アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

エントリーモデル TS-480HX

CQ誌でエントリーモデルやら、コンパクト無線機やら呼ばれ、出力200Wしか能がないような文章が目につくTS-480HX、私はこれをもっと誇ってみたい。
私は一昨年2017年の年末に50W機からのQROでこのTS-480HXを購入、変更検査などの面倒な手続きをせずに、200Wというハイパワーを手にしてしまった。200Wは、2アマ以上の有資格者に許された正当なアマチュア局の出力である。最近はやたらにバンドスコープやらSDRやら注目されているけれど、やはりHFを本格的に楽しむのに適当な無線機はこれだ!!と私は推薦する。
TS-480HXは新品で10万円台で購入可能な200W機である。私の場合、某長野のハムショップで16万円で本体、40A安定化電源、CWフィルタ2種類を入手した。もし、本体だけなら12万円程度、TS-480の電源は2電源方式のため、20Aが2台あっても使える。すなわち、既に50Wの無線機と20Aの電源をお持ちであるなら、13万円程度で200WにQROできるのである。これは、外付けリニアアンプの価格とそれほど変わらない。では、本当の実力はどうなのか・・・、このリンクページを参照してほしい。

TS-480徹底解説集には、発売以後、長期に渡ってこのTS-480HXが販売されてきた秘密が記載されている(ハムショップによれば、売れているのはこのHXモデルだけだそうだ)。開発コンセプトは、「HFの魅力はDX運用にあり」、200W機である以上、考え方は固定機である。受信性能は、TS-950のダイナミックレンジを実現し、それぞれのバンド毎にフィルタを設けてある。200Wの終段回路も合計コレクタ損失880Wという余力のあるものである。
では、幾つかのTS-480HXの楽しみ方をお薦めしたい。


◎ローバンドラグチュー派向け
3.5MHzや7MHzの上の方でのラグチューを楽しみたい面々には、TS-480HXはお薦めである。200WにINV VEEがあれば、安定した長時間に渡ってのラグチューが可能である。この場合は、CWフィルタやTCXOなど不要。


◎ローバンドDX追っかけ
太陽活動が低迷期の今は、ハイバンドでのDXはなかなか難しい。それよりも、CWによりローバンドでのDXの追っかけが楽しい。アンテナはできれば、少し地上高が高いアンテナが欲しい。CWにはCWフィルタがほしいが、無くてもAF DSPを使えばある程度の混信除去はできそうだ。PCにBand Masterをインストールし、RBNに登録されたばかりのDX局を呼べば、DX獲得率は高くなる。


◎FT8 DX追っかけ
コンデションが悪くても、TS-480HXとFT8モードを使えばかなりのDXが可能である。FT8の運用ではある程度のハイパワーが必要になる。200W機なので、連続100W程度の運用も余裕。また、デジタルモードに対応したIFシフトなども可能で、混信除去は十分可能。


◎コンテスト派
CTEST WINを用いて、TS-480HXのKEY2端子に接続。KEY1端子にはパドルを接続。CWでのコンテストに出る。国内外コンテスト、いずれも200Wでの運用で応答率は上昇。


◎これらをひっくるめて!
ローバンドラグチュー、DX追っかけ、FT8運用、コンテスト参加、こんなアマチュアの沢山の楽しみをTS-480HXという安価なエントリーモデルで実現が可能なのだ。コストパフォーマンスは最高である。安く購入した分、本当に大事なアンテナに少しでも投資することをお勧めする。
そこにプラスして、50MHzは100Wながら、とても音がいい。AMの音質は抜群である。ついでに、50MHzのAMロールコールデビューはどうだろうか?
まさにHF楽しさのエントリーモデルと言えよう。
ちなみに私は、フラグシップモデルは、将来の楽しみとしたい。


追記:

TS-480にない機能をフォローする方法は、以下の通り:

バンドスコープ:

ウォーターフォールによるバンド内状況の確認は、7MHzと3.5MHzでは近隣国のWebSDRを利用する。コンデションや自らの信号強さも合わせて把握できる。また、CWの場合は、Band MasterによるQRV局の確認、SSB帯域に拡げてのCW skimmerによるワッチ。これで事足りる。スプリット運用時のウォーターフォールは便利そうだけど、結局は空き周波数をもー耳で確認するので送信周波数が確認出来れば良い。


RTTYとPSKデコード:

mmttyやmmvariで十分な対応が可能。無線機には求めない。


アンテナチューナー:

全バンドでSWR2以下にしているから問題ない。アンテナはチューナーに頼るのでなく、調整した方が飛ぶ。

スイッチが入ったような5月のコンデション

4月のビッグイベントALL JAも終わって、誰もがこのままハイバンドが開けないかも・・・?との心配をしていた矢先、5月を迎えてハイバンドのコンデションにスイッチが入ったようだ。
SSN値は相変わらずの状況であるが、夕刻から夜半にかけて、14MHz以上のコンデションが大きく変わった。14MHzは夜1時になっても、EUがかなり強く入感し、QSOが楽しめるようになった。それから、GWということもあり、日中18MHz,21MHzも国内局が賑わうようになってきた。
今シーズン、首を長くして、まだか?まだか?と待ち望んでいた50MHzのEsによるQSOは、5月4日に達成した。やはり、いつもと同じく7MHzでの芳しくない信号の低下を感じ、50MHzをみると強い信号で沖縄局が入感、早速、コールしたらなんとか今年初の50MHz Esの交信が成立した。
やはり、普段はまったく聞こえないところが強い信号とQSBを伴って入ってくることに興奮を覚えるのは、私だけではないだろう。この50MHzの面白さを知っているOM・YL各局は同感されるであろう。
私の場合、今年の1月に上げていたCL6DX(6エレ八木)をCD78jrと置き換えに降ろしてしまったので、今年はベランダに上げた釣竿アンテナ1/2λ 垂直Zepp(GPと呼んでいる)でEsに対応しなければならない。そのため、飛びが心配される。リグはIC7000(50W)での運用となる。
そんな心配をよそに、結構、呼ぶ局をよい調子でピックアップしていただいた。結果として、12時20分から14時にかけて11局の方々と交信ができた。
結果は以下の通り:
12:21 沖縄局
12:44 沖縄局
13:48 台湾局
13:07 鹿児島局
13:23 鹿児島局
13:36 愛媛局
13:38 熊本局
13:43 鹿児島局
13:47 高知局
14:00 福岡局(CW)
14:04 長崎局(CW)
14:20 山口局(交信不成立)


最後の山口局は、コールサインの一部までは取っていただいたが、結果としてフルコピーはされなかった。原因は、Esコンデションが低下したことと、私のIC7000は発熱のために、出力が半分も出ない状態に陥っていたためと思う。
しかしながら、上記の通り、最初は沖縄が入り、時間と共に入っているところが近くに移動しているのがわかった。
CWでの交信は、別に信号が弱くなったからでなく、単にCWで交信したいと思っていたときにCW局が聞こえたからに過ぎない。CWは、エレキーを使わず、縦振り電鍵を用いた。
こんな感じで、とても楽しいひと時を与えられた。
6エレ八木から1/2λGPに変えても、まったくEsは遜色なかった。6エレ八木を降ろして、出来なくなったのは9エリアとのQSO、JA0VIさんとのQSOである(少し残念!)が、それ以外はGWの範囲はほぼ変わらず、Esでの飛びは遜色なし、6m AMロールコールではアンテナを回さなくてもよいという点もあり、いまのところ、不満はない。
長野では、6mの運用はやはり高所への移動運用がベストと思うようになった。今後は移動できる設備を考えてみたい。JA0VHFコンテストや6m&Downには間に合いそうはないが・・・。


ブルガリア記念局との交信

5月1日は、国内のハイバンドコンデションも、Esの影響からかとてもよかった。15時前後に21MHzでは0エリアから4エリアから西側、そして8エリアの信号が強く入感。また、聞くところでは夕刻50MHzのEsによる国内が開けたとの話も聞く。18MHzのDXコンデションが良いのは、F層の影響だけでなく、Esの発生もあるとの話を聞く。いずれにしても、コンデションが良いことは嬉しいことだ。
5月1日夜は、18MHzのコンデションがとても良く、DXペディション中のモザンビーク局をはじめ、数多くのEU局が出ており、多くの局とのQSOを楽しむことができた。この中で、LZ110SAE局、ブルガリアの記念局とのQSOを取り上げたい。
QRZ.comを確認すると、以下のような文面が記載されていた。


“ブルガリアラジオクラブBLAGOVESTNIK LZ1KCPは、Sveti Apostol Erm ot 70-te / The 70th / The Holy Apostle Hermasを讃えて創設された特別なコールサインLZ110SAEを使用します。
LZ110SAEは「すべての聖人 - 2018」賞のためにカウントし、「セント・テオドシ・ティルノフスキ」賞に10ポイントを加算します。
ディプロマを取得するには、正教会の聖職者専用のメモリアルコールサインを持つ局とのQSO(SWLレポート)を、ヨーロッパ局は10 QSO、ヨーロッパ以外の局は10QSOする必要があります。
2018年のコールサインは
LZ 1833 PSS:01.01.2018~31.01.2018
LZ 250 MT:01.02.2018〜28.02.2018
LZ 40 MS:01.03.2018~31.03.2018
LZ 362 ME :01.04.2018〜30.04.2018
LZ 110 SAE:01.05.2018~31.05.201
ディプロマの費用は5ユーロです。また、電子メールで無料で電子形式のものを入手することもできます。
申請書を下記にお送りください:lz3ga@abv.bg
ディプロマのペーパー版の場合は、5ユーロをPayPalアカウントに送信してください:lz1bj@yahoo.com
QSLカードは必要ではなく、ログから抽出するだけです。
毎年、ディプロマにはNo / 2018などの別の番号が付けられます。
1月1日から12月31日までの間、QSOのために記念コールのみを変更し、アワードを取得することができます。“
※訳:Google翻訳を使用


ということで、EU域外であるJA局は、スペシャルコールサイン局との5つのQSO情報でこのディプロマを入手することができるようになるのである。
私の場合、1月よりQRVしている各月のスペシャル局とのQSOを行ってきたので、5月でその資格を得たと言える(EU域内局よりも早く取得が可能!)。
QSLカードは不要でレポートのみだということなので申請を試みる。
申請は、以下のページで可能なようだ。
http://www.lz1kcp.com/diplomas/apply-for-diploma