アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

3月11日・12日

3月11日は、東日本大震災が発生し7年を経過した。今も、あの頃の揺れを思い出すと、その後に起こった多くの痛ましい出来事がフラッシュバックのように思い出されてくる。これは特に東北の方々にとっては今も心痛となって続く事柄だと思う。心から復興をお祈りしたい。
 さて、昨晩のJA0 3.5MHzコンテストに続いて、3月11日の午前中には7MHzコンテストが開催されたようだが、予定が入っており、都合がつかず、参加しなかった。シャックに入ったのは14時近くになってである。まずは、7MHzで1エリアの方とQSO後、6mでローカルQSOを行った。15時近くになり、DXクラスタにコンゴ共和国のDXペディション局TN5Rがレポートされており、14MHzを聞く。この時間帯は南米経由のロングパスで入感している。私のアンテナでは559程度である。UP1kHz~3kHzの幅でパイルが確認された。丁度、応答された局が確認できたので、その周波数から上に0.5kHz程度のところで、短くコールをした。なんと、棚ぼたなのか?直ぐに自分のコールが返ってきた。あっけなくNewエンティティをゲット。
それから、コンデションが上向きなため、21MHzにQSY。アンテナを西に向け、SSBでCQ。BG9局から応答あり。DU1/JA3のOM局から声がかかる。最初は47程度であったが、直ぐにリニアをオンしていただき、その後、最大59+20dBまで改善。西に向けたまま、CQを出したら、VR2局から応答あり。
今度は、18MHzに切り替え、18.152MHzでパイルがあったP29LL局、また、FK4QX局と続けてQSO。21MHzに戻り、VK4NBX局がJAのパイルアップを受けているようだ。100W+3eleで59+10dBで入感。2回目で漸く応答があり、短いQSOを行う。その後、14MHzに移り、XX9Q)局、9M0W局、18MHzでJW2US局らとQSO。更に、10MHzに移り、10.111MHzでパイルとなっている3D2EU局を1kHz UPで呼ぶ。何度か呼んでも応答ない。パイルの状態をみると、UP1kHzの辺りとUP3kHzの辺りの2つでパイルが発生しており、その3kHzのパイルからコールを取られていた。そこで、3kHzで呼んでなんとか取ってもらった。やはり、スプリットで呼ぶ場合、まず、パイルの状況をきちんと確認し、相手局がどこでピックアップしているかを確認するすることは重要である。闇雲に呼んでも電力の無駄使いとなる。更に、7MHzに移ったら、やはり3D2EUが聞こえる。信号は10MHzより強く、最大599+20dBも達する。ここではパイルが一か所であるので、そこに合せて、呼ぶ。国内コンデションも良く、その後、しばらく国内局と7MHzでQSOを楽しんだ。
夕食後、20時をまわり、国内があまり聞こえない状態でCQを出したら、9M2IDJ局(日本人)から呼ばれる。300W+2エレとのことで、59+10dBの信号を送ってこられた。ロケーションが良いところのようだ。少し、お話しをして、周波数を明け渡し、7.160MHzまで上がる。V85A局が59+20dBで入感。何回かコールをして、取ってもらう。その後、430MHzでローカルQSO、更にまた、3.5MHzでラグチューをして楽しんだ。
3月12日の朝、7MHz,3.5MHzはコンデションも悪く、あまり聞こえない。記念局YR6305V局をWkdしたまでであった。
こういうわけで、日曜日は無線三昧の日であったようだ。

3月9日・10日

職場から帰宅し、7MHzの国内がまだ聞こえていたので、8エリアと交信。国内が収まったら、7MHz CWへ、ホンジュラスHR5が聞こえたので、コール、直ちにコールバックあり。また、3.5MHzには9M0Wが出ていることを知り、CD78jrの最大の感度の部分を向けると、浮かび上がって聞こえてきた。579程度で結構強い。UP1kHzで早速参戦。出力は800W程度とした。すると、なんと1回のコールでコールバック、少し出来すぎのような感じである。その後、3.5MHzで交信を楽しむ。出力は500W程度に設定。夜遅くはUゾーンを中心に7MHzでQSO。更に朝6時におきて、7MHzでブルガリアを中心にQSOをする。残念ながら、ビックガンと呼ばれる方々の相手は中々聞こえてこないことが実情のようである。
7MHz,10MHzで聞こえるアフリカ局は、パイルが凄くて結局、出来なかった。アフリカ以外のペディション局はほぼ、一発でコールバックがあるのだが・・・
今日は21時からALL JA0 3.5MHzのコンテストが行われる。1kWになっての初めてのコンテストであり、どの程度善戦できるかが期待される。特に、私の場合、F35電信電話部門に出る予定だった。最初にCWで始めて、SSBに移る。それから、またCWに、そして最後はSSBで終わらせることとした。
結果は以下の通り:

トータル193局とQSO。現状は昨年の1位の総得点を超えている状況である。
CWは500W程度での運用、SSBは800W程度での運用とした。CD78jrの耳はとてもよく、隅から隅までよく受信してくれた。3.511MHz付近を最初に陣取れたことも局数が得られた理由だと思う。CD78jrは帯域が狭いため、3.510MHzよりあまりはなれた場所での運用は出来なかった。
このコンテスト、多くの方に呼んでいただき、大変に感謝いたします。
大学生時代に、クラブ局でコンテストに参加していたときのことを思い出してしまった。


追記:
3.611MHzで1時間に渡って、ランニングをすると、VSWRが極端に増大する。アンテナを壊したか??と思ったが同調周波数が下がっただけのようだ。おそらく、ATUにあるコイルが電力による銅損で熱を発生、コイルが膨張、同調周波数が変化したと思っている。しばらく、SSBにしておくと、元に戻ることが判明。やはり、CWでの連続QSOはこのアンテナでは無理がありそう。
アンプも放熱をするエア吹き出し口からの熱がドライヤーのようである。当たり前といえば当たり前で、CWやSSBでは終段の効率は50%である。半分は熱に変わるわけだから、出力800Wのときは800Wの熱が発生する(即ち、入力は1.6kW)。冬はいいが、夏は大変である。
マイクは実は無線機付属のおにぎりマイクを使っている。スタンドマイク、ヘッドセットなど高くて手が出ないのが実情。左手でマイクをもち、相手のコールサインを喋りながら、右手でキーボードを打つ。意外にもSSBの場合はこれで十分に扱えてしまうから、良いマイクは今のところ、不要と感じた。スタンドマイクを置く場所もないし、考えてみたら、大学時代、コンテストでもおにぎりマイクで運用していた・・・。
一方、CWの方ではもっと考えないといけない。実はコールが取り切れないときに、コールを取ってはいるのだが、次から次へと忘れていく。だから、コールに合せてキーボードを打つことが必須。頭の記憶能力の問題はどうしようもない(昔はきちんと覚えていた)。それと、CTESTWINのコールサインの修正の方法やファンクションキーの操作などをもう少しきちんと学ぶ必要がある。
いずれも、オンフレで呼ばれた場合、DSP処理後の音は見分けができない。これはTS-480も同じようである。故に、周波数が少しずれたり、信号が極端に強い局はしっかり取れるのだ。コンテストの場合、ゼロインが必ずしも良いわけではないと思う。
SSBのときは、ランニングをかけたとき、相手の信号をいかに混信の中から聞き分けるがができるかどうかが勝負。強いQRMでマスキングされた信号を理解するのは、今のところ、集中力しかないようだが、良い方法があれば知りたい。ただし、私の場合、両耳のヘッドフォン装着必須のようだ。

3月8日・9日の運用

先日、3.5MHzで交信をしたOMから、私のブログをご覧いただき、QROの計画をされていたことを知ったこと、そして、そのQROでの体験を通して、ご自身が疑似体験をしたいとの貴重なお話しを頂いた。果たして、そこまでの記述が私に出来るかは疑問ですが、暫く、交信記録をブログにて紹介をさせて頂きたい。
 先に、7MHz CWでCQ DXを出すと、ロシア各局からコールを頂いた体験を記載させて頂いた。私の無線記録は、仕事からの帰宅後から翌朝の出勤前までの経験を、翌日の夜にアップするという方法をとる。
 3月8日は、帰宅は夜20時前、春の嵐に備えて、タワーはクランクダウンしておいたので、風が弱いことを確認の上、クランクアップする。その後、無線機の電源を投入し、PC電源を入れて、DXクラスタの情報とハムログを立ち上げる。3月になり、20時前後なら、まだハイバンドのコンデションが落ちていないことを想定し、14MHz/21MHzのアンテナを接続、北西に向けてEUのショートパスを聞く。14.200MHzで比較的強い信号でQSBを伴いながら入感。II4CAOという記念局のようだ。この局は、EU各国を相手にレポート交換のみのショートQSOを行っている。アンプは余熱時間で150Secを要するために、TS-480HXの出力を200Wに設定して、コールをしてみた。サフィックスを取ってもらったので、届いていることが判ったので、2回程、コールを繰り返したらフルコピー、QSOが成立した。西欧までも、入感しているようだ。ここで、XYLからチャージブレークの呼び出しが入り、一旦中断。
 食事後に、再び、14MHzの状況を確認。SSNが低く、夜も遅くなっているので、オープンの状態に不安を持ちながら、ワッチを行う。14.227MHzでEUのパイルが聞こえる。相手はJA局のようで、主にロシア・東欧各国が呼んでいるようだ。SSBはロシアが聞こえているだけなので、CWに移る。既にアンプの余熱は完了している。14.025MHzで9M0Wが出ているとクラスタにはあるが、よくわからない。恐らくEU各局が呼んでいるので、その相手だろうと思う。9M0Wは後回し。14.033MHz付近にOZ局(デンマーク)が579程度で入感。CQを連発しているが、誰も応答が無いようだ。1kWにて短くコール、直ぐに応答あり。レポートは559とのこと。相手は50W+3ele Yagiとのことで、恐らくプリアンプ無しのレポートだと思う(私は14MHzでは常時プリアンプON)。
 QSOが終わり、14MHzから7MHzにQSY。国内は少し聞こえるが、それよりも9M0Wが7.005MHzで入感。それも、579~599+10dB程度とかなり強い。しかし、パイルもすごく、多くの局が7.007~7.012MHzの間で群がっている。また、9M0Wと同じ周波数になにか違った局も出ているようだ。10分程、1kWで呼び続けたが、取れそうもないので一旦止めて、国内QSOをと思ったら、近くの電柱からのノイズか?9+20dBまで振るノイズが発生。外は雨が強く、このようなときによく発生する。仕方が無いので、144MHzに移り、暫くローカルとラグチュー。
 再び、7MHzに戻る。ノイズは未だに強いけど、CWでナローフィルタ(300Hz)とし、NBを入れれば、なんとか9M0Wを聞くことができる。そこで、再び、呼び始めてから、10分程度経過したら、漸くコールバックがあった。ノイズが高いので今日はこれで打ち切り。
 3月9日、朝6時に起床、6時20分にシャックで7MHzを聞く。3B8XFが入感、3C3Wのパイルの中で聞こえており、混信に悩まされたがなんとかコールバックがあった。その後、4U13FEBのCQを受信。直ぐにコールし、折り返しコールバックがあった。3C3Wも強く入っていたが、JAでなくEU各局を取っており、時間的にも難しいと断念。
 それからビームを北北東に向けて、7.068MHzにQSY、いつものJE8FWPさんが聞こえるかを受信。RS45程度で1エリアとQSO中の信号を確認。しかし、弱いので、こちらは1kWに設定してQSOが終わるのを待つ。終わって後、急にRS59まで上昇、そのまま、お呼びした。交信中は59+20dBまで上昇、ローカル並の信号でQSOを終えた。