アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

7MHzでのCW運用

4月7日、7MHzのコンデションが穏やかであったので、久しぶりに日中にCWにてCQを出してみた。最近は和文でのQSOはほぼやっていないし、時間もそれなりに必要なため、もっぱら欧文によるQSOに徹している。
この場合、TS-480HXのベアフットで出力は最小の5Wに設定する。CWだと混信に逢うことはなく、また、自分の信号を気付いてもらえやすい。たとえSがまったく振らないほど弱くっても問題はない。キースピードを22WPMに設定、CQの後、JCC番号0919を付加する。
5Wの出力は、JA国内のCW QSOであれば決して、小さい出力ではない。昔、電信級のときは、ほぼ変わらない10Wで沢山の局とQSOしていたし、DXも十分にできたから。それでも、TS-480HXの最小設定可能出力は5Wであり、IC-7000に変更するには、キーの設定など、あまりにもわずらわしいのでこのままとした。
さて、CQをはじめたのは午後1時過ぎ、出力も適当だったせいか、パイルにならず、パイルになったとしても2,3局から呼ばれる程度であるので、快適な状況である。コンデションにも助けられて、20分間の運用で20局とQSOできた。呼んでいただいた方々、大変にありがとうございました。とても、楽しい時間を頂きました。QSOできたエリアは、9エリア以外の全エリア、やはり9エリアは難しかったようである。これは、飛びの問題というより、局数の問題であろう。お昼時は、最近あまり、7MHzの状況は良くはない。しかし、CWであるから出来るということもある。
これがJT65やFT8だと、5Wすら、強すぎるのだろうけど、最近はFT8の高出力化の波を受けて、FT8をあえて運用したいという思いに向かない。やはり、臨場感が高く、無線通信という醍醐味を味わうことができるCWこそが私にとって、楽しいモードなのだろう。

春の嵐

4月6日、とても大きな強風が襲った。近くのところで、屋根の太陽光パネルが飛び、電線に引っかかり、停電を起こしたようである。観測値では、長野市のデータであるが最大瞬間風速で22m/sを超えたようであり、ものすごい風であったようだ。
私も帰宅後にアンテナを見たら、北に向けておいたアンテナが北西に向いており、さらに、一番下の214Cだけ、更に10度余計に回っていた。

このような状態であった。また、物置のトヨが風にあおられて外れて、めちゃめちゃになっていた。この春は、3月5日とこの4月6日に同様にアンテナに対して、風の被害を受けた。
実は、最近、毎朝iPhoneのYahoo天気アプリを使って、風の予報をチェックしていた。4月6日はまさしく大荒れの予測が出ており、正午以降風速が5mとの表示が出ていた。予報に対して、最近の風は倍から数倍も大きいことがあるので、この日は朝に気づき、アンテナを下げていった。それが功を奏し??なんとか、アンテナが回っただけですんだと考える。
この状態でいるのは、非常に心苦しいため、4月7日は朝7時にタワーに登り、アンテナの方向を直した。
いずれにしても、今年の春は大荒れの日が多い。夏の台風よりも酷い状況である。

DXとラグチューの夜

4月2日、20時頃に帰宅し、7MHzの状態を確認した。国内は既に殆ど聞こえない状態になっていたため、先日の味をしめ、南米とのQSOができたらいいなという思いから、ビームを東にむけて、CQを連呼した。CQを出す時、少し辱しめにCQを出す為、私の場合、狙いが南米であっても、決して「CQ DX」や「CQ SA」という特定は行わない。この設備ではそこまで狙い撃ちができないからだ。出来たらラッキーという感じ。案の定、どこからかのコールを受けているが、ノイズレベルでS5程度まで振っているため、S5~7程度の信号の了解度は極端に低下する。必死に呼んでくれるので、必死に取ろうとするのだが、現在のTS-480と低い2エレではこれ以上の改善は難しい状況である。ここに来て、本当にフラグシップ機と呼ばれる無線機が欲しくなった。高級機はどの位、違うのだろうか?時々、その聴いたときの違いを思うことがある。CQを出すと、かなり弱い信号の局から呼ばれることが多くなり、いつも取れずに後悔の念が発生する。まずは、ノイズ対策が必須であるが、どのようにしたら良いかが課題である。フラグシップ機の性能を知ってみたいし、その他、ノイズを低減する装置などを物色したい。また、CWに限るが、APFも検討に値するのかもしれない。
その後、HL1FY局からコールを受ける。何故か、南米向けのときは、韓国局からのコールが多い。理由の1つに私のビームのバックへの抜けが大きいためである。F/B比は10dB程度しかないため、100W+DPレベルの強さでバックに飛んで行ってしまう。故に、結構、バックから呼ばれるケースが多い。これも、耳を悪くしている一理由ともいえる。
その後、JA国内局とQSOし、7.142MHzでメキシコ付近の島からのDXペディション局4B4BがCQを連呼していた。DXペディションも後半になってくると容易にWkdできる。更にCQを出すと、VK3SS局、ポールさんが呼んで下さった。400W+3エレ八木だそうで、南にビームを向けると、まさしくプリアンプ無しでの59+10dBで入感。ポールさんは、以前に長野市に住んでおり、長野市で現在の愛妻とであったようである。長野の話を暫く楽しんだ。長野では英語の先生をされており、私に対して、英語の勉強のために、英語で話してごらんと誘われ、しどろもどろになりながら、一生懸命に話した。いい勉強になった。
7MHzから3.5MHzに移り、3.538MHzでJH9局と久しぶりに出会う。昨晩も、私がQRVしていたのを聞いておられたらしい。長野には、よくスキーで来られるようで、十分に楽しめた。その後、3.559MHzで沖縄局のCQを見つける。暫くは50Wで十分に会話を楽しんだ。すこし、QSBで取りにくいようだったので、少しだけQRO。最後まで安定してお話が楽しめた。コンデションが良ければ、3.5MHzの国内QSOは50Wで十分だ。ファイナルを送付後、Jクラスタにアップ。その後も、沖縄局のCQに他局からのコールが続いたようだ。
DXにラグチューにHFを楽しんだ夜だった。