アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

QROの準備

現在、QROの準備を始めた。既に、信越総通には変更申請を送付した。最初は、電子申請liteで申請したが、文書不備が多く、一旦、取り下げた。総通の担当官と相談した結果、書類にて送付する方が、訂正が容易なため、書類送付を行い、総通と相談した結果、受理の方向で進めている。総通によれば、変更許可(仮免)は来年早々には頂けそうな状況である。また、落成検査については、結構先になりそうである。
QROに必要な設備としては、3.5/3.8MHzの耐電力のあるアンテナ、リニアアンプ、フィルタ類、ダミーロードが必要である。アンテナは入手したが、冬である上、きちんと、フィルタを入れたいので、少し時間が要しそうである。
昨日、QROの主役であるリニアアンプが到着した。


メーカーはブルガリアのacom社、型式はA1000というもので、1.8MHzから50MHzまで1kWの出力が出せるとある。最初は、YaesuのVL1000を検討していたが、ローカルのYaesu展示会のとき、購入タイミングを逃してしまったために、安価で買えなかった。もっと安価なものを検討する上で、中古も考えたが、1kWという電力が及ぼす影響は、インターフェアに対して、きちんと考える必要があるので、高い買い物であるからこそ、新製品を検討してきた。
日本の代理店のH&Cハムショップ殿http://linear-amp.wmjn.jp/ca52/49/に相談して、このリニアアンプの電波がきれいであり、IMD特性が抜群に良いとの話を聞き、また、RTTY等の運用では長時間の連続送信が十分にできること、価格はVL1000程高くはないため、私にはピッタリかなと思って購入を決めた。
注文後、到着までは約1ヶ月を要した。外観は、ステレオのアンプのようなデザインで、流石、ヨーロッパのものは重厚なデザインである。このデザインだけでも、気に入ってしまった。結構、コンパクトで、以前に使っていたTL-922よりも小さい。終段のセラミック管4CX800Aが1つというのがコンパクト化に繋がったのだと思う。
下図のように、正面からのサイズでは、CQ誌の1.5倍程度の面積であり、エキサイタとしているTS-480HXのフロントパネルと相対して、バランスが良いと思う。


残念ながら、取説は、全て英語である。ただ、説明や注意事項などは非常に丁寧である。
取説に記載された、このリニアアンプの特徴は以下の通りのようである。


操作が簡単、TRI(True Resistance Indicator)は強力に調整をサポートし、素早く且つ正確にアンテナと一致するように使用者を助ける。
SWR 3までならアンテナ・チューナーを必要とせず、幅広い周波数範囲が使え、より速くアンテナの変更も可能。
PTTやKeyからの復帰後や、調整不良で生じる、500Wの反射波に耐え、100mSecの連続スパイクに耐える。また、電源電圧の75%でも、半分以上の出力が可能、15%の電源電圧変動、10mSecの瞬停にも耐えられる。
入力バイパス、バキュームリレーによる、静かなフルブレークイン。
連続15分の出力、3分間の停止というDutyな状態で送信可能。


こんなヘビーデューティで、パワフルなリニアアンプなのだ。
電源ラインの取り方やアンテナの引き込みなど、これからじっくり進めていく予定である。

×

非ログインユーザーとして返信する