アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

釣竿デルタループ

HFを少しカジッてみたいという場合に、とても適切と思うのが、釣竿デルタループである。私は、お金をかけずに、また、時間をかけずに、安定して、かつ、そこそこに使えるアンテナとして、釣竿デルタループをお薦めする。

上の写真がデルタループの外観写真である。材料は、以下のとおり、
5m程度のグラスファイバ製振り出し竿(リサイクルショップで1000円)
4:1バラン
電線 21MHzが14.15m、18MHzが16.57m
プラスチック碍子、
ロープ、
2mのパイプ


私は、21MHz用のループアンテナに、2.42mのビニールコードを付け足して18MHzに対応、外せば、21MHzになるようにしている。
プラスチック碍子は、電線に通しておき、ステーのように張る。バンドが変われば、ステーの長さが違うだけである。SWRは、両バンドとも調整なしで1.1におさまり、非常にブロードな特性である。また、すぐ近くに他のアンテナがあるが、ループアンテナのためか、影響は皆無。調整がとても容易である。
設営は、10分、撤収も10分で出来るので、移動用にもいいかもしれない。


肝心の飛びであるが、我が家では南側のベランダの端においており、地上高は3〜4m程度、極めて低い。しかし、給電部から察すると、偏波面は水平・垂直どちらとも言えない位置であり、CWという条件ではあるがDXにも飛んでいるようである。
いままで、21MHzの数日間の運用で、W,HL,BA,YB,4W,FK8,ZL,A3,YO,LZが出来た。
また、18MHzでは、未だ国内のみしかできていないが、EU方面も聞こえてくる。
同じ設置場所であったGPなどに較べて、耳はよいようである。

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