アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

14MHz FT8 出力による飛び具合

4月23日、22時頃、14.074MHzでのFT8を利用して、無線出力によっての飛び具合を比較してみた。それは、昨晩も感じたことだが、14MHzのFT8は良く聞こえるけど、飛びは今一つのいう印象が強い。それは、恐らく欧州域内での激しいQRMが影響しているのかもしれない。そこで、出力を変化し、PSK Reporterを利用して、自らのアンテナの飛び具合を調べてみることにする。
なお、このときの伝播状況(コンデション)はあまり良いとは言えなかった。どちらかというととても厳しい条件と言えよう。本来は、FT8なら、5Wで十分に楽しめる!と言いたい記事にしたかったけど、結果は散々な状況、5W,10W,25Wで試したけど、少しも飛ばなかった。昨日のコンデションなら、きっと良かったはずである。
ということで、出力を25W,50W,100W,200W,500W,1000Wに順次切り替え、アンテナは4エレ八木(214C)を北西(330度)に向けた。14.074MHzで周波数は1つに固定せず、混信を避けるために、同じ出力で、いくつかの周波数でCQを出した。


50W未満(25W程度):
ローカル1局に受信されたのみ。

50W:
漸くEUまで飛んだ。今日のコンデションでは、FT8でも、50Wにビームが必要なのだろう。

100W:
少しレポート数が増えた。


200W:
更にレポート数が増えた。3dB増なので、100Wで-20dBぎりぎりの場合、受信されたのだろう。いずれにしても、コンデションは悪い。

500W:
更に増えた。今日は、西欧まで伝播が無い。

1kW:
500Wと殆ど、差は無い。

この日は、CQの連発・・・しかし、1kWでも結局、JA以外からのコールは無かった。このようにコンデションは、厳しい状況だった。500Wでも、普段なら2回で数局のコールを貰えることが多いのだが、このようなときもあるのだ。なお、私は、基本的に1kWでのFT8の運用は行わない。理由は、設備的に余裕がないためであるし、上記のように、効果はあまりない。
改めて申し上げるが、今回の報告は、「FT8なら、小電力でDXが出来、大電力とさほど変わらない」とレポートする予定であったが、企画倒れの状況。コンデションが厳しいときは、FT8でも厳しいというのが結論となった。

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