アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

3.5MHzの様相

CD78jrを上げて、漸く3.5MHz帯に少しアクティブにQRVすることが出来るようになった。CQ誌にも3.5MHz帯の紹介が時々行われているが、このバンドはSSBが使える最も低い周波数帯であり、混信とノイズが多い7MHzに較べて少し難しい感じのバンドかもしれない。
まず、3.5MHzの低い方のCWバンドでは、短点の連続信号が一定間隔で聞こえており、CWによるQSOはその間を用いることになる。DX局は3.515MHzから下に出てくるようである。また、3.520MHzから上は和文によるQSOが行われている。
SSBでは、3.538MHzから3KHz毎にチャネル化されたようにQRVしている。すなわち、3.538,3.541,3.544,3.547,3.550,3.553,3.556,3.559,3.562,3.565,3.568,3.571,3.574と13チャネルが存在している感じである。決まりではないが、これに準じた周波数で各局がQRVしているので、このバンドを初めてQRVされる方は、知っておいた方がよいと思われる。7MHzに較べて、アワードや移動運用ということを目的でQSOしている方は少ないようで、ラグチューに近い長めのQSOが行われる。どちらかと言えば、7.100MHz以上エリアの雰囲気がある。また、高出力のOMが多く、大きなアンテナとリニアアンプを用いて、しっかり針を振らしてくるOMが多い。そのため、QSOの内容もかなり難しい内容も多く、比較的のんびりした田舎のムードが漂うバンドである。
DXはというと、やはりかなり強い局が多く、アンテナのゲインが十分に稼げない分、出力と耳で勝負するような感じがある。私の設備では、DXとQSOしている相手局が聞こえない、またはノイズに埋もれている状態も多い。これは、相手局も同じようで、KW局が懸命に相手局にコールするところを聞くと、本当に厳しいローバンドの状況が分かる。

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