アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

HF高級機は必要?

CQ誌の11月号をみると、無線機の特集がされていた。HFでは、上級機、または高級機と呼ばれる高いものは100万円を超え、最低でも50万円を超える無線機が確認される。中級機は20万円~30万円、入門機は10万円台のものでクラス分けがされているようだ。高級機は、受信性能が高く、弱い電波もしっかりと聞き取れる性能を備えているようだ。
私が持っているIC-7000は、言わずと知られる入門機であり、10万円クラスで入手可能だった無線機(既に販売中止なので)だと思う。HF1.9MHz~UHF430MHzまで、オールバンド、オールモードを備えている無線機である。このIC-7000の購入は、資金がなく、10万円以上の投資を許されなかったために、ヤオフクから8万円弱で落札した代物である。
今日は、HF高級機(中級機)の必要性を買えない恨みを込めて、話したいと思うので、戯言として読んでいただければ幸いである。まだ、私と同じ入門機(IC-7300やFT-990なら私よりもずっと高級機に値する)を使っている方なら、同じ気持ちでうなずいて読んでほしい。
私は、7月にアンテナを上げた後、7MHz以上の周波数で国内外とのQSOをIC-7000でやってきた。DXペディションがあれば、呼び続け、コンテストがあれば参加した。モードは主にCW,SSBである。高級機は受信性能を格段に上げ、特にCW等については非常によい特性を備えているはずである。いろいろな方面で勝手な比較をして、自分が使っているIC-7000を正当化してみたい。
まずは、CWでの受信性能:
IC-7000は、IF段にDSPを備えて、フィルタの帯域を可変可能である。普段、250Hz程度にすれば、S/Nは十分に向上し、弱いCW信号もきちんと受信できる。QSOが成立した局で他の局が受信できたもので受信に困ったケースはない。ただ、コンテストになるとバンド内のざわつきが起こる。そのとき、内蔵受信アンプはまったく使えないが、7MHzや10MHzで微かに聞こえていて、呼んでとってもらったケースは極わずかである。ほとんどは、100Wではその逆(聞こえていてもとって貰えない)はあっても、弱い信号を呼んで取るというケースはない。
すなわち、相手がQRPでない限り、ある程度聞こえていないとコールバックはほとんどない。これはパワーの差にあるもので、相手は400Wから500W程度の局。
10MHzの朝方など、S1~2程度のEUを呼んで、SRI(ごめん!)を返されるケースがなんと多かったことか?すなわち、CW受信性能は満足している。さらに、APF(オーディオピークフィルタ)は、PC上のソフトを使えば、ある程度、補完できることもわかった。
SSBの受信性能:
SSBは高級機になると多くの混信除去の機能があることがわかる。しかし、IC-7000も、高級機にある混信除去機能が実装されている。ツインPBT(パスバンドチューニング)で、高い方、低い方の両側からバンド幅を削減する機能がある。もちろん、フィルタは切り替え可能であり、2.7KHzのバンド幅にしても、音質(明瞭度)は低下しない。ノイズフィルタ、オートノッチフィルタ、ノイズリダクション機能など十分な機能で、それぞれのレベルも変更が可能だ。7MHzでDXコンテストでSSBを聞く中で、コールをしている局がなぜこんなに耳が悪いのかと思うこともあり、無線機の差よりアンテナ自身の差が大きいと感じる。また、国内QSO相手から、カスカスで聞き取れないといわれても、こちらでは十分に聞こえるケースもある。出力の差か?
送信性能:
まず、アンテナチューナが無い。内蔵のアンテナチューナが本当に必要かと思うと、よくわからない。アンテナチューナーが無いとSWRが気になる。SWRが気になるということは、きちんとマッチングがとれているかどうかが気になるということで、アンテナはマッチングが取れていないと基本的に飛ばないから、アンテナチューナは不要と考えている。
ファンが小さく、すぐに熱くなる。これは、1000円以下で購入した軸流ファンを無線機の上に、ファンの部分に穴が開いたスポンジ板を介して冷却をしている。PCのUSBコネクタから電源を供給しているので、PC起動するとファンも回りだす。夏場で100W連続、十分な冷却ができるようになった。
スピーチプロセッサは、おまけ程度かもしれないが、ちゃんと働く。50%程度の強さで十分。
スプリット運用。DXペディの時は必須の項目。SPLITボタンの長押しで、周波数が自動設定。XFCボタンで送信周波数を聞きながら、変更できるので、先回りできる。
これだけ、小さな無線機が充実していれば、高級機と違う部分は、同時につまみを触るには、手続きが複雑なだけである。
ボイスメモリもエレキーも付いている。SWRメーター、RTTYモード、ゼネラルカバーレッジ機能もある。
正直、IC-7000について、整理するとあまりにも多機能でHF高級機と同じレベルであることがわかった。これでも、まだ、買う??



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