アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

ワクチン接種

無線とワクチン接種との関係は無いと思うが、ワクチン接種をするとなると、職場を休むことができる制度が職場にある(ありがたいことだ)。それも、今日は2ndがワクチン接種をすることになっており、その付き添いでお休みを頂いた。
さて、今日は朝9時頃に7MHzのCWバンドを覗いてみた。普段は仕事中であるため、週末にしか聞くことはないが、非常に賑わっている。ツイッターのフォロワーの方もQRVなさっており、それもパイルアップの状態。この機会を逃さずに何度か呼び、取って頂いた。やはり、無線という共通の趣味でつながりを頂いているツイッターではあるが、無線でお逢いできることはとても嬉しいものだ。
CWの楽しさとコンデションの良さがあり、夜20時過ぎからも、CWで交信させて頂いた。交信をしながら、Hamlogで過去の交信データを確認していくと、結構、コンテストで会ったことのある方が多いのである。やはり、CWは、独特なリズム感と交信しているという実感があるので、皆さん、CW好きで、普段CWを楽しんでおられる方は、コンテストにも参加されるのだろう。
また、22時頃になってから、久しぶりに北米方面にアンテナを向けて、リニアアンプを入れてCQ DXを7MHzで出してみた。すると、立て続けに呼ばれ、それもお互いに599のレポート交換をした。国内が開けているだけでなく、海外もよく聞こえる日であった。
そんなわけで、2ndのワクチン接種1回目が終わった。私も、1回目のワクチン接種後、2週間近くになっている。もう少し経つと、2回目のワクチン接種日が来る。
その頃には、お空の方は更に秋になっていくのだろう。また、7MHz CWでのDXシーズンの到来をいくばかりか期待している自分を発見している。

近況報告

本日、18MHz SSBで交信した方から、ブログをご覧いただいていることをお知らせ頂いた。そういえば、最近はブログの更新は途絶えており、皆様にも何のアクションをしていない状況であることを感じ、近況報告をさせて頂くこととした。
この2021年4月から、職場に休職状態から復帰し、自分にとって新しい仕事をさせて頂いている。今までのディスクワークから、どちらかというと、体を使う仕事になり、手から生傷が絶えない状況にあるが、負荷が減り、本当に楽しくさせて頂いている。自宅に帰ってからは、家族と外を散歩し、少なくとも一日3キロ程度は歩こうと考えている。無線については、設備などは一切変わりはない。
SSNが上昇し、既に0が続くという昨年までの異常な状況は無くなった。かといって、Esでの国内交信を楽しむことからは遠ざかっており、コンテストの参加も殆ど行わなくなった。
特にこの夏は酷暑であり、エアコンを使う場合と、網戸を全開している場合があるが、いずれも、ヒータの固まりであるリニアアンプなどは殆ど使っていない。
それでも、コンデションが上昇したせいか、18MHzや14MHzでのCWによるEUとの交信は50W出力で十分にできる。IC-7610はFULL Break-in設定にして、送信の符号送出の間の混信などを察知して楽しんでいる。
SSBの方は、ローカル局が非常にアクティブに出られており、長野県千曲市から2局が同時に比較的強い信号でバンド内に出現することに抵抗を感じ、そんなときは早々にCWやFT8、または他のバンドに移っての交信となる。
IC-7610のファームウェアが変更されてから、スペクトラムスコープが非常に便利になった。CWの精細なスコープを表示し、DUAL-WとSPLITの設定で違和感なくスプリットでの呼び出しができるようになった。また、コンテストでも、Water Fallが流れず、Markerが移動してくれるので、自分の所在と次の局の移動が速くできるようになり、IC-7610の優位性が非常に上がったのだと思う。現在は、FT DX-10やTS-890,FT DX101などのライバルメーカーの無線機があるが、私個人として、ファームウェアのアップデートがされた後は、ほぼ、コストパフォーマンスな無線機として最強なのではないかと思う。
ただ、FT8運用時に、VFO A/Bのアクティブな方にPC制御やオーディオ信号が優先されてしまうため、VFO AでFT8を運用しながら、VFO Bで違うことを行うことは大変な感じがする。恐らく、外部の周波数ダイヤルを接続すれば、その問題も解決してしまうだろう。今はFT8の運用はDX交信ではメインとなっているようだから。
私の場合は、FT8の運用は、ほぼ、国内交信に限っている。それも、7.041MHz,3.531MHzの2つの周波数で1W程度の出力による交信がメインとなっている。
リニアアンプは、先にも申し上げたように、電気代がかかる上、酷暑の夏には厳しい機器であり、殆ど入れていない。ローバンドでのDXは時期ではない上、14MHzや18MHzでのkWによる運用は手が付けられなくなる(呼ばれ過ぎて、疲れてしまう)ことがあり、50Wで呼びにまわった方がずっと楽しい。コンデションが良いときは、それでも相手から呼びかけられることがあるが、周波数が自分が保有したものでないので、直ぐにQSYすれば、それからも逃れられる。普段は、50Wで呼び、相手が厳しいときだけ、100Wにすると十分いける。
現在は、一週間当たりで数局という交信であるが、細々と運用はしている。
50MHz以上は、殆どQRVはしていない。一応、無線機はあるのだが、QRVへの食指は滞っている。
以上が近況である。9月になれば、ローバンドのDXも可能な状態になると思う。そうなると、再び、少しアクティビティがあがるかもしれない。
コロナ禍の中、皆さんのご健康をお祈りする。

第63回 ALL JA コンテスト

2021年4月24日から25日にかけて行われたALL JAコンテストに参加した。昨年は、体調が悪く、短時間の運用、それもCWのみの運用となった。今年も、疲れを残さず、無理せず、QRVできたらQRVするという考えで消極的な参加となった。
現段階でこちらで集計した得点とQSOレートは以下の通りである。

参加部門は、電信電話X7Hで、今回はSSBとCWの両方を扱い、CWの方がウェイトが高い状態とした。
結果は見ての通り、4月24日は、少しだけ8エリアの聞こえるところと交信。その後は、完全に休み。4月25日に11時過ぎからは、CWとSSBで交信。12時台は、SSBにてランニングを始めたら、近距離が入感してきて、次から次へと呼んでいただいた。
実は、IC-7610でのメジャーな国内コンテストでSSBにて出るのは初めてであった。SSBのフィルタ帯域は、2.4kHzに設定、QRMの中、比較的弱い局も、フルコールでコールが確認できた。呼びに回っていたときなどは、相手が手こずる弱い局のコールサイン、ナンバーなどは、どうして取れないのか?と思うほど、明瞭にコピーできていた(実際にはロケーションや地域差などがあるので確実ではないが)。でも、IC-7610は、0.5kHz程度で離れているS9+20dBの混信がある中、S9以下の局も、はっきりと聞き取れており、フィルタ特性以外のなんらかの歯切れ良い聞きやすさがあった。したがって、SSBでのランニングはとても楽で、殆どの局が一発で聞き取れた。
一方、CWはどうかというと、24日の夜は、ヘッドフォンもつけずに出ていたので、CQを出して後、呼んで下さった方もいたようであるが、十分な読解力が得られなかった。
25日のCW運用時は、ヘッドフォンを付けて、フィルタ帯域は250Hz、APFフィルタはON状態で聴いていたが、とても弱い局も、浮びあって聞こえており、呼んでも相手がなかなか取ってもらえずということがあった。
CWにおいては、スペクトラムスコープのウォーターフォールは非常によく、1Divisionを1kHz程度に表示させ、Centerモードで表示していく。私の場合は、周波数の下側から上がっていくスタイルで、交信している相手を見ながら、次の出ている信号にあたりを付けておく。相手がナンバーを確認できたと思ったら、直ぐにその次の信号の周波数に移動する。そして、コールが取れれば、直ぐに呼ぶという繰り返しをする。こうすると、下手にCQランニングをして呼ばれないよりも、効率よく交信ができる。もちろん、無駄な送信コードは極力出さない。パドルもいつでも使えるようにし、柔軟な対応をするときはパドルで操作する。コンデションが良いときは、26WPM程度の速度で交信をする。
25日の21時近くでは、既にローカルスキップの状態であり、1エリアの高出力局の信号は、エコーを伴って聞こえてくる。このような時間になると、早すぎると、信号が繋がってしまい了解度が低下する。一方、遅すぎると、QSBで取れないということがあり、私の場合は24WPMがもっとも適当かな?と思える速度であった。
交信局は、300局に満たないが、CWである程度持続することができるようになり、昨年の酷い状況(10分も耐えられない)に較べ、十分に体調が回復したことが言えて嬉しいばかりである。
SSBの交信においては、自分がCQランニングした方が効率的である。無駄を出来るだけ減らし、短い言葉で交信を終わらせる。そうすることで、待っている局のストレスを小さくすると、相手局は連続して呼んできて下さる。ある程度のメリハリと少し乱暴であるが、短い挨拶に留め、主なコンテストナンバーの交換に徹することがてきぱき感があっていい。そんな運用をするOMの交信テクニックを聞き、自分もそのようになれればいいと感じていた。


なお、ALL JAコンテスト中の海外における混信はCWが顕著であった。24日夜にWebSDRにより、フィリピン、及び、インドネシアから聞いてみた。両者とも、SSBでの混信は殆ど影響ないようであるが、CW帯については、7.010MHzから上がS5程度のCW信号がびっしり並び、交信には邪魔なのだろうと感じた。


今回も交信して頂いた方に、心から感謝申し上げる。