強い信号の局の特徴
4月6日は、ハイバンド、及び7MHzの状態があまり良く無かったので、3.5MHzにて久しぶりにCQを出した。すると、JS6***との呼びかけを聞き、信号はS9+20dB以上でまさか?と思いつつ、期待しつつ、QTHに注目した。案の定、沖縄からの呼びかけであった。沖縄のOMの信号は本当にずば抜けて強く、また、安定していた。確かに500W局でハイパワーの局ではあるけれど、ここまで強い信号は、近隣では聞こえなかった。
お話を伺うと、15m高のフルサイズのインバーデッドVだそうで、このアンテナで1.9MHzもほぼフルサイズで出られるとのこと。ロケーションは丘の上で、且つ、アンテナはきちんと調整されているとのことであった。
アマチュア無線をやっていると、やはり、自らの信号が相手に強く届いていると言われることは嬉しい。その要素は何かを考えてみた。昔、7MHzで夜、北海道、そして、九州からとても強い信号を送り込み、また、夜になると他局は海外からの信号の混信の渦に落ち込んでいる中、飛び抜けて、強い信号で入ってくる局があり、少し、憧れていた。
また、東京都内でありながら、コンパクトなアンテナで強い信号を送り込む方もいる。7MHzの国内に限ってであるが、以下のような局は強いと思う(かなり、勝手な考えであるが)。
- ハイパワー局(kW局は強い)
- アンテナを高く上げている局
- ビームアンテナを使っている局
- アンテナの調整をきちんと取っている局
ハイパワー局は当然と思えるが、実はビームアンテナを除き、ハイパワー局はアンテナの高さ、調整がきちんととれた局が多い。それは、電波防護指針である程度の高さが必要なこと、アンテナをきちんと調整しないと、インターフェアの原因になることから、きちんとしているはずである。また、勝手な考えかもしれないが、DXなどとQSOするため、ビームアンテナを使っているケースが高いとも言える。
ビームアンテナの威力はやはり大きいと思う。4月7日に、8エリアのOMがQRVされていたが、バンド内で最も強い信号(S9+40dB)であった。それゆえ、多くの局が呼びに回るのだろう。その方の設備は200W+2エレとのことで、50Wとの差は、6dB程度、Sメータで1程度のはず。でも、S9+10dBぐらいの局の中、その方の信号だけは30dBも大きかった。これは打ち上げ角や大地との相乗効果などがあるのだと思う。
そして、きちんと調整したアンテナを使うこと、効率よく電波を送るには、とても大切なことだと思う。