アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

QSLカードのデザイン


QSLカードについては、イロドリさんに印刷を依頼すると1枚当たりの単価が非常に安価になることが分かった。現在、100mm(H)×148mm(W)のアートポスト紙180gでの片面フルカラー印刷の条件において、1000枚税込3,000円以下で依頼ができる。1枚当たりの単価は3円程度という安価であり、下手をすると白紙の紙自体と変わらない程、プリンタのインク代を考えると、プリンタ印刷の方が高くつくケースもあると思われる。
しかしながら、このQSLのデザインはハードルが高いという場合もあるので、私の作成例を紹介したいと思う。
まずは題材であるが、どこかに出かけたときに良い景色があれば、そこを写真に収めることが適当である。自分の気に入ったカードは、自らが好む写真を使うのが一番良いからである。私の場合は、息子が写真好きということもあり、彼に課題を与えて、お父さんのQSLカードの写真を手伝ってほしいと期待してお願いすると、自ら頑張って撮ってくれる。そうでない場合は、iPhoneの写真を利用することもある。最近のiPhoneのデータは、細部まで十分に表現力があり、QSLカードとして使用しても申し分ないと思う。
得た写真を加工、文字を追加するのだが、そこには写真加工が可能なソフトウェアが必要である。例えば、フォトショップ関連のソフトウェアなどが適当と思われる。私の場合は、自らの慣れということもあるが、Web写真加工用に以前に購入したFireWorksを使っている。
FireWorksを紹介すると、これはマクロメディア社(現在はアドビ―社)が提供していた写真加工ソフトウェアで、特にWebデザインに用いられていた。画像の編集が出来る上、アウトラインと呼ばれる線や文字を画像に合せて編集できる優れものである。フォトショップとイラストレータの両方が一体化したソフトウェアとでも言えばいいだろう。
私の場合、まずはFireWorks上に画像デーをロードし、キャンパスサイズ、画像解像度を設定する。解像度は300~600ドット/インチ程度とする。それから、コントラストの調整を行う。デジタルカメラで撮った写真は、そのままのコントラストだと、印刷したときにぼんやりとした薄っぺらな状態になることもあり、少し、メリハリを利かせる。


また、天候の状態から、あまり良い状態でない場合は、青色と白色でグラデーションをつくり、合成をする。すると、曇って白抜けた空が青空に変化する。
背景のデザインが決まったら、コールサインを配置する。難しいのはフォントであるが、私個人はTimes NewRomanが一番好みである。背景サイズに合せて、サイズを定めてコールサインを記載する。このところで、実はフォントによって、文字幅が不揃いであったり、文字と文字の間があまり適当でないものがある。そのために、それぞれの文字の微調整を行う。


調整が完了したら、数字の0の処理を行う。0はオーにも読めるため、コールサインで用いる場合は、斜め線を追加する。この斜め線は、アウトラインで同色の線を引く。


それから、文字全体をアウトラインに変換し、斜め線も含めてグループ化する。
次にベベル機能を使って、文字の周りの縁取りを行う。すると、QSLらしく変わってくる。


また、今回はIOTAの番号AS-007を入れてみたい。Gifファイルは、IOTAのWebサイトのDownloadページで公開されている。これをQSLの好きなところにリサイズして、貼り付ければ完了。
こうして、簡単?にデザインが出来上がる。

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