アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

50MHz DX

5月30日、ここのところ、連日にEsの賑わいを見せていた50MHzであるが、今日の50MHzの様相は少し違っていた。JT65の信号を聞いて、なにか底知れない音が聞こえてくる感じがした。デコードしたら、なんと、50.276MHzからの2.5kHz帯に無数の線、即ち、JT65のウォーターフォールイメージが見えた。何のことか??デコードをしてみたら、9K2GS,クェートの局が-6dB程度の強さで入っていた。それを複数のJA各局が呼んでいたのである。これだけ凄まじいJT65のパイルアップは初めて見た。1局にどの位の局が群がっているのだろうか?想像もできない。後は1部、ウクライナとイタリア局が見えたようだ。JT65は、時間がかかるため、分が悪いかもしれないが、CWモードにQSY、DXSCAPEの情報を参考にしながら、50.100MHzを中心にワッチしてみた。
私のアンテナ設備で確認できたのは、50.098MHzのEX8M、50.101MHzのUN6T、更に信号は弱いが、50.082MHzのLZ1QIである。そのうち、EX8M,UN6Tについてはアジア局であり、私のところでもSメータが振っている。しかし、LZ1QIはなんとか取れる程度。50MHz初のEUとはならなかった。
50MHzでは、1kWも許可されると聞くし、アンテナはものすごく大きなものを上げている局も多い。こちらは、50W+6エレ、とても太刀打ちできない。想定ではあるが、1KW+多エレメント八木などで対応できているのだろう。しかしながら、遠くとQSOが出来たことはとてもうれしい。


5月31日朝、psk reporterにてどこまで電波が届いたかを確認した。私の6mのJT65の設備は、16m高の6ele八木(CL6DX)、IC7000で昨晩は出力設定は20w程度であった。カザフスタンの信号は見えていた。しかし、9K2GSは見えていないようなレポートとなっていた。いずれも、送信信号は海外からの報告はなかった。しかし、実際に9K2GSとQSOした局のpsk reporterでの情報を確認したところ、中央アジアや9Kでも受信されていた。また、QSOしていた局は1kW局であったことから、昨日の9K2GSのQSOの条件には高出力もあったのかもしれない。


いずれにしても、6mでのEsのマルチホップ?なのか、遠方とのDX交信には、それなりの設備が要求されるようだ。私にはkW免許を受けてまで、6mのDXをやりたいとまでの想いは今のところはない。

QSLのDirect送付

QRZ.comは、非常に便利な世界中のアマチュア無線局データベースである。登録をすると、自分のコールサインのページをデザインすることが可能となる。
以下が私のQRZ.comのページである。

私は、XML DATA SUBSCRIBERに登録してあり、QRZ.com上でのログデータ管理が可能なようにしてある。すなわち、日々、QSOが完了した最後に、Turbo Hamlogで作成したADIファイルをQRZ.comにアップロードすることで、ログを作成することができる。このログは、Latest QSOとして、最近のQSOを閲覧者にも開放できている。
これらの機能は、とてもよく、LoTWとの連携が可能。すなわち、LoTWへのログデータのアップロード、ダウンロード後のWkd/Cfmの確認、Wkd局に対する情報などが得られる。
Awardというメニューを押し、DX100という部分を選択すると、LoTWでCfmされた情報を含むデータが表示される。

Unconfrimedのところに、カーソルを置き、クリックすると、その局のログデータがリンクされる。

この情報を基に、QSLを作成、さらにQSL送付情報にて封筒を作れば、ダイレクト送付の手続きがスムーズにできる。
このように、QRZ.comには有償ではあるが非常に便利な機能がある。

CQ WPX CW CONTEST(中間)

今日は出張から帰り、途中から6mロールコールに参加。実はWPXコンテストが行われており、7MHzで参加した。IC7000は前にもふれたように、コンテストの強い信号がひしめく場合、極端にS/N比が悪化する。バンド内がざわつき、CW局の周波数を合わせ辛くなる。ただ、21時をまわっての参加のため、北米方面のコンデションピークは過ぎてしまっている。でも、強い信号ばかりが入ってくる。当方はというと、最近のコンテストでQRP部門がある場合は、そこにチャレンジすることにしている。WPXコンテストもQRP部門があり、5W出力にて参加させて頂いた。5Wとなると、他局が同時に呼んでいる場合は、大体、相手にしてもらえない。また、コンテストナンバーを何度も聞かれる。それゆえ、相手に聞いてもらえるタイミングやキーイング速度で打つことに徹する。
わずかな時間で33局とのQSOができた。もちろん、コールの後に/QRPなんて付けない。
 ところで、QRP運用だと、コールバックが後回しになるので、いろいろなJA局を聞くことができる。バグキーの超癖大の局が気になった。あまりにも崩れすぎており、相手はコール、ナンバーがなかなか取れず、難儀を覚えているのがよくわかった。打つ方は、かっこいいと思っているかもしれないけど、スマートさに欠けており、あまりかっこいいとは思えなかった。また、相手はコールを取れているのに、何度も自分のコールを打つ局もいたが、相手は間違っていると思い、何度も聴きなおしていた。時間がかかるだけでなく、正確に伝えられない場合もある。自分の信号に自信をもってほしい。5WのQRP信号だって、一発でデコードする素晴らしい耳を相手は備えているのだから。


追記 17:00UTC (02:00 JST)
EUロシアが聞こえる。東欧も聞こえる。弱弱しいが西欧も入っている。強い局も含めて、いくら呼んでも、コールバックは無く、空しい時間が過ぎ去る。ウラル山脈越えどころか、その前も無理なようだ。QRPの信号は、受信側も大変だろうけど、送信側は忍耐が必要だ。スカッとしない、もやもや感を帯びながらの運用である。