アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

2月14日

21時に帰宅、無線部屋に入ったのは21時半頃、7MHzをワッチするに、バンド内はDXからの信号以外はまったく聞こえない状況・・・と思っていたら、JA8のOMさんのCQが入感。昨年10月以来にQSOがなく、ノイズとQSBの中、お声掛けをした。少し、厳しいときもあったが、なんとか最後までQSOが出来た。QSOが終わり、ビームを反対に向けたら、まったく聞こえなくなり、改めて、ビームアンテナの威力を感じた。
10MHzにV31ATがQRVしていた。QRZ.comで確認したら中米の局、1kHz UPでパイルを受けていたようだ。北米からも呼ばれていたので、取ってもらえるか心配だったが、呼んだら2回目にとってもらって、QSO成立。少し嬉しい。
ハイバンドや50MHz、145MHzも誰もいないようなので、7MHz CWを聞く。W7SW局が最大S9+20dBまで振って入感。いつも、CWのコンテスト前にQRVされるが、kW+2ele Yagiだというが凄い強い信号、思わず、BIG SIGNと打ってしまった。週末のARRL DX CONTEST狙いなのだろう。
コンデションがぱっとしないので、3.5MHzに移り、CQを出す。1エリアのOMから声をかけられ、QSOを行う。強い信号なのだが、アパマンハムだそうで、7MHzの釣竿GPにコイルを追加してQRVされているとのこと。強さの秘密はどこかを聞くために、カウンタポイズを教えて頂いたが、それほど長くない線を7本用いているようである。しかし、アンテナアナライザを利用され、リアクタンス成分をできるだけ小さくしているとのこと、アンテナチューナーは使っておられないようで、しっかりと調整されたアンテナは、やはり飛んでいくのだと認識した。
その後、JT65を聞いた。3.531MHzはどこからかの信号で聞くに堪え得ない状況。早々に、7.076MHzに移り、ワッチをして、コールするが、応答が無い状態。しかたないので、JT9モードに切り替えて、CQを出す。UA0から呼ばれ、QSO後、眠くなったので今日はQRT。JT65は、多くの局が期待しているモードであるが、ある程度、遠くと出来ることが分かってくると、最初は近隣国の局とQSOできるだけで喜んでいたのが、だんだんと違う場所とQSOしたくなる。しかし、そのような局は、結局、多くの局が呼ぶため、強い局が勝つのだろう。私は7.076MHzの出力は30W以下と決めているが、2エレ八木と30W以下では思うように遠くとはQSO出来ないようで、相手からのレポートを見れば、信号差は5~7dB程度ある局が多く、海外では100Wクラスの局も多いのかもしれない。それは誰もが、より強い信号でより遠くとを考えるのが当たり前かもしれず、おのずと無線機の出力ぎりぎりまで出している局が多いか?または、局数が増えてきて、ローパワーでの運用というルールを知らない局が多くなっているのかもしれない。いずれも、想像の域であるが・・・。

DSCWによる和文QSO(2月13日)

2月13日は、帰宅後、7MHzにXX9DがRTTYにてサービスをされていた。バンド内をみると、沢山のRTTY局が群がっていた。私も参加してみたが、RTTYでのスプリット運用のコツが判らず、結局、30分間呼び続けたが音沙汰なしの状況であった。XX9Dは信号も強く、S9+10dB以上で入感していた。諦めて、50MHzのFMにQSY、CQを出したところ、ローカル局から呼ばれ、いつもの50.620MHzでAMによるラグチューを始めた。最近は、FMではなくAMに出来るだけ移ってQSOするようになった。50MHzのAMはとてもいい。また、この周波数は様々な通信モードでのQSOも可能であり、CW,SSBなどをはじめ、色々なモードでのQSOが可能だ。
ローカル局にCW解読ソフトのDSCWが使えるようになったかを聞いたところ、使えるようなので、私もDSCWを立ち上げ、和文のQSOを試みた。私のPCは、XPの他にVistaがあり、そのVistaではDSCWが動作するようであった。送信側は繋がっていないので、通常のパドルを使って送信することにした。ローカル局はすべてDSCWである。
送信速度は最初、22WPM(約110文字/分)程度での設定で、少し早いが、問題なくデコードができ、QSOができた。送信速度を18WPM(90文字/分)としたら、ほぼ、通常のQSO速度になり、適度なQSOができた。エレキーであれば、ほぼ、問題なくデコードができるようで、今後、ローカルとのQSOでDSCWによる和文QSOも出来そうだ。スピードも速くすれば、それなりになりそうで、RTTYやPSKなどのデジタルモードに代わって、自分の耳が追い付かないような高速DSCW QSOなるものも実現できそうである。今度、ローカルに提案してやってみたいと思う。その前に、送信側も整えないといけないが・・・。こうしていくと、ノイズが酷かったり、強力なQRMがあったりさえしなければ、現段階でもDSCWによるデジタル通信が出来る段階になってきたと思う。
私は、実際、DSCWの支援による耳解読での和文(一定時間以上だと、集中力が低下して解読力が落ちてしまうことをフォロー)や平文英語によるWとの欧文QSOなんかは可能性がありそうである。今度、平文英語のQSO内容(マクロ)を準備したいと思っている。そうすれば、7MHzや10MHzで北米に向けてCQをだすことが苦になく出来そうと期待している。バクキーなどで、CWの手打ちこだわりをされる方からの批判はあるかもしれないが、相手にきちんとした電文を伝えることや、時代の流れが、手紙からワープロなどに変わってきた経緯も考え、このような楽しみ方もあることを是非、受け入れていただき、CW人口を更に増えることを期待したい。

CQ WW WPX RTTY CONTEST

 2月11日から開催されたWW WPXコンテストのRTTY部門に初めて参加した。2月になって少しずつだが、ハイバンドのコンデションが上向きになっており、今回はRTTY部門でも初参加で、7MHzに限定せずに、いろいろなバンドでQRVしてみることにした。
 まずは、ログとRTTY用ソフトウェアの選定であるが、昨年よりコンテストで使用してきたCTESTWINとMMTTYのコラボで運用してみたいと考えた。CTESTWINのフォルダにMMTTYの設定ファイルなど全てをコピペすれば、使用が可能となる。設定はよく判らないので、実際に運用している内容をみて、カスタマイズすることとする。
 10時過ぎに無線機の電源をON、ハイバンドはというと、コンデションが原因なのか、21MHzは今一つ、局数が少なく、14MHzは東南アジアを中心に比較的多くの信号が聞こえる。14MHzは敬遠ぎみな私も、今回はこのバンドからの参加となった。YBやアジアンロシアからの信号が沢山聞こえてくる。人口の多いYBは、アマチュア局も多いようで、いつもコンテストになると沢山の信号を聴くことができる。RTTYは、CQ局に対して、2~3回程度、自分のコールサインを送出し、相手からのレポートを待つ。そうしたら、自分のレポートを打つ。その繰り返しで、CTESTWIN+MMTTYであれば、基本的にキーボードは不要、マウスの操作だけで交信が成立する。ただ、QRNやQSBにより、送られて来た情報は間違っている場合もありうる。間違った情報をどうやって正しく解釈するかが非常に難しい。特に2回のデータが送られてきて、その2つとも異なる場合は何を信じていいか判らなくなる。
 夕刻になって、7MHzにQSY、Wを中心に、ロシア、東南アジア各局とQSOができた。比較的信号が強い局が対象ではあるが、信号強度が今一つの局でも、結構なPick Upをしてもらえ、それはSSB以上、CW以下の感じだ。心配していたEU方面も、ある程度、聞こえているところはできた。
 2月12日も、14MHzからの運用。朝9時頃、北米の局が強く入感しており、多くの北米局とQSOが出来た。午後2時過ぎに、21MHzへQSY、最初はアジアオセアニアが中心であったが、午後3時頃からはEUロシアや北欧までが開けて、楽しめた。
 午後4時過ぎになり、XYLと近くの温泉に行くために一旦QRT。先週、駐車場がいっぱいで入れなかった戸倉国民温泉に行った。ここは300円で源泉かけ流しの湯に入れる。手洗い場のシャワーから、カランまですべて源泉、入った後は体がすべすべな状態になる。とてもお勧めの千曲市の湯である。
 帰って後、夕刻の時間帯、7MHzで北米、南米を狙う。北米は多くとQSO,南米は唯一となったがLU局とのQSOが成立。夕食後は、3.5MHzにQSY、暫くJA各局を相手にQSOした。この3.5MHzが得点のミソになることも知らず・・・。実は、3.5MHzでのQSOは、国内QSOでも2得点を得ることができ、ハイバンドのアジア局とのQSOと同じ得点がもらえる。しかも、信号が強く安定している。CQでランニングしても、次から次へと呼ばれるため、WPXコンテストでは美味しいバンドになるのであった。得点の計算のときに実は初めて知った。
 再び、7MHzに戻り、初めて7.033MHz付近でCQを出してみた。誰も振り向いてくれないと思っていたら、Wやロシア、日本の各局から呼び出され、結構、楽しく続けられた。RTTYって、少し楽しい。夜遅くなり、翌日の出勤が心配になり、QRT。
翌朝(2月13日)、6時半から7MHzをワッチ、まだ、EU圏内の局が聞こえる。聞こえてくる局を呼び、結果として5局(EU)を20分でQSOして終了、全部で182局のQSOとなった。