アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

Band Masterの機能

Band Masterを使ってみて、色々な機能があることがわかったので、少し紹介をする。
下がBand Master とDX Atlasをそれぞれ連携せずに起動したときの画面である。

DX Atlasの地図上には中央にHomeであることが表示されているだけで、他になにも表示されていない。Band MasterのメニューバーにあるDX AtlasのボタンをONすると、

Band Master上で登録されている情報がDX Atlasに反映される。
更に、Band Masterにレポートされているバンドマップ上のコールサインにマウスをもっていき、右クリックを押すと、

との画面が表示される。以下の通りである。
[Tune at Spot] :選択したコールサインの位置にリグの周波数が切り替わる
[Find in the Spot List]:Band MapからSpot Listに切り替わり、それが表示される。
[Delete Spot]:表示されているコールサインを消す
[Show History]:表示されているコールサインが過去数日間のレポートされている情報を表示(下図)。

横軸が時間、縦軸が周波数帯、そして、青棒がPhoneでのレポート、緑棒がCW、赤がデジタル。

各周波数帯でレポートがあった周波数を表示。そのポイントにマウスを持っていくと、実際のレポートがポップアップで表示。


[Lookup at QRZ.com]:そのコールサインのQRZ.comのページを開く。
[Propagation]:その局とのQSOの可能な時間帯と周波数の表示(Ham Capを利用)

赤い線はMUF周波数、縦棒は現在の時間。これらから、今は7MHzがベストであることが分かる。
また、Band MasterのBand Map上のコールサイン右側レポートにマウスを合わせると、実際にレポートがあった情報がみられる。

以上がBand Masterの機能である。
次回は、DX Atlasについて紹介する。

ウェールズからのQSL送付

去る12月9日の夕方、7MHzのCWでQSOしたウェールズ(Wales)のGW3YDX,RonさんからQSLカードを頂いた。

7MHzでBand Masterを用いて、RBN情報を得ながら、聞こえてきた私にとって初のウェールズの局であった。信号もかなり強く入っており、7MHzの冬のコンデションの凄さを感じたQSOであった。また、RonさんはACOMのリニアを愛用されておられるようで、ご覧のようにQSLにもリニアの写真を用いている。現在、私もQROのために、ACOM社のリニアを注文しているところである。
さて、QRZ.comでRonさんの情報をみると、QSLはPaypalで2.5ユーロ振り込み、QSO情報を英文メールで本人に送付することになっていた。すぐに、支払いとメールを送付したら、1週間もしないうちに、届いたのがこのQSLカードである。
もちろん、QSLカードの交換には、JARLビューローを使うともっとも安価に上がる(最近はeQSLの方が安価かもしれない)が、DXの場合は難しい場合が多い。SASEで送ると、手間もかかるし、切手代、グリーンスタンプ代がかかるため、今回の方が早くて確実であった。
私は、QSLカードも楽しみなのだが、その封筒に貼られた切手がとても楽しみである。日本では得られないデザインの切手が貼られており、それを収集するのも楽しみとなってきた。
冬のコンデションに突入し、コンデションにも恵まれていない夜は、今までお送りいただいたQSLカードを整理することも大事である。必要により、アワードの申請までも行いたい。ということで、暫く、QRVは控えめにしようと思う。

7MHzでのDX

2017年も年末といってもよい時期を迎え、いよいよ、暮れに向かって、クリスマス、大晦日という時期になってきた。特に、SSNの低迷期であるため、日中、7MHzを越える周波数での国内QSOは出来なくなっており、7MHzでも国内の多くがスキップ状態になっている。DX Atlasで伝搬状態を確認すると、13時ごろの日中のMUF値は非常に低く、D層の電子密度も夜間と殆ど等しい状態。これでは、この時間でも近隣国が強く入感してもおかしくない状態である。
7MHzでは、CWがあれば、ある程度の設備でDXができると雑誌等でも記載されている。実際に、CWを用いて、ある程度の設備でDXを追っかけておられるOMを私は存じ上げており、本当に頭が下がるだけである。
今回、クロアチアとOKのコンテストに参加して、私の設備、200W+低い2エレのアンテナでどうなのかを確かめてみた。短時間の参加であるが、OK RTTYコンテストでは18局、クロアチアCWコンテストでは38局とのQSOが出来た。強い信号の局もいたが、リアルS信号で、S3~4というレベルの局も多くいた。その場合、コールを認識していただくことが大変ではあるが、殆ど、最後まで取りきっていただける。こちらも、それに甘えて、ちょっと無理ではと、思える局でも呼んでしまう。そして、相手は私のILL、すなわち、サフィックスを最初にとっていただける。プリフィックスを取るにはすこし、難しいかもしれないようであるが、サフィックスは大丈夫なようだ。私が思う限り、2、3局を覗き、すべては聞こえていれば、取ってもらえるといってもほぼ間違いはないようである。すなわち、QSOに限っては200Wで十分なレベルのようである。
是非、200Wの免許を受けて、7MHzのCWでのDXを楽しんでいただきたい。200W化は、高級機を買うだけでなく、私のようなTS-480HXにすることや、FL-2100のリニアを改造する、ちょっとパワーが劣るけど、150Wのアンプを使うなどで、対処できそうである。そこに、CWモードを合わせることで、世界が広がるといってよいと思う。