アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

HF運用の魅力

HFで運用する中、最近、久しぶりにHFにカムバックした方、初めてHFでの運用を行った方などとQSOすることがある。また、ツイッターでのツィートでは、無線を始める殆どの方がV・UHFから始められるのを耳にする。それは、HFからの運用は、費用がかかり、また、難しいと考えている方が多いのだろうと思う。果たして、本当にそうだろうかと思って、正に持論を述べたい。
まず、これだけ携帯電話やインターネットが普及している現代で、わざわざ、アマチュア無線をやるのはどうしてかを問いたい。私は、結婚を機に、新居に移ったために、無線ができる環境が無くなったために、アマチュア無線という趣味から一旦、退いた者である。その当時は、インターネットが始まったばかりで、今の楽天市場などが店舗を開いたばかりのころである。電話回線で接続し、無制限で接続するサービスを使って、プロバイダに接続、でも通信には時間を要した。そのため、いかに軽いコンテンツに仕上げるかが重要。でも、YahooメッセンジャやMSメッセンジャ、そして、後に出るSkypeなどは、殆どアマチュア無線と同じような不特定多数の方とのコミュニケーションがとれるようになった。Skypeでは、当時、多くの中国人と知り合いになった。毎晩と言っていいほど、日本語を学ぶ彼らと、中国語を学ぶ私との間で話をしていた。正に、QSL交換だけのアマチュア無線は不要と思うほどであった。それが、再び、ここにきて、無線を再開したのである。
知り合いとのコミュニケーションは、携帯電話でいつでも可能な時代、敢えて無線を行うベースとなっているのは、学生時代のHFでの不安定な電波環境の元、遠くかなたから届く弱々しい電波をキャッチし、その彼らと交信を確立することの面白さがあるためかもしれない。その面なら、V・UHFでも異常伝搬やEMEという方法で出来るかもしれない。また、山岳移動により、開けたところで遠方との交信をすることも魅力的である。ただ、現状を言えば、以前のように、144MHzや430MHzに多くの交信相手はいなくなり、特に144MHzのSSBでは、JCC/JCGハンティングを行っている方はいないようだ。長野市、千曲市のエリアでは、夜1チャネルが使われていればいい方で、平日は相手すら見つからないことが多い。また、1度、繋がると、何度もQSOすることはよほど、会話の内容が豊富でない限り、なくなる。私の場合では、知り合いとは、他の50MHzやHFなどの運用状況などが主な話題となることが多い。これでは、せっかく、大金を投資して買った無線機やアンテナは、瞬く間に使わなくなり、自然とQRTすることが推測できる。
HF運用は、難しいか?ということであるが、答えはV・UHF比べて、難しいと言えば難しいかもしれない。お金も大きなアンテナや設備を投資するなら、キリがない。これはV・UHFでも一緒で、遠くとQSOするなら、高いタワーに多エレメントの八木が欲しくなる。私が再開局したときの投資額を教えよう。
HF無線機 ヤフオクで7万円程度(一応、V・UHFまで運用可)
アンテナ 7MHzのツェップアンテナ 3000円程度(ヤフオクにて)
アンテナ V・UHF用はアマゾンで7000円程度
CWパドル ヤフオクで7000円程度
同軸ケーブル ヤフオクで3000円程度
電源 昔のDC電源 (ヤフオクで4000円程度で購入可能)
その他、JARL入会費、QSLカード印刷、無線局免許費用


私はまだ多く投資しすぎたと感じている。HF機ももっと安く入手できたし、V・UHFにこだわらないなら、もっと少なくてよかったと感じている。
それでも、50W機を使い、半年で600局程度の交信、その半分は海外局であった。
海外局との交信はとてもスリリングであり、是非、体験してほしいと思う。

週末の無線活動

6月17日夕方、漸くTS-480HXが修理され戻ってきた。17日の日は、夕方まで外出しており、QRVできなかった。帰宅後にバンド内をみると、ハイバンドでEsによりバンドがオープン状態、早速、21MHzにてIC-7000を用いて、普段はQSOできない1エリアを中心に呼びに回った。また、24MHzでもバンドがオープン、SSBよりもCWの方が短いQSOができるので、CWにて普段はQSOができないエリアとQSOを行った。当日は6mまでも好コンデションとなり、初めて4エリアとのQSOができた。
18時過ぎに、TS-480HXが戻ってきたので、シャックの中央に設置した。20時を回っていたが、All Asian DXコンテスト(AADX)に参加、久しぶりの200Wの感触を得たいために、40mバンドHighクラスに参加することを決定、直ぐに呼びにまわった。やはり、200Wにするとリターン率が上がり、LU局を除き、ほぼ、コール1回でリターンを受けることができた。JA1ZRL/6八重洲無線のクラブ局の沖縄移動がSSBで出ていたので、ビームを向け呼んだら、一発でリターンがあった。6mロールコールもTS-480HXで参加した。その後、再びAADXへ参加、7.028MHz付近でランニングを開始、いくつかの局から呼ばれた。やはり、DXコンテストでは200W程度はないとランニングは出来ない感じがする。八木の利得も併せれば、500W~1kWにダイポールの局には匹敵すると思う。
6月18日は、無線三昧の日であった。最初に、21MHzで近距離が聞こえていることを確認したら、直ぐに24MHzにQSY、SSBとCWで26局という未だかつてない多くの局とQSO、午後、7MHz SSBでOMとラグチューし、夕方から、7MHzでAADXに参戦。22時ぐらいまで、北米を中心に65局とQSOができた。明日の仕事と体調(風邪?)の悪さからQRT。今回は、局数も伸びず、マルチも伸びす、というところだが、とりあえずはAADXも参加できた。

6月17日 AADXの日

今日はAll Asian DXコンテストのCW部門の日である。しかしながら、今日は朝から親戚の法事があり、不在となる。一方、朗報では修理に出したTS-480が戻って来る。これで200Wに復活できる。即ち、AADXに参加することが可能となる。前回のSSB部門ではローパワー部門0エリアで入賞できた。200Wとなると、ハイパワー部門となり部が悪い。周波数は7MHzの場合、最悪のコンディションだろう。そうなると、入賞を意識せず、参加だけを考えようと思う。他にもやりたいことがあるからね。