月下旬から9月ぐらいだろうか?7.100MHz以上は、デジタルモードらしい運用の混信があり、空き周波数が結構少ない。一旦、開けると夜中までも交信ができる。週末の国内交信は、朝、若しくは夕方に7.120MHz以上で交信。ラグチューモードである。CWでの国内交信は、最近、殆どやっていない。599BKスタイルは、DXで十分、和文交信は3.5MHzの方が好き。
コンテストは、海外コンテストを除けば、7.010MHz以上がCWである。SSBは、7.065MHzから上、7.130MHzぐらいまでがポツリと出ている。コンテストはCW交信が圧倒的に交信局数が稼げるので、SSBだけで貫くのは難しいと思う。CWで参加、時間に余裕があればSSBで交信というスタイル。
DXコンテストも、CWが主体。こんなに飛んだっけ?と錯覚するほど、メジャーなコンテストの場合、DX局が強い信号で出てくる。実際はDX局の設備が放送局なみなんだけど。
こんな感じで7MHzを運用し、日頃、楽しんでいる。

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