アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

14MHz帯―腐っても鯛

4月23日夜22時頃、FT8での交信を試みようと、7MHz,10MHz,14MHz,18MHzのそれぞれの状況を確認、その中でも、最も信号が強く、沢山の局が見られるバンドは、14MHzである。私のTS-480HXでは、下部200Hz~2500HzぐらいがFT8で使える周波数となる。この間の帯域は、2300Hz程度であり、FT8の周波数帯域は50Hzのため、46程度のスポットが存在することになる。実際、WSJT-Xのウォーターフォールに現れる信号は、殆どが埋め尽くされており、これだけの交信が実施されていることになる。SSB換算で計算すると、7MHzのSSB帯に相当する領域である。
しかし、空きスポットが無いため、なかなかCQが出せない、例えCQが出せても、既に遠方では使われているケースが高く、実は14MHzでのFT8による交信は、それ程、簡単ではないと思う。例えば、私は4エレとおおよそ500Wで運用するが、CQを出しても、なかなか交信にはつながらない。また、ある周波数で別の周波数のCQ局(昨晩は、TF8)を呼ぶ。何回か、呼んでいたらリターンがあったが、あいにく、その直前にこちらは空いていると思われる送信周波数に移動した。その後、何度かコールされたが、結局、交信は成り立たなくなった。これは、恐らくこちらでは見えない欧州域での凄まじい混信が影響しているのだろうと思った。
4エレであるから、これだけ沢山の局が見えるのだろう・・・?とのご意見もあると思い、CD78jr(3.5MHz/3.8MHz RDP)で同調せずに受信してみた。バンド内での見える局はそれ程、変わらず、多くの局で埋め尽くされていた。すなわち、相手を見ることはできるようだ。しかし、この混信の中を乗り越えていくパワーが無いと、14MHzのFT8は難しいのかもしれない。このことは、パワーを絞って、調査してみることにする。
23時を過ぎ、14.200MHz以上の周波数にQSY。SSBのCQが聞こえる。DK8MZ,Wolfさんである。400W+スパイダービームとのことだが、59+10dBで入感。少し楽しいひと時を与えて頂いた。 また、AM70URE/6 バレアス諸島からのQRVがあり、これも何とかWkd。
その後、CWバンドに行き、幾ばかりかの局と交信、大分、信号が落ちてきた。23時半近くになると、すぅーっと、信号が落ちていく。


それでも、この時期は、14MHzはDXの国際バンド、正に腐っても鯛と言われるバンドである。
FT8のレポートがあった図を乗せる。結構、北米にも飛んでいたようだ。

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