アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

コンデション良いの?磁気嵐?

9月5日になって、DXクラスタなどをみると、SSNの値に目がいってしまった。SSN=122??目を疑うほどに高い数値。そう、電離層、特にハイバンドのコンデションを左右する太陽黒点数SSNが122という値に達していた。

そう、太陽の表面にはたくさんの大きな黒点が見えるのだ。
先日まで、ゼロ続きでAll Asianでもハイバンドのコンデションが思わしくなく、出る気にもさせられなかったのに、この数値はとても凄い値。期待を覚えつつ、帰宅後、アンテナを上げて、無線機の電源を入れる。14MHz、14.100MHzに合せ、ビームを北北西に向け、CWモードにセット、そう、IBP Beaconを聞くのだ。最近は、このIBP Beaconを聞くことが日課となってしまった。特に14MHzのBeaconは、ハイバンドのコンデションを探る上でとても重要である。良い状態であれば、その上、更にその上のバンドもBeaconを確かめることにしている。
しかし、今日はどうだろう?いつも強いRR9Oも、それ程でなく、VR2Bもカスカス、4S7BやZS6BNに至っては入感なしの状態。なんだか、コンデションが悪いようだ。
ハイバンドは全滅とみて、7MHzにQSY、もちろん、日本国内の状況であるが、いつもよりノイズレベルが高く、北海道局を除き、入感なし。北海道局とQSOを行うが、早い段階でコンデションが悪化。
ツイッターの情報では、大きな磁気嵐が発生しているとのこと、J-クラスタにも磁気嵐と表示されており、太陽が活発で、SSNが高いけど、同時に磁気嵐も発生。これではコンデションが良いとは言えないことが分かった。
7.128MHzでCQを出すと、国内でなく、YB(インドネシア)局から呼ばれる。100Wの自作機にダブルバズーカだという。S9+で入っており、とても強い。QSO後、VK局からSSBでコールされ、S9で入感。100WとエンドフィードDPのようだ。SSNの影響か?判らないけど、7MHzでの海外へのコンデションが良いようだ。
今後、磁気嵐が落ち着いたときのコンデションに期待したい。

2017 All Asianコンテスト

今年はSSB部門に僅かだけ参加した。今年は昨年に比べ、コンデションの低下により、21MHzや14MHzですら、オープンが期待できそうもないこと、日中はとても参加できる状態でなく、7MHzオンリーでとりあえず出来る局だけやってみようということになった。
9月2日は、6m AMロールコールがあり、その前に30分程度、呼んでみることにした。コンデションが思わしくないのか?北米局もそれほど強くなく、数局が聞こえるだけであった。インドネシアなどのオセアニアやロシア局が聞こえるまでで、それ以上に遠方は聞こえない、聞こえてもとってもらえないという状態。
9月3日の夜も、前日とそれほど変わらず、聞こえてくる局は僅かであり、活気が全然ない感じであった。早々に引き揚げて、QSLカードを整理した。
先日、イロドリさんで印刷したQSLカード1000枚、裏面は白紙であるため、コール枠、レポート欄も印刷しなければならない。ネット上で公開されているハムログQSL定義ファイルを基に、自ら調整を行い、それらしきものが出来たのでそれを使って印刷をかけた。印刷範囲は、8月1日~9月3日現在までの約1ヶ月間のQSO対象相手、記念局やビューロー扱いでないDX局を除いてである。印刷を行うと以外に時間を要し、終わるまでが2時間程度を要した。総数500枚に上る数量で、印刷した半分を1ヶ月のQSOで消費していたことになる。それにしても、1ヶ月500枚は少し多いかもしれない。
話をコンテストに戻すが、9月4日朝、5時半に目覚めたので、7MHzを少し聞いてみようと思った。それは、朝方は欧州とのQSOのチャンスの時間だからである。
グレイラインの影響もあってか?3局の欧州局、1局のアジア局とQSOが出来た。大した局数ではないけど、参加したことに意義がありと考えて、一応、ログ提出だけは行っておきたい。

2017 ALL JAコンテスト結果

今年のALL JAコンテストの結果が発表された。



今年の参加記録は以下の通り:



結果は、電信部門シングルオペ3.5MHzバンドで50局中16位、QRPでは4番目の成績であった。QRPで運用したため、殆どが呼びにまわっていたが、QRPで1位の局は、328QSO、45マルチという値であり、QSO数で倍も違っていた。要因は運用時間が極めて少ないことだと思う。マルチバンドで参加する局が3.5MHzに一番出るだろう時間帯、すなわち、夜中0時から朝方、また、翌日の夕方は、大事な用事があり、睡眠時間も削ることはできず、まったくQRVできなかったことにあったかもしれない。
このような全国レベルのコンテストで上位を狙うことは難しいことなので、自分なりに善戦したと評価している。
コンテストの時に、いつも思うのは国内外問わず、現在は電力部門では100W,5Wでの区分けがされており、200WはHigh Powerにランキングされるため、あまり有利な出力とは言えない。この場合、100WにしてLow Powerにするか、5WでQRPに参加するか迷うところである。1kWで参加したい気持ちはいつもあるが、AMPの算段が今なお得られない状態。
そこで最近は、QSOで多数の局と交信するなら、200Wで参加、入賞をも考えるなら、100Wか、5Wで参加としている。5Wで一旦でると、呼んでもとってもらえない場合があり、少しイライラする場合もあるが、5Wだからと開き直れるのがいい。