例年、参加させて頂いている４月末に行われるJARLのメジャーなコンテスト、ALL JAが今年も行われた。今年、私は７MHｚのみと参加とした。それは、日曜日の午前中は用事があるし、夜はしっかり眠ることを考え、オールバンド部門という過酷な部門は無理と判断。
今回の結果は、以下の通り。

QSO数は332、マルチは56という、このコンデション下でまぁまぁの値であった。
交信のグラフは以下の通り。

夜０時から６時まではしっかり眠った。また、午前中は１０時から用事があり、QRTし、夜夕食も家族ととった。私にとっては、あくまでも趣味の無線、家族、そして自分の生活を犠牲にしないことも重要である。
取得できなかったマルチは以下の通りである（薄い字は取得マルチ）。

北海道の日高地方、胆振地方、小笠原は致し方ないが、今回、隣県の新潟、そして、近くの福井が取れなかった。全般的に近くが聞こえないという今回の7MHzのコンデションを物語っている。
第１日目：
まず、２１時になっても、焦る気持ちを抑え、バンド内の状況を確認。こちらからは、8エリアや６エリアは強力に聞こえるが、他のエリアはスキップ状態で、信号がほとんど強くない。最初は、CWで聞こえる局をバンド下から順次交信。多くはないが、１エリアとの交信もできた。殆どは、ハイパワー局で聞こえる局だけである。SSBにも移ったが、８エリア以外はあまり交信できず、また、CWにて戻る。今回は、アンテナの向きを考えた。１エリア局は、全体的に北東に向けた方が強い。これは８エリアの方向である。一方、関西から西側は西南西に向けなければ、強くはならない。１エリアが北東から聞こえるのは、バックスキャッターの影響と思われるが、いずれにしても、私の２エレでは信号は強くならず、どちらかというと、この時間帯の大きなノイズに苦しむ。あまり、交信数は延びず、１日目を終わりにし、早々に就寝に入る。3.5MHzはきっと賑やかなのだろうけど、夜起きっ放しになると、日曜日の午前の用事が務まらない。
第２日目：
６時に起床。QRVは７時過ぎになった。でも、コンデションは相変わらずのようで、あまり乗り気にならない。一応、用事のある１０時直前までの運用。朝方は６エリアを中心とした、昨晩、交信できなかった方々との交信が中心。コンデションはすこぶる悪いようで、４エリアのスーパーステーションが聞こえるものの、信号は弱々しい。これでは飛ばず、聞こえずは当然のこと。CTESTWINとリグの連動が調子悪く、交信データが周波数マップに表示できず、更に、モードを変えても、連動せず、逆にCWモードからSSBモードに変更できない。リグ連動を切り離し、これからは手動で行う。
１２時過ぎに、用事から戻り、再び、参戦。SSBで３エリアがはっきり聞こえる。こちらから何度呼んでも、１エリア局に先に越されてしまう。誰も呼ばれなくなって、漸くなんとか取ってもらえた。何か、7MHz SSBで早朝、欧州を呼んでいる感じだ。３エリアからだと、こちらとの距離はそれほど差はないが、今日のコンデションは、その僅かな差が大きく信号強度に影響しているようだ。何か０エリアだけが、外されてしまった感じだ。すなわち、局数が多い１エリア、２エリア、３エリアとの状態はスキップ状態。１エリアと３エリアの間は交信が成立している状態。２エリアのコンテスタは５エリアから出ていたが、それは正解かもしれない。２エリアは、ほぼ、０エリアと同じだから。１エリアのkW局を何度もコールするも、まったく取ってもらえなかった。こちらには57程度で聞こえていたのだけど、３エリアが開けているとすれば、QRMに埋もれていたのだろう。
15時過ぎに、CWで交信していたら、どうも、１エリアが少し強くなってきた感じがした。すぐさま、SSBに移って、先ほど、全く取ってもらえない局が、59+40dBで入感していた。コールしたら、一発返事があった。１エリアが開いたので、１エリアなどの近県を中心に交信を始めた。しかし、このコンデションは２０分程度で終わり、以後、再び、上がることはなかった。最後の３０分間は、CWで、CTESTWINの送信機能は使わずに、自らパドルで交信した。28WPM程度の設定で、自分の指で操作するのは、とても楽しい。以外にも、多くの局からコールされた。一番、充実したひとときであった。しかしながら、結果をみて、今回は、期待していた結果にはならず、予想通り、あまり芳しくない結果となった。こんなとき、心の中で、「参加することに意義あり！」がコダマのように聞こえてくる。

気になった点：
・夕方になると、バンド内がガサガサいう。特に、PRE-AMPをONとするとひどい。もしかすると、高級機になるとガサガサはないのだろうか？是非、高級機を使っている方に聞きたい。

QSLカードは、希望される方、そして、お送りくださった方には送付する予定。eQSLへの交信ログのアップロード、JARLへのログ提出は完了。
今回、交信して下さった多くの方、また、交信に至らずも呼んで下さった方、本当にありがとうございました。