アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

ARRL DX CW Contest 2019

2月16日9:00~2月18日8:59まで春のDXコンテストの先駆けとなるARRL DXコンテストCW部門が行われた。私は、初日の14MHzに参加、また、途中で3.5MHzにも参加したが、十分に行ったとは言えず、今回は、7MHzのシングルバンドのみの参加に変更しようと思う。1kWにQRO後、初めてのARRL DXコンテストへの参加で、初めてkWであることをコンテストナンバーで表明したものでもある。
14MHzや3.5MHzで何故エントリーしないかというと、14MHzは初日の1時間のみの運用で、日曜日の朝はQRVできなかった。3.5MHzはというと、ほとんどQSOに至らなかったため・・・である。21MHzやそれ以上の周波数は、全然ダメみたいである。
7MHzモノバンドのスコアは以下の通り。

合計で103QSO,マルチは21という値である。交信レートグラフは以下の通り。

初日の朝方1時間ほどが14MHz、17時頃から7MHzを聞き出し、CQ局を主に呼ぶ。そして、日曜日は16時まで運用しない。21時以降から、CQランニングをはじめ、0時近くまで交信を続けた。
さて、ARRLコンテストは、他の局と信号差を比べるのには、非常に良いコンテストである。日本から、同じ方法にあり、CQも連続して出すし、RBNのSkimmerが適当なものがあるためである。

上図は、RBNで当日、聞こえていたkW局をRBNの比較ツールで確認してみた。Skimmerは北米カルフォルニアにある。時間経緯を確認すると、既にUTC7時(JST16時)には聞こえはじめ、次第にコンデションが上向き、UTC14時(JST23時)頃が一番コンデションが良くなったようだ。私が感じるSNRでは、30dB程度であれば、599に到達しており、45dBとなるとS9+10dB以上の信号となっていると思われる。
これらのコンテスト参加局で上側にある2局は、コンテスト常勝局、ロケーション、アンテナ設備共にJAでは有数な局である。一方、私を含めての他局は2エレ程度、ちなみに水色のJG6**局はおそらく40mBand専用の2エレを使っている。すなわち、どんぐりの背比べ、コンデションや地域性が影響するところと思われる。特に、私の場合は、ロケーション面では東方面はNGであるため、それを差し引いても善戦した結果だった。

確かに、UTC12時(JST21時)以降は、CQによるランニングを続けるようになり、北米東海岸を含む多くの局からコールを頂いた。翌朝は月曜日で、仕事に差し支えないように0時過ぎにQRTしたが、このコンデションであれば、午前2時程度まで善戦できたのかもしれない。
なお、7MHzはQRMが激しい。559程度で入っている北米局を200Wにしたら、QRZ?となって、交信が成立しなかった(リニアのウォームアップ時の呼び出し)。1kWにQROしたら、直後にフルコールでとってもらった。また、200W局が苦しんでいる相手に対して、呼びかけたら、フルコールで直ぐにコールバックがあった。このQRMの中での7dBの増加には、非常に恩恵があった。聞こえていれば、ほぼ、取ってもらえる。CQのときは、逆に殆どカスカスな局からもコールされた。QSBとQRN(無線機の性能によると思う)の最中、このようなギリギリの信号をきちんと取れる耳が欲しいと感じた。
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