アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

ビームアンテナの不思議

いつも不思議に思うので敢えて記載した。
アマチュア無線を始めると、アンテナの威力を感じる。確かに、QROによる高出力化はインパクトがあるが、それ以上と言ってもいいほど、アンテナの威力は大きい。
以前に上げていた7MHzのデルタループから、ナロースペースの2エレHB9CVに変えただけであるが、7MHzの世界が変わった。メーカー曰く、フロントゲインは4dB程度でたったのS8がS9になる程度の変化である。しかし、以前はJAのOMらが7.025MHz付近でQSOする北米の面々が殆ど聞こえない、聞こえていても内容が判らないような状況であったが、今はSを振って入感する。OMらがQSOするように、英文のロングQSOに自信が無いので、CQが聞こえても、敢えてよばないのが現状。また、夜間にJA国内がスキップの状態で入ってくる東南アジア、北米の信号はS9++の状態で、真に国際バンドを呈している。北米局が南米やアフリカとQSOする相手も聞こえてくる。ワールドワイドで開けている様相である。更に、国内QSOもスキップぎりぎりの中、CQを出すと、混信の中から、強力に国内局が呼んでくる。ラグチューをしても、全く問題ないほど、安定しての信号である。
他のバンドはどうかというと、18MHzは同じく2エレHB9CV、しかし、最近のEUの信号は本当に強力である。たったの2エレなのに、十分なQSOができる。しかし、5エレなどを上げている局の方が送るレポートが明らかによい。おそらく、メーカーのゲインは、3~4dBの違いだと思うが、レポート上では明らかに10dB以上の差がある。
50MHzでは、グランドウェーブにて、八木どうしで向け合えば、県外局でもローカル局よりも強い信号となる。グランドウェーブだから、いつでもQSOが可能な範囲となるわけである。
このように、明らかにメーカーの提示するゲインよりも、大きな効果が得られるようだ。それゆえ、ゲインでアンテナとQROを検討するのでなく、アンテナはもっと効果があることを認識すべきである。いずれも、相手が聞こえなければ、交信は不可能なのだから。
RDP+500Wのときより、確実に飛びがよくなっている。これでQROすれば、どうなるのだろう?

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