アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

CW談義

12月11日夜、1エリアのOMさんから3.559MHzにてコールを頂いた。それから、しばらくCWの談義をさせていただいた。
CW(電信)は、現在、一部のプロ通信を除き、殆どが行わなくなり、アマチュア無線であっても、すでに全てがノーコードライセンスとなった。かつてはDX交信にはCWが必須という言葉もあったが、より弱い信号で早いQSOを可能としたFT8の出現により、その座も危うい状態となった。昔の2mで盛んだった和文QSOも聞くことは無くなった。
そのような状態でもアマチュア無線を行う中でCWはとても楽しいモードであると私は今も思う。もともと、自分はアクティビティがとても高い一人と考えており、最近は3.5MHzでのSSBによる交信が主体となってきている。のんびりとおしゃべりをするのは、とても楽ちんである。一方のWSJT-Xを用いてのFT8のQSOは、CQの状態でボタンを押しておけば、うまくすれば自動的に交信が完了するので、味気はないが、思わぬところとのQSOができる。
それに比べてCWは結構大変である。まず、CWの混信防止のために高いフィルタを無線機に装着。そして、好みの電鍵を無線機に接続する。マニアとなれば、バグキーか?縦ぶれか?私はちなみに通常の横ぶれパドルでスクイズキー操作をする。大体は暗記受信であるが、体の状態によっては受信に戸惑うこともある。脳を最大限に働かせることが必要なときもある。
いずれも、ノイズの中から顔をだすCW信号がとても魅力的である。集中して、その信号を聞き出す必要がある。また、縦ぶれ、横ぶれ問わず、体(指先)で自分の意志を相手に伝えるのである。口を使うのではない。こんなわけで、コンデションが良いときは、ついつい、CWでのQSOに弾みがつく。
12月12日夜、7MHzでのCWで9局のDXとQSOした。楽しい!!

※ノイズの海を渡る2つの信号イメージ(頭の中の・・・)。1つは強いSSB(右側)、1つはか細いCW(左側)。
 CWのだいご味は、まさに、左側のか細いノイズギリギリの信号が遥か彼方からノイズの海を越えて届くとき。

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