アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

ARRL International DX Contest SSB部門

この3月7日~9日まで、恒例のARRL International DX ContestのSSB部門が行われた。前回のCW部門では、途中でAmpのバキュームリレーの故障が発生し、中断した。今回は、SSB部門ということで、設備的にあまり優位性が無い自分のシステムでは「とりあえず参加する事に意義がある的」な考えで参加してみた。
先に言うと、私のロケーションは、他局に較べて決定的に劣るところにある。14MHzでローカルの200W局(4エレ+200W)と私の1kW(4エレ+1kW)の信号差を北米のSDRを利用して較べてみたことがある。その結果は、ほぼ互角の信号強度、すなわち、私の場合は7dB程度のハンディをいつも負っていることになる。これは、受信面で大きく影響があり、4エレとでありながら、その受信能力はダイポールと大差ないということになる。そう考えると、少し悲しいところがあるけど、ロケーションというハンディを負っての参加なので致し方が無い。
さて、3月7日の朝9:00から14MHzで参加してみたが、やはりパイルアップでの私への応答率は低く、後回しになるケースが多くある。聞いていて、200W局に負けることもざらにある。信号強度も低く、PreAMP1を入れた状態で強い局が漸くS9に到達する程度だ。また、私の発音が悪いのか?JH0ILLではなく、JH7ILLと聞かれてしまうことが多い。「ゼィロゥ」の発音と「セブン」の発音の違いが相手に伝わらないほど、私の発音が悪いようだ。「Zero」の発音は難しい。そういう理由かもしれないけど、あまり乗り気になってQSOすることは無かった。
16時を過ぎて、7MHzでワッチ。既に西海岸局が強く入感している。私にとっては、ノイズっぽい14MHzに較べれば、7MHzの方がずっと強く、聴きやすい信号で入感してくる。18時位になると、テキサス当たりの少し東よりの局も入感しており、JAの4エレフルサイズを上げている局もかなり苦労されていた。もちろん、私よりもずっと早く交信に至るのが当然のようだが、JA局が苦労して何度もチャレンジして取って貰えない局を私が呼んだら、「ILL?」との質問、すかさず、コールを反復すると、なんと、4エレで苦労している局よりも早く取って貰えた。これは何??と思ったら、その後に続く苦労されていた局も含めてすんなりと取って貰えるようになった。
これは丁度、日没時刻を迎えたばかりで、グレイラインの影響で信号強度が上がったせいだと思う。すなわち、どんなにいいアンテナでも、グレイラインの変化には勝てないのだ。また、私はARRLのコンテストに毎回参加し、レポートを送っている。相手は私のコールを半分ぐらいしか取っていないみたいでも、直ぐに「JH0ILL?」とのフルコールを返してくる。これはコンテストログに載っていることから、ログが予想をして私のコールを出してくれているためだと思う。こんなときは、日頃の貯金を使っているのだ。
3.8MHzは、バンド内拡張がされているにも関わらず、常連局のCQ連呼ばかり、周波数が独占されているため、私のような弱小局には北米を呼ぶチャンスが無い。CQ連呼には、時間ルールを設けてもらいたい。ログ提出時に提案してみたい。
以上、簡単であるが参加した結果を報告する。

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