アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

私の3.5MHz DX

冬場のコンデションを向かえ、日中のハイバンドを除き、ローバンド主体の時期になってきた。特に、仕事から帰ってからのQRVは国内が聞こえないために、ほとんど、3.5MHzに最近は居座っている。CD78jrを上げるとき、タワーやローテーターの負荷を考えて、CL6DXを降ろすしかなかった。とても後ろ髪が引かれる状態であったが、正解であったと思う。50MHzは残念ながら、1/2λの釣竿GPで十分だ。ローカルとのQSOでは問題なく、ひとたび、Esが開ければ、問題はない。この冬のコンデション、仕事から帰って後のQRVでは、3.5MHzはとてもよく、CD78jr、この小さなアンテナがとても良く働いてくれる。
もともと、CD78jrは、国内QSOが目的であったが、あわよくば、DXも可能かと思うに、上げた後に聞こえたEUの信号は、十分に強かった(といっても、ノイズレベルぎりぎりであるが)。以前のツェップでは聞こうともしなかったようである。
3.5MHzのDXは、実は以前から憧れであった。朝方、本当に弱い信号に対して、国内の非常に強い信号の局が必死に呼んでいる。だけど、中々、とってもらえない。そんな状態を聞いていた。それも、朝方のある一定の時間だけの勝負のようである。夜も同じで、北米からの弱い信号、たまに聞こえる珍しい局など、やはり、私から思うとスーパーステーションが呼んでいるのだろうと思っていた。私は、3.510MHzから上の方の国内QSOに徹していた。CD78jrを上げ、QROして以来、3.5MHzでのDXが少し出来ることがわかると、思い入れも大分変わった。
私は国内CWのQSOは、コンテストを除き、QRP 5Wで運用している。7MHz,3.5MHz然りである。通常のコンデションならSSBは50W程度で十分楽しめるし、CWはその十分の一の5Wで十分である。3.510~3.515MHz付近には、国内QSOを楽しまれる方々が多く、最近はその付近に出没するようになった。また、3.531MHzのFT8もとてもよく、こちらは更に1W程度まで落としての運用である。
3.510MHz付近で国内QSOを楽しんでいると、時々、バンドがざわつくことがある。それは、私の愛機TS-480HXが近傍の強力局を多数受けた場合に発生するざわつきである。高級機ではそれはないと思うし、また、最近のバンドスコープが見える無線機だとその必要はないのかもしれない。いずれにしても、そのようなときは、少し下がり、更にクラスタを調べる。DXが聞こえた場合は、直ぐにQROの準備をして、私も参戦する。なんとか取れればいいけど、こちらは相手局を聞くだけで必死なのである。
一方、朝方は、EUが結構聞こえる。弱い局が殆どだから、本来はワッチが重要なのだが、私はBand Masterが頼りである。RBNの情報から、CQ局を表示し、そこに直ぐにQSYできる。それにより、ノイズぎりぎりの局をなんとかQSOに結びつけることがある。しかしながら、殆ど、ノイズレベルぎりぎりの局のため、各局の耳はすごいと思っていたが、皆、結構苦労していることが分かってきた。相手がスタンバイしても応答しない場合やまだ打っているときに呼んだりするケースはいつものこと、そう、皆、厳しい状態でQSOしているのである。だから、面白いのかもしれない。
3.5MHzのDXは、通常では得られない無線の醍醐味を教えてくれる。
※おそらく160mはもっとすごいんだろう・・・・

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