アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

中国局との交信

10月10日は、帰宅後、HFを聞くも、国内局は全く聞こえない状態、すなわち、スキップ状態となっていた。10月になると、秋のコンデション、7MHzは夜となるとDXバンドに変貌する。それでも、国内QSOが出来る場合もあるので、7.108MHzにダイヤルを合わせて、CQの連呼、結局、誰からもお声はかからなかった。
7.050MHzにダイヤルを合わせると、中国局が同じ周波数で多数出ていた。コンデション的には、数時間の遅れがあるため、中国国内での国内QSOは未だ出来るようだ。しかし、暫く経過するとその7.050MHzも静かになる。中国国内でもスキップするようになり、彼らは同国内でのQSOが難しくなる。そのとき、すかさず、同周波数でCQを出すと、JAでも呼んでくるのである。
中国局のQSOはとても短く、信号レポートのみの交換、そして彼らの設備を紹介し合って終わる。名前は言わない。しかし、中国局とQSOすると、QSLカードやeQSLをきちんと交換する局もいるので、マナーはきちんとしているようだ。
中国は広いので、どこから聞こえてくるのかをコールサインで把握することが必要である。中国局のコールサインのルールは以下のWebサイトに記載されていた。



内容を要約すると、
中国のアマチュア無線局コールサインはBで、香港はVR2で、マカオはXXで始まる。
コールサインは、4つの部分で構成され、第1部分が国家でBと表示、第二部分が無線局の特性で、Yがクラブ局、Zがクラブ局での個人局(既に廃止)、A,D,G,Hが個人局。そのうち、Aは1級、Dが2級、G,Hが3,4,5級の資格。Hは都市部、例えば北京地区。
運用者は、中国無線伝達動協会の資格試験後、2番目の文字を変更できる。する。その他は変えない。例えば3級のBG1AAA局が、2級になったらBD1AAAとなる。Tは特殊活動で設立する無線局、は海の島の無線局、BS7Hは中国黄岩島、独立したDXCC地位時、同じく台湾のBV9の東沙群島、CQ WW DXコンテスト用のB1A,B1Zなどがある。
各エリアは、1が北京、2が黒龍江省、吉林遼寧、3が河北、内蒙古、山西、天津、4が江蘇、山東、上海、5が福建江西、浙江、6が安徽河南、湖北、7が広東、広西、海南湖南、8が貴州、四川、雲南、9が甘粛、寧夏、青海、陝西、0が西藏新疆。
ビーム方向で言えば、1から3までが西北西、4がほぼ西、5以降は西南西となる(長野からだと)。
中国局のアワードについては、まだ調査中。この国の国土は広いので、すこし、注意して、どこから聞こえるかを見たいと思う。

第38回全市全郡コンテスト

今年も全市全郡コンテストに参加できた。10月8日は、午前、午後共に用事が入っており、QRVする時間が制限を受けているため、出来るだけ多くの局とQSOすることを望み、7MHzの電信電話での参加となった。200Wのため、Hクラスということになった。
結果は、2時間半の参加、全141局のみにとどまった。そのうち、CWが101局、SSBは残りとなる。

SSBは効率がやはり悪く、混信も多い中、一発でQSOに至らないケースがあった。また、周波数の確保が出来ないため、SSBはすべて呼びに回った。呼びに回ったときは自分のペースでQSOが出来ないことが一番の苦痛である。特に、相手のQSOパターンはCWと違って、コンテストに関係のないQSOスタイルを取られるケースがあるため、効率が悪いような感じである。一方、CWはやはりコンテスタが多いせいか?メリハリがしっかりしており、余計なQSOは殆どしない。かなり早い交信が可能となる。
SSBで残念だと感じたのは、7.099MHzでのCQを出したところ、その上に音楽をかけてQSOを邪魔する輩がいることであった。CQを出して、誰かが呼んでくると、決まって音楽をかけてくるという悪意に満ちた行為である。とても残念だ。周波数は個人の所有物ではなく、公共のものであることを十分に知っていただきたい。また、音楽をかけて妨害すること自体が、電波法に触れる行為であることも知っていただきたいと感じた。それゆえ、7.099MHzをその後もみると、スポット的にそこだけが空いているという状態であった。他の局も妨害をかけられたのだろう。こんなことを繰り返していると、多くの局から総スカンされるだろう。マナーを守ってもらいたいものだ。
CWでは、270Hzのナローフィルタを用いてスポットを決めてランニングしたが、隣り合う局とは非常に狭いため、おそらく500Hzのフィルタでの運用は出来ないものだろう。500Hzのフィルタで運用されていた方がいたら申し訳ないと思う。
今回の反省点は、キーのミスが多かった点である。ランニングをしているときは、特に、キーの操作ミスやファンクションキーの押す場所を間違えたり、ミスが多かった。今後の課題であるが、良い対処方法があれば、知りたい。
今回も参加することに意義あり的なコンテストになってしまった。QSLは後ほど、すべてを発行する。

VX-8Dの使いみち

再開局後、初めての移動免許の無線機、八重洲VX-8Dを購入して、暫くたった。非常にコンパクトで144MHz,430MHzと更に50MHzが使える。移動と50MHzで運用するために購入、とても小さく、頑丈で便利である。
まだ、スピーカー・マイクやアンテナを購入していないのであまり使いみちがない。しかし、毎日、1つだけ使いみちがある。

それは、「お風呂ラジオ」である。中破を聞く機能があるので、それを使って、最近はNHKのラジオ深夜便を聞きながら、お風呂に入る。感度はそこそこであるけど、水が少しぐらい付いても全く気にしない。
お風呂から無線も聞くことができる。電波を出すのは怖いけど・・・。