アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

2019年1月21日の夜(7MHz CW)

今までDXコンテストなどを通して、特に朝方日が昇る前後の時刻に、7MHzや3.5MHzでEU局などのDX局が異常に信号が強くなることを経験してきた。いわゆる「グレイラインパス」と呼ばれるものである。
今晩は、私に対してEU局を感じるように、私がEU局と同じ状態となる場面を経験した。すなわち、北米局側からみたJAの信号である。13:36UTC(22:36JST)において、北米ビームで7.016MHzにてCQを連呼した結果、北米局から呼ばれた。それも、立て続けに。呼ぶ北米局の信号はすべて599、中には40dB Overで入感することもあった。これは異常伝搬といっても過言でないグレイラインパスの状況であると思われる。
RBNを用いて、当方の信号が受信されたケースをいかに表す。

13:46UTCにW7HRでの受信信号は、なんと43dBに到達した。この前後の信号をW7HRで記録されていた。

上表は、RBN Toolを用いて確認した状況であるが、本当にスポット的に強い信号が得られている。しかも、後の方の急速な悪化・・・グレイラインパスの特徴なのかもしれない。そのころの時間帯における夜の部分は以下の通りである。

丁度、コンデションが上昇したのは薄暮のころ、グレイラインパスが働いたものと判断する。聞くところによれば、グレイラインパスは、F層に太陽光が直接当たり、E層、D層にはまだ太陽光が届かない僅かな時間と聞いている。太陽光によりF層の電子密度は急激に上昇する。コンデションが上昇、しかし、次第にE層、D層も光が当たるようになると、7MHzの信号が減衰を始める。
グレイラインは移動してくるので、自分に都合のよいエリアを選択して試してみてほしいと思う。

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