アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

CQ WW WPX CONTEST CW 2019

今年もWPXコンテストに参加した。今年は、今一つの局数の取得であった。まずは、スコアは以下の通りである。

今年のコンデションは、14MHz以上が殆ど聞こえない。特に21MHzはアジア以外は入感せず、7MHzが中心のコンテストになった。日中の14MHzはノイズが高く、信号も全体的に弱く、やる気が出ない状態となった。昨年に比べて、局数はダウンしたものの、得点が高い7MHzでの局数が多かったので現時点では昨年よりもスコアは上回ったようだ。

時間レートでは、5月25日の初日は、18時ぐらいまで14MHzのJA中心の交信、18時以降は0時まで7MHz中心となった。5月26日は16時から14MHzで北米中心に交信、その後、少し、7MHzで交信した。3.5MHzはマルチ稼ぎでJAとの交信。5月27日は朝3時に起きて、7MHzでEU中心に交信を行った。
バンド別の交信は以下の通り。

7MHz、14MHzは全大陸と交信した。
詳細は以下の通り:
5月25日 9:00,14MHzから始める。他の周波数は殆ど交信相手がいないものと思われる。
JA,B,HLが主な相手、21MHzにもQSYしてみるが、聞こえるのはお隣中国だけである。10時半に、入院した母親の見舞いがあり、中断。午後もあまりに悪いコンデションにやる気が出ず、近くの温泉に出向いた。
帰宅後、ツイッターで7MHzのコンデションが良いとの情報があり、18時に7MHzから始める。交信状況は昨日のブログに掲載した通りで、北米からの強い信号が聞こえた。それで、北米を中心にカリブ海までも交信ができた。とてもコンデションがいい感じだ。
14MHzの運用が僅かなので、23時に14MHzにQSY。対象はもちろん、EU局であるが、昨年の強いQRMが発生したバンド内と全く異なり、信号が弱い。強い局がポツポツの状態。真夜中の7MHzに期待し、0時過ぎには打ち止め。
7MHzに夜中に出たかったが起きれず、結局6時に起床し、数局の近いEU局と交信ができたのみだった。信号が弱く、7MHzでの交信はとても難しい状況、6時過ぎ、14MHzへQSY。そこではCN局が非常に強く入感している。そして、そこにAF目当てのJA局が群がる(恐らくコンテスト不参加?局)。やはり、コンデションが悪く、乗り気にならず、7時半以降はQRT状態。
16時に、北米当たりの交信を目当てに、14MHzにQRVした。既に夏のコンデションとなっており、14MHzの北米は朝方でなく夕方以降に開けるみたいだ。北米西海岸を中心に交信。コンデションが悪いので、恐らく、東海岸は聞こえていない。
その後、21MHzを覗いてみるも、東南アジアがポツポツと聞こえるだけ。21MHzは成果が出ない。
故に、更なる局数の増加を期待し、早々に7MHzにQSY。7.034MHz付近で、CQランニング、JAを含め、多くの局から呼ばれる。ふと3.5MHzのマルチが欲しいと思い、18時頃に、いったん3.5MHzに移り、CQを出し、JA数局と交信、マルチ稼ぎをした。それから、21MHz,14MHzと移るが、あまりよくない。昨晩の寝過ごした不甲斐無さを胸に、早朝の7MHzでのEU交信が欲しいので、21時半に翌朝の早朝QRVのためにQRTし、就寝。
5月27日、3時に起床。携帯電話が鳴ったので何か?と思ったら、アラームを仕掛けていたようだ。
焦る気持ちを抑えながら、無線機の電源をONし、リニアアンプもONする。アンプのプリヒートが終わるまで、3.5MHz,14MHzも確認、何も聞こえてこない。一方、7MHzのバンド内はとても賑やかで、信号が強いEU局が沢山聞こえる。7MHzの低い当たりのバックグランドのノイズが気になるが、低い周波数から上へのゆっくり呼び続け、50局あまりのEU局と交信した。EU奥地の西欧は、信号が弱いが、それでもコールをすれば、反応があり、コンテストナンバーを数回送れば交信成立した。故に、聞こえる局の殆どは交信ができた。日の出時刻は、4時半頃、すなわち、日の出後30分程度がグレイラインパスの時間帯である。5時10分頃から、急にバンド全体の信号が弱くなってきた。それでも、その頃になると、イタリア、スペイン当たりの信号が浮き上がり、また、CN局もWkd出来た。
5時半頃に14MHzにQSY。ノイズも少なく、聞こえるEU局の信号は、結構な強さである。故に、呼べば、殆ど応答が返ってきた。残念な事?に、この時間帯は、EU局はJAが開けていると思わず、北米方面との交信を行っているようだ。故に、交信局数はそれほど多くはなかった。
6時を過ぎた時点で、コンテストを終了とした。


気づいたこと・気になったこと:

  • 普段コンテストに出ないJA局は、CW速度が遅く、22WPM以下。このコンテストでは遅すぎる速さ、相手はやきもきし、且つ、QRMやQSB下では取れなくなる。14MHzでのCN局には、多くのJAがオンフレでゆっくり呼んでいた。そのスキを狙って、コンテスト常連局は早いコードで交信を済ませていった。DXコンテストには少なくとも、25WPMを目指そう!
  • コンデション最低期なのだろう、今回は7MHz以外はまったくダメであった。7MHzは大きなアンテナが欲しい。(3エレ局と同時に呼んだとき、いつも負けた。ランニングするにも、3エレ+kWがあれば、もっと良い成果が得られたかも)。


なお、今回、QSOして頂いた各局に、ここで改めて御礼申し上げます。
FB DX & Contest !!

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