アマチュア無線家JH0ILLのつぶやき

ある日、突然、アマチュア無線を再び、やってみようと思い付き、十数年ぶりに再開した無線局のつぶやき。

最近のコンデションに思うこと

11月になって、コンデションは秋というよりも、冬になったように思う。実際、冬至まで約1ヶ月近くになり、日の出時刻がかなり遅くなった。週末の昼間にハイバンドを覗いてみると、国内外共に殆ど聞こえない。14MHzは夕刻のロングパスが聞こえ、更に非常に短い時間のショートパスに切り替わる。そして夕刻には、7MHzでEUがロングパスで入感してきている。
このように、お空の様相が大分変わってきた。SSNは相変わらずであり、現状を受け入れるとすれば、国内QSOは3.5MHzを中心とした運用、DXというと、朝と夕刻の短時間の14MHzと夜間帯のローバンドとなるだろう。
来週には、全世界での最大とも言えるコンテスト、CQ WW DXのCW部門が開催される。SSB部門に比べて、確実に効率的で且つ小電力でチャンスがあるから参加される方も多いだろう。私も、たとえローバンドで設備が貧弱でも多くのEUとQSO出来るので期待している。
この週末、それなりにバンド内の状態を探り、且つ、その前戦となるLZ DXコンテストにも短時間だが参加してみた。
7MHzはZY6Vが夕方に強い信号で14MHz、7MHz共に入感。アフリカも強く入るようになった。また、14MHzのショートパスは19時ぐらいでおしまい。14MHzは日の入りまでが勝負のようだ。7MHzは、夕方のロングパス、中南米を確保する。それ以降は北米と東南アジアを攻め、22時以降になる東欧のパスを待つ。東欧がオープンしたら中近東や南アジアを取りながら夜中の1時頃まで呼ぶ。この時刻を過ぎると、応答率が低下するので避け、朝5時過ぎから聞き出す。QSO出来るところは取って、出来ない局は記録に残す。
ここでは無理しない。グレイラインパスがあるからだ。過去に50Wの時も、西欧の深くまで、グレイラインパスでQSOが出来た。信号強度が10〜20dB程度も上昇する最高の時間が日の出時刻前後に訪れるはずだから。ただ、LZコンテストでは、未だ信号が強くない時間帯でも、コールバックがあった。さすがkwである。
このグレイラインパスは、日の出時の太陽の影響でF層の電子密度が上がり、且つまだ太陽が当たらないD層が不活なために最高の飛びを与えてくれる時間帯なのである。この時間を一度過ごすと、恐らくローバンドのDXはやめられなくなるだろう。この時刻は周波数が低い程、顕著と聞く。
さて、7時を回り、7MHzの信号強度が低下したら、14MHzにQSYする。コンデションがよければ、北米東海岸とカリブ海が出来るかもしれない。
ローバンドのCWとなれば、設備面の強化も必要だ。アンテナはより大きく、より高いものがいい。無線機なら、高級機が欲しくなる。昨晩、夜にカリブ海局が聞こえたが、私の無線機では、ノイズが強く明瞭度が上がらない、いい無線機なら、可能なようだ。

×

非ログインユーザーとして返信する