アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

第60回 ALL ASIAN DX CONTEST

今年も6月15日~17日にかけて、ALL ASIAN DX CONTEST CW部門に参加した。昨年の結果は、CW部門では7MHzのシングルバンドで参加、燦々たる結果であったのに、エリア入賞をしてしまった。気をよくしたわけではないが、この土曜日に訪れた低気圧に振り回され、夜中に雷雨が近づく予報があり、且つ、日中も色々な用事のため、今年も7MHzのバンドにのみ参加することとした。なお、更に初日の夜は、天候の問題や自らの体調から、殆どQRVせずに終えた。しかし、昨年と比べたら、交信局数はむしろ多い結果となった。
スコアは以下の通り:

昨年の88QSO,13マルチに対して、局数もマルチの数も多くなった。特にマルチの数は3倍にもなった。
更新レートは以下の通り:

このように、最終日の朝3時半に目覚まし時計で起き、そこから1時間半でのEU狙いの交信が功を奏した。マルチが伸びたのもこの時間帯である。

交信局としては、南米が今年はなかった。もともと、南米方面は今一つなのだが、両日とも17,18時にQRVしていないことも原因かもしれない。我が家の立地条件では、東方向は山が近くにあるため、分が悪く、信号も弱い。17,18時は、週末の夕食が私の当番であることも原因かもしれない。一方、昨年は起きることができなかった早朝のEU方面は、2日目の夜、22時過ぎに就寝、少し早く起きれたことで得ることができた。
更に、EU方面での混信が少なく、コンテスト参加局はアジア局を探していたためか、7.013MHz付近でのCQランニングができ、初めて7MHzでEUのパイルを受けながら、交信ができたということがあった。
さて、ALL ASIAN DXコンテストのコンテストナンバーは、年齢になる。とても興味あることだが、私の交信局の年齢分布は以下の通りであった。

平均年齢は、56.9歳、偏差は15という状況であった。私も平均値に近い年齢であり、コンテストに参加される方の平均的なレベルといえる。一方、20歳未満の方も参加されており、全てが欧州の方であり、YOTAの活動が盛んな欧州ならではなのかもしれない。
JA局のコンテスト常連局の信号は相変わらずの強さであった。コンテスト常連でない方については、CW送出速度が遅く(20WPM前後)、逆に相手が取れにくい状態を作っている感じがした。故に、同時に呼ぶ場合は、早く打つと結構取ってもらえるのだ。
さて、反省点であるが、今回は特に相手局へのコンテストナンバーの送出である。どうも何度も相手に聞かれたため、エレキーをもって打つことが多かった。何か伝える手段を工夫(遅くするなど)が必要かもしれない。5NN+NRとなるが、5NNとNRの間にスペースを入れただけでも了解度が上がるようだ。WPXやAADXのように、ユニークなナンバーだけに受信することが難しいようだ。
このコンテスト、夏の一番悪いときに行われるコンテストであり、今年はSSNの最低のときであり、ハイバンドは悪かったのかもしれない。一番好きな7MHzに絞ることで、時間を有効に使えたコンテストになった。
交信して下さった方々に改めて感謝する。

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