QROの準備
現在、総通にQROの申請をして、変更許可を頂いたところである。現在のTS-480をベースとしたHFの設備に増設して電力増幅装置を付加するものだ。
QROを検討する中、一番はどのバンドのどのモードで出力を得るか?という検討と財布の中身との相談になる。
今より二十数年前には、TL-922を持って、7MHzと14MHzの2バンドで500Wの許可を得たことがあった。
今回の方がアンテナ、立地、設備的に良い条件である。
接地や電源、ケーブル引き回しを考えて、シャックの場所を変更した。また、運用しやすさも考えて、テーブルを作製し、レイアウトを変更した。今回の目玉となるリニアアンプは、ヨーグルトの国ブルガリア製のacom 1000というものだ。終段に4CX800Aを用いたハイデューティなリニアだそうだ。まだ、電源工事などは済んでいない状況であるが、外観が大きなステレオアンプのようで質が高い外観である。160mから6mまでをカバーし、VSWR3まで出力を出すことが可能のようだ。現在、少しずつ、準備を進めている。
ダミーロードは試験では必須である。インターフェアとしても、電源系の確認には必須である。1kw用にはMFJ-250Xがあり、入手。トランス用絶縁油も購入した。200W投入では温まることもなかった。
フィルター類の準備は重要である。基本的にリニアを使う場合、フィルター無しは有り得ないと思う。ローパスフィルタは中古で譲って頂き、3kw耐力品を入手。1kw PEP品は300W CW程度しか能力がないようだ。電源系のコモンモードフィルターは自分の手巻きである。
それらフィルターは安全も考え、電気用の配線板に組み込む。
エキサイターとなるTS-480も分離をするため、コアを利用してコモンモードフィルターを用意。
このように、少しずつでも進めて行くことに楽しさを感じる。